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BCG、BCGヘンダーソン研究所の日本拠点となる BHI Japan を設立 経済成長とWell-beingの両立に向けた日本の優先課題

経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループは、新たなビジネスアイデアを研究するグローバル組織「BCGヘンダーソン研究所」の日本拠点、BHI Japanを2022年7月20日に設立しました。

日本は現在、少子高齢化、産業界におけるグローバル競争力の低下など、さまざまな課題を抱えています。BHI Japanは、そうした状況下にある日本の成長力とウェルビーイングの両側面を飛躍的に高めていくために、個々の企業や産官学が連携して取り組むべき重要なアジェンダについて研究してまいります。まずは課題先進国日本が、これまでの「失われた30年」を抜け出し、経済成長とウェルビーイングを高いレベルで実現させ、次の30年後に「理想的な2050年」を迎えるための優先課題を考察します。また、その課題解決策のひとつとしてBHI Japanは今後の重要なメガトレンドとなるメタバースに着目し、高齢化社会におけるメタバースの活用など、その可能性について研究します。



BHI Japanの研究に関連するさまざまなソートリーダー(thought leader)たちと協働・討議しながらインサイトを創出し、日本および世界に発信します。国内でご活躍されている方々をはじめ、海外のソートリーダーとも協業し、最先端の知見を研究に反映します。BCG Japanとも連携しつつ、産官学のコラボレーションを通じて実際的な課題解決に貢献します。



グローバルBHIでは、リーダーが次のゲームを形作るのにお役立ていただけるよう、ビジネス、テクノロジー、科学、経済学など広範な分野に基づく革新的なインサイトを探求しています。BHI Japanはその中から、日本のビジネスリーダーや第一線でご活躍されている方々にとって特に有用な研究や、関心の高い研究を選択し、お届けします。



苅田 修 マネージング・ディレクター & シニア・パートナー
BCGヘンダーソン研究所(BHI) フェロー、BHI Japanリーダー。BCGマーケティング・営業・プライシンググループ、ヘルスケアグループ、および消費財・流通・運輸グループのコアメンバー。医療機器セクターの北東アジアリーダー。
東京大学経済学部卒業。ノースウェスタン大学ケロッグ校経営学修士(MBA)。株式会社日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)を経て現在に至る。



BCGは、ビジネスや社会のリーダーとともに戦略課題の解決や成長機会の実現に取り組んでいます。BCGは1963年に戦略コンサルティングのパイオニアとして創設されました。今日私たちは、クライアントとの緊密な協働を通じてすべてのステークホルダーに利益をもたらすことをめざす変革アプローチにより、組織力の向上、持続的な競争優位性構築、社会への貢献を後押ししています。
BCGのグローバルで多様性に富むチームは、産業や経営トピックに関する深い専門知識と、現状を問い直し企業変革を促進するためのさまざまな洞察を基にクライアントを支援しています。最先端のマネジメントコンサルティング、テクノロジーとデザイン、デジタルベンチャーなどの機能によりソリューションを提供します。経営トップから現場に至るまで、BCGならではの協働を通じ、組織に大きなインパクトを生み出すとともにより良き社会をつくるお手伝いをしています。
日本では、1966年に世界第2の拠点として東京に、2003年に名古屋、2020年に大阪、京都、2022年には福岡にオフィスを設立しました。
https://www.bcg.com/ja-jp/



BCGの戦略シンクタンクとして、アイデア創出に有効なテクノロジーを活用し、ビジネス、テクノロジー、科学分野からの新しい価値あるインサイトを探求・開発しています。ビジネスリーダーを巻き込んで、ビジネスの理論と実践の境界線を広げ、ビジネス内外から革新的アイデアを取り入れるための刺激的なディスカッションや実験を行っています。
https://www.bcg.com/ja-jp/bcg-henderson-institute



BHIは現在香港、シドニー、北京、モスクワ、ドバイ、ムンバイ、フランクフルト、パリ、ロンドン、ボストン、ニューヨーク、シカゴ、メキシコシティ、サンフランシスコなどの拠点がありますが、BHIの2番目の地域拠点としてBHI Japanを東京に設立しました。

設立の背景
目的:ソートリーダシップを推進する拠点を日本に設け、新たな価値創造と価値提供を推進すること。
・日本における研究、グローバルBHIの研究を通じて日本に貢献
・日本における研究を通じて、グローバルに貢献



BHI Japanの調査により恋愛や結婚にまつわる若者の現状と価値観が明らかになりました。
その結果は以下の通りです。

交際未経験:40%
恋人が欲しいと思わない:59%
結婚したいと思わない:71%
子どもを1人も欲しいと思わない:37%
親と同居している割合:50%
配偶者と楽しく会話が出来る割合:58%
2人以上の子どもを持つ専業主婦の割合:54%