審査員と採択された5チームの集合写真
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絵本300冊が東京都板橋区の子どもの居場所へ。区との連携事業「小さな絵本館×こどもえほんだなプロジェクト」開始以来、最大規模の寄贈が実現しました

株式会社絵本ナビは、絵本を必要としている東京都板橋区内の子どもの居場所と、それを支援したい人々を結びつけ寄贈を実現する「小さな絵本館×こどもえほんだなプロジェクト」を板橋区とともに展開中です。

絵本の情報・通販サイト「絵本ナビ」を運営する株式会社絵本ナビ(本社東京都港区/代表取締役社長CEO金柿秀幸、以下絵本ナビ)は、絵本を必要としている東京都板橋区内の子どもの居場所と、それを支援したい人々を結びつけ寄贈を実現する「小さな絵本館×こどもえほんだなプロジェクト」を板橋区とともに展開中です。



本プロジェクトは、たくさんの絵本と絵本棚を設置したい板橋区内の子どもの居場所(施設・店舗)と、それを支援してくださる企業・団体・個人様を募り、寄贈を実現するものです。子どもを取り巻く環境に左右されず、多くの絵本に出会える機会を作り出していくことを目的に、国内有数の「絵本のまち」である板橋区と、日本最大級の絵本情報サイト「絵本ナビ」を運営する株式会社絵本ナビが、2024年より連携事業として行っています。
寄贈される絵本は、板橋区で製本されている絵本や、「いたばし国際絵本翻訳大賞」の受賞絵本、親交の深いイタリアボローニャ市にちなんだ「ボローニャ国際絵本原画展」入選作家が絵を描いた絵本とするなど、板橋区ならではの観点で絵本ナビがセレクト。このように、板橋区にゆかりのある絵本を厳選して届けている点も、本取り組みならではの特徴です。
また本プロジェクトは、実現されることにより下記のSDGsの目標達成に貢献するものとなっており、板橋区や支援者側のSDGs推進に役立てられています。

目標4「質の高い教育をみんなに」
目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
目標8「働きがいも経済成長も」
目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」

2025年6月、株式会社フォーラム・ジェイの協賛により、10か所の子どもの居場所にそれぞれ30冊の絵本が贈られました。寄贈絵本は計300冊。これは本プロジェクト開始以来、一度に行われた寄贈において最大の寄贈冊数となります。

寄贈先施設・寄贈者については下記の通りです。

<寄贈先施設>
・CanDay赤塚教室(板橋区赤塚新町2-11-3ドエル・ブローニュ1A)/ 児童発達支援事業所
・CanDay下赤塚教室(板橋区赤塚新町1-22-2セカンドプロスパービル2階)/ 児童発達支援事業所
・カフェみるくの木(東京都板橋区本町32-2-1F)/ カフェ
・板橋区歯科衛生センター(東京都板橋区常盤台3-3-3)/ 医療機関
・舟渡保育園(東京都板橋区舟渡2-19-8)/ 保育園
・やの内科・小児科クリニック(東京都板橋区赤塚新町3-19-5)/ 医療機関
・地域のみなぱ食堂[やよいカフェ&Bar](東京都板橋区弥生町58-1)/ 子ども食堂
・グローバルキッズ成増園(東京都板橋区成増2-8-10)/ 保育園
・ドリームキッズ板橋保育園(東京都板橋区板橋1-8-11ナイスアーバン板橋1階)/ 保育園
・成増厚生病院 外来待合室(東京都板橋区三園1-19-1)/ 医療機関

<寄贈者>
株式会社フォーラム・ジェイ(東京都板橋区高島平9-8-2-205)
事業内容: 住宅の情報(書類や図面など)を電子化し、保存・活用するためのサービス

<寄贈内容>※1施設につき
「こどもえほんだな」セット
・板橋区で製本された絵本等、板橋区にまつわる絵本30冊
絵本ナビ編集長をはじめとした、経験と実績豊富な選書チームがセレクト。
・絵本棚1台
フチ周りにやわらかいスポンジ素材のEVAを使用し安全。汚れに強く、長く使用できるつくり。
・紹介パネル
絵本棚まわりに貼る本プロジェクトを紹介する掲示物。
・絵本シール
寄贈絵本に貼る本プロジェクト専用のシール。

<寄贈者へのリターン>
寄贈の返礼として下記を実施。
・絵本棚やパネルへスポンサー名としてロゴを掲載
・設置された施設からの、お声や様子をフィードバック
・絵本ナビスタイルで寄贈紹介。それに伴うメルマガ配信・X投稿
・板橋区SDGsプラットフォーム・ポータルサイト及び SNSで紹介
2025年7月15日(火)には、寄贈先のひとつである「CanDay赤塚教室」(運営:株式会社共輝)にて、絵本ナビ、フォーラム・ジェイ、共輝の3社による対談が行われ、寄贈に込めた想いや感謝の気持ちなど、それぞれの立場からコメントが交わされました。
「こどもえほんだな」が設置された様子は、絵本ナビが運営する「絵本ナビスタイル」で紹介中です。

▼「小さな絵本館×こどもえほんだなプロジェクト」寄贈レポート|株式会社フォーラム・ジェイ様
https://style.ehonnavi.net/sdgs/2025/07/11_001.html

<株式会社フォーラム・ジェイ 代表取締役社長 永塚保夫氏より>
『弊社は2025年で20周年を迎えたことを機に、人の生活に役立つことを実践したいと思っていました。また、未来のためにできることを様々な職種の人たちと考える活動を行っていることから、将来を担う子どもたちへできることとして、このプロジェクトへの協賛を決めました。寄贈先から感謝の声をいただき、あたたかい気持ちになりました。このように官・民が協力し、目に見える形で結果を残せるのは素晴らしいことだと思います』

<株式会社共輝 代表取締役 神立雅裕氏より>
『箱いっぱいの絵本と、フチ周りにクッションがついた絵本棚が届き、とても感動しました。主に個別の療育に入る前や、帰宅前などに、子どもたちが気持ちを切り替えられるように読んでいます。今後、支援の輪がさらに広がって行ったら私も嬉しい。ご自身や家族が務める企業ロゴが入った絵本棚に出会ったならば、社員や身内の方も誇りに思えるのではないでしょうか』

<株式会社絵本ナビ 代表取締役社長CEO 金柿秀幸より>
『本プロジェクトは、板橋区にゆかりのある絵本を、区内企業の協力を得て、子どもたちの居場所へと届ける取り組みです。区がその“橋渡し役”を担うことで、「どこに足を運んでも絵本がある」という、絵本のまち・板橋のブランド構築にもつながります。このモデルが広く認知され、日本中、そして世界中に広がっていくとき、その原点が板橋区であったことは誇るべき事実となるでしょう』

絵本ナビでは、設置を希望する板橋区内の子どもの居場所、そして寄贈を希望する企業・団体・個人を募集しています。審査を行い、マッチングが成立後、絵本と絵本棚が子どもの居場所に設置され、寄贈者にはリターンが提供されます。募集にまつわる周知は絵本ナビと板橋区の双方で行い、応募へのアクションを活性化させます。

「小さな絵本館 × こどもえほんだなプロジェクト」詳細
https://style.ehonnavi.net/sdgs/2024/09/09_001.html

■株式会社絵本ナビ 会社概要
会社名 : 株式会社絵本ナビ
代表者 : 代表取締役社長CEO 金柿秀幸(かながき ひでゆき)
所在地: 〒107-0052 東京都港区赤坂5-2-33 IsaI AkasakA 1112
設立 : 2001年10 月25 日
資本金: 1億円(資本準備金1億円)
URL: https://corp.ehonnavi.net/
事業内容: メディア事業・コマース事業・コンテンツ事業・ラーニング事業



外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標 4 . すべての人々への、包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
4.1 2030 年までに、すべての女児及び男児が、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。
4.2 2030 年までに、すべての女児及び男児が、質の高い乳幼児の発達支援、ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。
4.3 2030 年までに、すべての女性及び男性が、手頃な価格で質の高い技術教育、職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。
4.4 2030 年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事 及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。
4.5 2030 年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子どもなど、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。
4.6 2030 年までに、すべての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする。
4.7 2030 年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。
4.a 子ども、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、すべての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。
4.b 2020 年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、ならびにアフリカ諸国を対象とした、職業訓練、情報通信技術(ICT)、技術・工学・科学プログラムなど、先進国及びその他の開発途上国における高等教育の奨学金の件数を全世界で大幅に増加させる。
4.c 2030 年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国における教員養成のための国際協力などを通じて、資格を持つ教員の数を大幅に増加させる。