サステナブル(持続可能な)えびせんべい
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SDGs目標12「サステナブル(持続可能な)えびせんべい」売上の一部をなごや環境大学へ寄附【桂新堂×若鯱家×名古屋国際中学校・高等学校 共同プロジェクト】

えび菓子の桂新堂株式会社(代表取締役:光田敏夫 名古屋市熱田区金山町1-5-4)はカレーうどんの株式会社若鯱家ならびに名古屋国際中学校・高等学校と共に共同開発した、 SDGsを考える「サステナブルえびせんべい」の売上の一部を2021年12月17日(金)に「なごや環境大学実行委員会(名古屋市)」へ寄附いたしました。

国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標 12. 持続可能な生産消費形態を確保する

12.1 持続的な消費と生産に関する10年枠組みプログラム (10YFP)を実施し、先進国主導の下、開発途上国の開発状況や能力を勘案し、すべての国々が対策を講じる。
12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理および効率的な利用を達成する。
12.3  2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食品廃棄物を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品の損失を減少させる。
12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じて化学物質やすべての廃棄物の環境に配慮した管理を達成し、大気、水、土壌への排出を大幅に削減することにより、ヒトの健康や環境への悪影響を最小限に留める。
12.5 大企業や多国籍企業をはじめとする企業に対し、持続可能な慣行を導入し、定期報告に持続可能性に関する情報を盛り込むよう奨励する。
12.6 大企業や多国籍企業をはじめとする企業に対し、持続可能な慣行を導入し、定期報告に持続可能性に関する情報を盛り込むよう奨励する。
12.7 国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。
12.8 2030年までに、あらゆる場所の人々が持続可能な開発および自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。

12.a

開発途上国に対し、より持続可能な生産消費形態を促進する科学的・技術的能力の強化を支援する。
12.b 持続可能な開発が雇用創出、地元の文化・産品の販促につながる持続可能な観光業にもたらす影響のモニタリングツールを開発・導入する。
12.c 破壊的な消費を奨励する非効率的な化石燃料の補助金を合理化する。これは、課税の再編や該当する場合はこうした有害な補助金の段階的廃止による環境影響の明確化などを通じ、各国の状況に応じて市場の歪みを是正することにより行うことができる。その際は開発途上国の特別な要望や状況を考慮し、開発への悪影響を最小限に留め、貧困層や対象コミュニティを保護するようにする。

このように、SDGsの目標12は「生産者も消費者も、地球の環境と人々の健康を守れるよう、責任ある行動をとろう」のテーマのもと、11個のターゲットから構成されています。

今回の記事では、桂新堂×若鯱家×名古屋国際中学校・高等学校による協働プロジェクト「サステナブル(持続可能な)えびせんべい」を紹介したいと思います。

えび菓子の桂新堂株式会社(代表取締役:光田敏夫 名古屋市熱田区金山町1-5-4)はカレーうどんの株式会社若鯱家ならびに名古屋国際中学校・高等学校と共に共同開発した、 SDGsを考える「サステナブルえびせんべい」の売上の一部を2021年12月17日(金)に「なごや環境大学実行委員会(名古屋市)」へ寄附いたしました。
また、 今回の取り組みに対しての感謝状を名古屋市より授与していただきました。
寄附金は、「なごや環境大学」にかかわる若者のSDGsの取り組みを発信するためなどに活用されます。
サステナブルえびせんべいは、「甘えびの頭」・「うどんの端材」という使いきれなかった部分を使って、SDGs・食品ロスについて考えながら美味しさにこだわってつくったえび菓子で、今年の6月より販売を開始しました。
桂新堂では「サステナブルえびせんべい」の開発についてや、 えびを余すことなくお菓子にする取り組みについてなどをこどもたちに伝える機会も設けており、 SDGsの浸透・推進、 持続可能な社会の実現に向けて取り組んでおります。
●持続可能な形で食品ロスを削減します
これまで一般的な食品メーカーが行っていた食品ロス削減方法は、形が悪く店頭に並べられない製品や、賞味期限間近の製品を安く販売するというものでしたが、これだけでは持続可能な食品ロス削減方法とは言えません。
そこで私たちは、生産工程で出てしまった素材、いわゆる捨てられるはずだった廃棄物で新たに価値を生み出すことができないかと考えました。
桂新堂から出る「甘えびの頭」と若鯱家から出る「うどんの端材」という、使いきれなかった部分をつかってSDGs・食品ロスについて考えながら美味しさにこだわったお菓子をつくり、 お客様に喜んでいただく。そんな持続可能なビジネスモデルが「サステナブルえびせんべい」です。

●森林保護にも繋がります
サステナブルえびせんべいの掛紙には森林の健全な育成のため、伐採された木材からできた「間伐紙」を使用しています。間伐は森林の健全な成長を促すために木を伐採し、十分な日当りが確保できるようにする大切な作業です。できるだけ使用する紙の量を減らし、森林保護にも努めています。

●教育・学びにも繋げます
企業だけで完結することなく、名古屋国際中学校・高等学校SDGs未来倶楽部「Sus-Teen!」のメンバーと一緒に議論を重ねることで、ただ商品をつくるだけでなく、未来を担う学生たちが社会的課題について考え、解決に近づく機会を設けることもできました。
また、売上の一部を寄附させていただいた「なごや環境大学(名古屋市)」は市民・市民団体、企業、学校・大学、行政が協同でつくる、環境活動のネットワークです。「環境首都なごや」そして「持続可能な地球社会」を支える「人づくり」「人の輪づくり」を進め、行動する市民、協働する市民として「共に育つ(共育)」ことを目指しており、サステナブルえびせんべいの売上金の一部を寄附させていただくことで、その活動の一助を担いたいと考えています。
桂新堂は創業から150年以上にわたって創意工夫の精神を受け継ぎ、最高の素材と技を追求しながら、日本の季節・歴史・文化・歳時をお菓子に取り込んできました。
えびの姿を保ったまま焼き上げた代表作品「姿焼き」は、職人の技が光る芸術品。時代が進んだ今でも、1尾1尾、丁寧に手で焼き上げています。
磨き上げてきた技によって生み出される数々の名品は、ファンから愛され続けています。

■ホームページ
https://keishindo-shop.com/