SDGsとは

  • SDGs(持続可能な開発目標)とは何か?

    最近、よく聞くようになった「SDGs(エスディージーズ)」という言葉。
    「SDGs」という言葉は知っているけど、説明はできないかも、という人も多いのではないでしょうか。
    それもそのはず、日本でのSDGs認知度は27%とまだまだ低いのが現状です。

    ここではあらためてSDGsとはなにか、SDGsが掲げている目標を簡単にSDGsfanでご紹介します。

    「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、
    2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、
    国際社会共通の目標です。

    SDGsは「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。
    アイコンとともに、それぞれを見てみましょう。

    Sustainable Development Goals

    • 貧困をなくそう
    • 飢餓をゼロに
    • すべての人に健康と福祉を
    • 質の高い教育をみんなに
    • ジェンダー平等を実現しよう
    • 安全な水とトイレを世界中に
    • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
    • 働きがいも経済成長も
    • 産業と技術革新の基盤をつくろう
    • 人や国の不平等をなくそう
    • 住み続けられるまちづくりを
    • つくる責任つかう責任
    • 気候変動に具体的な対策を
    • 海の豊かさを守ろう
    • 陸の豊かさも守ろう
    • 平和と公平をすべての人に
    • パートナーシップで目標を達成しよう
    • SDGs

    SDGs目標1「貧困をなくそう」(Goal 1:No poverty)
    SDGs目標2「飢餓をゼロに」(Goal 2:Zero hunger)
    SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」(Goal 3:Good health and well-being)
    SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」(Goal 4:Quality education)
    SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」(Goal 5:Gender equality)
    SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」(Goal 6:Clean water and sanitation)
    SDGs目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」(Goal 7:Affordable and clean energy)
    SDGs目標8「働きがいも経済成長も」(Goal 8:Decent work and economic growth)
    SDGs目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」(Goal 9:Industry, innovation, infrastructure)
    SDGs目標10「人や国の不平等をなくそう」(Goal 10:Reduced inequalities)
    SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」(Goal 11:Sustainable cities and communities)
    SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」(Goal 12:Responsible consumption, production)
    SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」(Goal 13:Climate action)
    SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」(Goal 14:Life below water)
    SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」(Goal 15:Life on land)
    SDGs目標16「平和と公正をすべての人に」(Goal 16:Peace,justice and strong institutions)
    SDGs目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」(Goal 17:Partnerships for the goals)

    貧困や飢餓、ジェンダー平等や経済成長、気候変動など、
    今、世界的に抱えている課題を包括的に掲げられていることが分かりますね。

    SDGsは、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げられています。
    今の世界を未来に引き継ぐための普遍的な目標として、
    「誰も置き去りにしない」ということを基本理念にしています。

5つの「P」で考えるSDGs

SDGsの17の目標がありますが、それをさらに5つのキーワードで考えると、
理解しやすくなります。

この5つのPは「人間生活(People)」、「豊かさ・繁栄(Prosperity)」、
「地球環境(Planet)」「平和(Peace)」、「協働(Partnership)」の5つのカテゴリ-の頭文字をとっており、
17の目標をカテゴライズしています。

5つの「P」で考えるSDGs
  • PEOPLE

  • 人間生活(People)

    あらゆる形態と次元の貧困と飢餓に終止符を打つとともに、すべての人間が尊厳を持ち、平等に、かつ健全な環境の下でその潜在能力を発揮できるようにする(目標1、2、3、4、5および6)。

    • 貧困をなくそう
    • 飢餓をゼロに
    • すべての人に健康と福祉を
    • 質の高い教育をみんなに
    • ジェンダー平等を実現しよう
    • 安全な水とトイレを世界中に
  • PROSPERITY

  • 豊かさ・繁栄(Prosperity)

    すべての人間が豊かで充実した生活を送れるようにするとともに、自然と調和した経済、社会および技術の進展を確保する(目標7、8、9、10および11)。

    • エネルギーをみんなにそしてクリーンに
    • 働きがいも経済成長も
    • 産業と技術革新の基盤をつくろう
    • 人や国の不平等をなくそう
    • 住み続けられるまちづくりを
  • PLANET

  • 地球環境(Planet)

    持続可能な消費と生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動への緊急な対応などを通じ、地球を劣化から守ることにより、現在と将来の世代のニーズを充足できるようにする(目標12、13、14および15)。

    • つくる責任つかう責任
    • 気候変動に具体的な対策を
    • 海の豊かさを守ろう
    • 陸の豊かさも守ろう
  • PEACE

  • 平和 (Peace)

    恐怖と暴力のない平和で公正かつ包摂的な社会を育てる。平和なくして持続可能な開発は達成できず、持続可能な開発なくして平和は実現しないため(目標16)。

    • 平和と公平をすべての人に
  • PARTNERSHIP

  • 協働(Partnership)

    グローバルな連帯の精神に基づき、最貧層と最弱者層のニーズを特に重視しながら、すべての国、すべてのステークホルダー、すべての人々の参加により、持続可能な開発に向けたグローバル・パートナーシップをさらに活性化し、このアジェンダの実施に必要な手段を動員する(目標17)。

    • パートナーシップで目標を達成しよう

SDGs fan では、この5つのキーワードからトピックスを配信します。

SDGsは、特別なものとしてではなく、「自分ごと」として捉え、
毎日の中にできるだけ取り入れていくことが大切です。

資料:国際連合広報センター 2030アジェンダ