植物由来のバイオエンプラ「DURABIO」がパナソニックのワイヤレスイヤホンに採用
三菱ケミカルグループの植物由来のバイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO™(デュラビオ™)」が、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションズ株式会社の「Technics 完全ワイヤレスイヤホン EAH-AZ80」に採用されました。
三菱ケミカルグループ※1 の植物由来のバイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO™(デュラビオ™)」が、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションズ株式会社の「Technics 完全ワイヤレスイヤホン EAH-AZ80」に採用されました。本製品は2023年6月15日より販売されており、イヤホンでのDURABIO™の採用は初めてです。
※1 三菱ケミカルグループは、三菱ケミカルグループ株式会社とそのグループ会社の総称です。
DURABIO™は、再生可能な植物由来原料「イソソルバイド」を用いて作られるバイオエンプラで、枯渇資源である石油の消費量を削減できるうえに、原料となる植物が成長過程で二酸化炭素を吸収するため、温室効果ガスの低減にも貢献できる素材です。耐衝撃性、耐傷付き性に優れ、自動車の内外装部品、光学・電子デバイス部材、日用雑貨など幅広い分野へ展開が進められています。
「Technics 完全ワイヤレスイヤホン EAH-AZ80」は、人間工学が導き出した独自の形状で、快適な装着感が実現されており、イヤホン本体と充電ケースのプラスチックの約45%にDURABIO™が使用されています。DURABIO™は透明性が高く、透過する光の歪みが少ないといった光学特性に優れ、美しいデザインを表現できます。発色性も良く、今回のイヤホンの一部は、顔料による着色のみの仕様で高級感のある風合いを表現しており、植物由来の素材を使いながら、高いデザイン性を実現しました。
ご参考:「Technics 完全ワイヤレスイヤホン EAH-AZ80」製品サイト
https://jp.technics.com/products/tws/az80/design.html
国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標 7. すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
7.1 2030 年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。 7.2 2030 年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。 7.3 2030 年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。 7.a 2030 年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率及び先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究及び技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。 7.b 2030 年までに、各々の支援プログラムに沿って開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、内陸開発途上国のすべての人々に現代的で持続可能なエネルギーサービスを供給できるよう、インフラ拡大と技術向上を行う。