MiniBle i
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ペットボトル1万7000本相当の年間節水に 毛穴の汚れも落とすマイクロバブルシャワーヘッド「MiniBle i」開発者インタビュー

【#7 SDGs fanレポート】毛穴の汚れも落とすマイクロバブルシャワーヘッド「MiniBle i」開発者インタビューを行いました ご覧下さい Makuakeにて資金調達も行っています

MiniBle(ミニブル)とは、台湾を拠点に新技術の研究を行ってきたHerherS(ハーハーズ)が開発したマイクロバブル関連商品です。2018年に第一代マイクロバブル発生器「MiniBle」を発表し、これまで台湾では合計3万世帯に設置されてきました。MiniBleファンの声を元に開発されたシャワーヘッド「MiniBle i(ミニブル アイ)」は、2020年日本に先駆け台湾市場でクラウドファンディングが行われ、累計約8000台を販売しました。ご家庭のシャワーヘッドを取り換えるだけで、節水、浄水、美容効果を叶えてくれる理想の一台です。

そんな「MiniBle i」が日本のクラウドファンディングサイトMakuakeにて資金調達したところ、目標金額を大幅に上回り成功し、サポーターは427人となります。そんな「MiniBle i」は日本国内では7月頃に発送されます。

SDGs fanは「MiniBle i」の開発者に話を聞いてみたのでご覧ください。



記者 「Minible i」を数日使い優しいながらもちゃんとした洗浄力に驚きました。この洗浄力を出すにはどのような努力や技術がありますか?

―― 「MiniBle i」は開発に3年近くかかりましたが、その過程でさまざまな困難に遭遇し、一時は諦めようと思ったこともありました。 最も苦労したのは、理想の構造を量産化することでした。「MiniBle i」は体験価値を重視するため、散水板の目を細かく密集して配列する設計にしましたが、水の洗浄力を高めるマイクロバブルを発生させるには、吸気パネルの目と穴の場所を精確に一致させる必要がありました。 当時、多くの工場や加工会社を訪問しましたが、どこも「技術が精密すぎて、いい仕事ができる自信がない」という理由で断られました。幸いなことに、台湾では数少ない経験豊富な加工会社が見つかり、困難を突破して「MiniBle i」を量産に持ち込むことができました。

記者 先行して大手がシャワーヘッドを出していますが、今シャワーヘッドに参入しようと思ったのは?

―― HerherSチームのコアコンセプトは「環境に良い影響を与える」ことです。マイクロバブルという技術を使って、人々の生活をより便利にすると同時に、環境への負荷を軽減したいのです。環境のことを考える際、私たちは日常的に使う「水」を出発点としています。 マイクロバブルのシャワーヘッドは、弊社最初の製品であるマイクロバブル発生器が誕生するずっと前から構想していましたが、シャワーヘッドのマイクロバブル技術には問題点が多かったため、実現したのは近年になってからでした。
最初の製品であるマイクロバブル発生器MiniBleは台湾のクラウドファンディングで大ヒットし、サポーター様から「MiniBleマイクロバブル発生器を使ったら肌の調子が良くなった」、「ぜひシャワーヘッドも開発してほしい」という声を多くいただきました。 創業者自身も敏感肌であったため、シャワーヘッドの必要性を身にしみて感じていました。そうした声に刺激され、より多くの敏感肌の方のためになるマイクロバブルシャワーヘッドの製品化を何としてでも実現しようと心に決め、「MiniBle i」は誕生しました。
実際、一般のデパートで売られているベーシックなシャワーヘッドから、海外から輸入された高価格のシャワーヘッドまで、それぞれのシャワーヘッドに全てユーザー層があり、非常に競争の激しい市場となっているのは確かです。 シャワーヘッドを選ぶのは、『ハリー・ポッターの魔法の世界』で杖を選ぶ時のように、「ベストなものなんてない。最もふさわしいものだけがある」のです。「MiniBle i」が業界最高のシャワーヘッドであるとは、あえて言いません。 最高の定義づけはとても難しいですが、肌が敏感な方、生活の質を重視する方には、「MiniBle i」は最適なシャワーヘッドであると信じています。

記者 私はシャワーヘッド好きでグローエやアラミックなどを使ってきましたが、本体が軽くて持ちやすかったです。軽さにはこだわったのでしょうか?

―― 軽量で丈夫なABS素材を選びましたが、敏感肌の方は塩素に弱いので、ハンドル内に脱塩素ボールを入れ、軽さを犠牲にしています。軽さにこだわらなかった訳ではありませんが、前述の通り、私たちは「機能面を重視する」シャワーヘッドにしたかったのです。

記者 Makuakeの目標金額も3,320,960円(1660%)と大成功のようでしたが、ここまで成功すると思っていましたか?

―― ご支援くださったサポーターの皆様、誠にありがとうございます。1日でも早くサポーターの皆様の元へ商品が届けられますようチーム一同努力して参ります。

記者 専用フィルターがありますが、これを使うことによる効果は?

―― 3層式フィルターは、主に台湾の水事情を想定したもので、水源や配管が日本ほど清潔ではなく、配管に不純物が混入している家庭や、砂が多く含まれる地下水につながっている地域もあります。入浴が本当の意味での身体の浄化になるように、できるだけ環境にやさしい方法でサポーター様の水質を改善したいと考え、お手入れをすることで再使用可能なフィルターを実現しました。 また、あるサポーター様は「MiniBle i」を使い始めて1週間ほど経った頃、シャワーヘッドから出る水の量が減っていることに気づき、シャワーヘッドを分解してみると、フィルターにたくさん砂が引っかかっていたそうです。自宅でシャワーを使い始めて10年間も気づいていなかったことに、「MiniBle i」を使い初めて気づかれたそうです。



記者 今後も「Minible i」はシャワーヘッドをリリースしていくと思われますが、どのように展開していくのでしょうか?

―― 日本の水質は台湾よりもずっと良いのですが、シャワーヘッドの使い方には、吐水モードの切り替えや止水ボタンなど、まだまだ違いがあります。
HerherSチームはマイクロバブルがお届けする美しい暮らしもっと多くの皆さんに体験してもらうため、現在日本の使用習慣に合ったマイクロバブルシャワーヘッドの開発を計画しています。マイクロバブルの良さを各家庭にお届けし、これからも高品質で便利な製品を開発して皆さんの生活を応援したいと考えています。将来的には、クラウドファンディングのプラットフォームで製品を発表することも考えられますし、もちろん、さまざまなコラボレーションの可能性もあるかもしれません。

また「Minible i」は最大37%の節水効果もあり、年間10,950リットル、ペットボトルにして17000本に相当する水を節約可能となっています。
もちろん水の勢いは衰えるどころか、マイクロバブルにより毛穴の汚れまで落としてくれるというすぐれもの。シャワータイプをより充実させたい人はこの「Minible i」を検討してみてはどうでしょうか。

Makuakeプロジェクトページ:
https://www.makuake.com/project/minible_i/
※プロジェクトは2022年3月23日(水)14時より公開中。
■製品スペック
・製品名:塩素除去マイクロバブルシャワーヘッド
・グリップねじ種類:G1 / 2
・使用水量:9~16L/分
・使用水温:10~50℃
・主な材質:ABS、シリコン、ステンレス
・本体寸法:約98.6×42.8×260(mm)
・本体重量:約180g
・メーカー名:Herher Synergy Corp.
・生産国:台湾

■製造メーカー:Herher Synergy Corp.
HerherSは、「人々の生活の向上」と「環境保護」を同時に実現する商品を設計することを目指し、2017年10月に台湾に設立された企業です。
2020年日本に先駆け台湾市場でクラウドファンディングが行われたシャワーヘッド「MiniBle i」は、累計約8,000台の販売実績を実現。その後も MiniBleシリーズは台湾で愛され続け、累計3万世帯に設置されました(2022年1月時点)。

■運営チーム:uDesign(ユーデザイン)
uDesignは2017年台湾を拠点に立ち上げられた、株式会社uniicreativeが運営するECサイトです。
2019年より台湾、日本、アメリカなど、世界各地でクラウドファンディング事業を行い、プロジェクト総実施件数は100件を超え、10万人以上のサポーター様からご支援いただきました。台湾と海外を繋ぐ、グローバルなECプラットフォームを目指しています。

■商品に関するお問合せ先
uDesign(運営会社:株式会社uniicreative)
メールアドレス:makuake@uniicreative.com
担当:輔田(商品企画)
電話番号:070-9018-5901
Facebook :https://www.facebook.com/uDesign.Japan
Twitter:https://twitter.com/uDesign_Japan
Instagram:https://www.instagram.com/udesign_japan/



SDGs目標12「つくる責任つかう責任」とありますが、そもそも具体的にはどういったことなのでしょうか?

国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標12. 持続可能な生産消費形態を確保する
12.1 開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。
12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。
12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。
12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
12.6 特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。
12.7 国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。
12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフ スタイルに関する情報と意識を持つようにする。
12.a 開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。
12.b 雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。
12.c 開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境 への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。