Yahoo! MAP、Yahoo!カーナビ、Yahoo!乗換案内
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Yahoo! MAP、Yahoo!カーナビ、Yahoo!乗換案内 検索したルートのCO2排出量を確認し環境に優しいルートが選択できる機能を提供開始

ヤフー株式会社が提供する地図アプリ「Yahoo! MAP」とカーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」、乗換検索アプリ「Yahoo!乗換案内」(iOS版、Android版)は2月15日、検索したルートのCO2排出量を確認し、環境に優しいルートが選択できる機能を提供開始しました。

近年、世界的な異常気象や災害の発生に伴い気候変動への意識が高まる中政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言し、業界を問わずさまざまな企業や団体、行政などが脱炭素に向けた取り組みを進めています。
国土交通省の調査(※1)によると、日本のCO2排出量のうち自動車や鉄道などの「運輸部門」が占める割合は約2割となっており、企業や団体、行政だけでなく、個人の移動などといった日々の暮らしにおいて一人ひとりがCO2排出削減を意識することも大切であることがうかがえます。
また、「国土交通白書 2022」(※2)では、「脱炭素化に向けて多くの人々が長期的かつ継続的に取り組んでいくためには、日々の生活に脱炭素の視点が効果的かつ持続的に取り込まれていくことが必要である」としています。
Yahoo! JAPANはこのような背景を踏まえ、多くのユーザーが移動する際に日常的に利用しているサービスを通じてCO2排出量を表示することで、ユーザーのCO2排出に対する意識を醸成したいという思いから、本機能の提供を開始しました。



ユーザーは2月15日より、「Yahoo! MAP」「Yahoo!カーナビ」で自動車での移動ルートを検索し表示される「おすすめ」「高速優先」「一般優先」(※3)などそれぞれのタブで、ルートの距離や勾配などの情報をもとに計算されたCO2排出量を確認できます(※4)。日ごろからCO2排出量を意識できるとともに、「今日は急いでいないから環境に優しいルートで移動する」など、実際にCO2排出量が少ないルートで移動できます。また、「Yahoo!カーナビ」では、自動車の重量や、ガソリン車・ハイブリッド車などの車種(エンジン区分)を設定することで、より実態に近いCO2排出量を確認できます。さらに、ユーザーの車種を「マイカー登録」(※5)することで、自動的に実態に近いCO2排出量を計算し表示するだけでなく、車種に応じた燃費や、移動距離、ガソリン価格の情報をもとに、そのルートを移動した際のガソリン代も確認できます。



「Yahoo!乗換案内」では、表示される各経路のCO2排出量に加えて、その経路を自動車で移動した場合の排出量との差分も併せて表示することで「電車で移動したことでどれくらいCO2排出の削減に貢献できたか」まで確認できます(※6)。また、最もCO2の排出量が少ないルートには「ECOマーク」が掲出されるため、ユーザーは環境に優しい経路をひと目で確認でき、日ごろからCO2排出量を意識することが可能です。なお本機能は、「Yahoo! MAP」で移動手段を電車に設定した際にも利用でき、さらに、「フライトタブ」を選択することで、飛行機で移動した際のCO2排出量も確認できます。



「情報技術のチカラで、日本をもっと便利に。」をミッションに掲げるYahoo! JAPANは、持続可能な社会の実現に向けて、地球温暖化対策を目的とした気候変動問題への取り組みを推進するとともに、移動にまつわる3サービスを通じて、CO2排出の削減意識の向上に取り組んでいきます。

※1:国土交通省 運輸部門における二酸化炭素排出量(外部サイト)
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_tk_000007.html
※2:国土交通白書 2022(外部サイト):
https://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/r03/hakusho/r04/html/n1321000.html



<車で移動する場合>
1.「Yahoo! MAP」もしくは「Yahoo!カーナビ」を起動する
2.目的地を検索することで、「おすすめ」「高速優先」「一般優先」(※3)など、それぞれのタブでCO2排出量(※4)が表示される
※「Yahoo!カーナビ」では、設定画面から「CO2排出量の表示」をタップし、重量、車種の分類を選択する、もしくは「マイカー登録」(※5)することで、より実態に近い排出量が表示されます。

※3:「Yahoo! MAP」の表示例です。「Yahoo!カーナビ」では、「高速」「一般」などと表示されます。
※4:住友電工システムソリューション株式会社の技術提供を受け、ルートの距離や勾配などの情報をもとに計算された参考値です。
※5:ユーザーが所有する自動車の情報を登録することで、車両の年式や走行距離、オイル交換などのメンテナンス日などといった車両情報の管理に加え、関連する最新ニュースやクーポン情報などが閲覧できる機能です。

<電車で移動する場合>
1.「Yahoo!乗換案内」もしくは「Yahoo! MAP」を起動する
2.出発地と目的地を入力し検索すると、最もCO2排出量が少ない経路に「ECOマーク」が掲出される
3.各経路の詳細をタップすることでCO2排出量が表示される(※6)
※「Yahoo!乗換案内」では、その経路を自動車で移動した場合の排出量との差分(自動車で移動した場合のCO2排出量―電車でのCO2排出量)も併せて表示されます。
※「Yahoo! MAP」では、「フライトタブ」を選択することで、飛行機で移動した際のCO2排出量も確認できます。

※6:株式会社ヴァル研究所の技術提供を受け、各輸送機関から排出される二酸化炭素の排出量や輸送量などの情報をもとに計算された参考値です。各輸送機関から排出されるCO2排出量は国土交通省の公開情報に基づいており、再生可能エネルギー由来の電力等を使用している交通機関は考慮されていません。



SDGs目標13は「気候変動に具体的な対策を」とありますが、そもそも具体的にはどういったことなのでしょうか?

国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標 13. 気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる*

13.1 すべての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。
13.2 気候変動対策を国別の政策、戦略及び計画に盛り込む。
13.3 気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する。
13.a 重要な緩和行動の実施とその実施における透明性確保に関する開発途上国のニーズに対応するため、2020年までにあらゆる供給源から年間1,000億ドルを共同で動員するという、UNFCCCの先進締約国によるコミットメントを実施するとともに、可能な限り速やかに資本を投入して緑の気候基金を本格始動させる。
13.b 後発開発途上国及び小島嶼開発途上国において、女性や⻘年、地方及び社会的に疎外されたコミュニティに焦点を当てることを含め、気候変動関連の効果的な計画策定と管理のための能力を向上するメカニズムを推進する。