Let’s Talk Gender
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Tinderが多様なジェンダーについて学ぶためのオリジナルサイト「Let’s Talk Gender」をオープン サイト制作者のコメントも

ソーシャル系マッチングアプリ「Tinder」を運営するTinder Japanは、多様なジェンダーについて学べ、深めることのできるオリジナルサイト「Let’s Talk Gender」を、2023年4月3日(月)に公開しました。

自分の性をどう捉えるか、どんな相手に好意や性的興味を抱くか。そこには数え切れないほどのラベルがあります。そしてなにより、そのラベルは、選ぶのも、剥がすのも、変えるのも、すべて自分の意志次第。どこまでも多様で自由です。Tinderメンバーの半分を占める18~25歳の人々も、ジェンダーとセクシュアリティをオープンかつ流動的に考えています。Tinderでは、メンバーが自身の性のあり方を選択してプロフィールに表示させることができ、LGBTQIA+と名乗る18歳~25歳のメンバーは過去2年間で2倍以上に増加しています※1。また、メンバーの29%が過去3年間において、自分の性自認がより流動的になったと回答しています。※2

 

Tinderは、人々に多様な出会いや新しいつながりを提供する世界最大級のマッチングアプリとして、人との出会いの中で生じるジェンダーやセクシュアリティにまつわる疑問や戸惑いに対し、正しい知識と考え方のヒントを提供したいという思いからこのサイトを立ち上げました。Tinderアプリ内では、「性的指向と性別が選べる機能」を導入しており、「性的指向」では、メンバーは9つの性的指向(ストレート、ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、エイセクシュアル、デミセクシュアル、パンセクシュアル、クィア、クエスチョニング)のうち最大3つを選ぶことができ、「性別」では自身に該当する、あるいは近い性別を選び、プロフィールに表示させることができます。

 

Let’s Talk Genderサイトの企画・制作にあたっては、エディター・フォトグラファー・ライターとして活動している中里虎鉄さんやライターの大谷明日香さん、イラストレーターのAdaさんなど、LGBTQ+当事者を編集スタッフに迎え、当事者からの視点を大切にし、一緒にサイトを作り上げました。このサイトを通して、ジェンダーに対する活発な対話が生まれ、より自由で、より多彩な出会いについて考えるきっかけを届けたいと考えます。

 

※1 2022年Tinderの会員登録データ
※2 2023年1月21日から2月7日にかけて、米国(1000人)、英国(1000人)、オーストラリア(1000人)、カナダ(1000人)の18~25歳のアクティブに交際している独身者4,000人を対象に、OnePoll が Tinderに代わって実施した調査



近年、日本でもLGBTQ+をはじめとしたジェンダーやセクシュアリティに対する認知は広がりつつあると感じます。Tinderはこれまで、多様な出会いをサポートする立場として、メンバーがより自分らしく自身を表現できるよう、自身の性的指向と性自認を選択してプロフィールに表示させることができる「性的指向と性別が選べる機能」を導入するなど、機能を充実させながら、すべての人を歓迎し、様々な垣根を取りはらった人と人とのつながりを応援してきました。
人の出会いは無限です。どのような相手でも、相手の価値観や個性、考え方を尊重して、お互いにリスペクトのあるコミュニケーションを築いて欲しい。そのような思いを胸に、当事者の方々と一緒にこのサイトを作りました。Tinderは、すべてのメンバーが自分らしさに誇りを持ちながら、新たな可能性を広げる出会いへの扉を開くことができると信じています。たくさんの人との出会いの中で、あるいは自身について、ジェンダーに関して戸惑いを感じたり、疑問が生じて立ち止まってしまった時、ヒントを見つけにこのサイトにきて欲しいと思います。



「Let’s Talk Gender」では、ジェンダーやセクシュアリティ、ロマンティックについて、より深く理解するためのキーワードを紹介するほか、日常生活で起こりうる身近なシチュエーションを題材にしたQ&Aをまとめ、ジェンダーに関して戸惑いや疑問が生じて立ち止まってしまった時、解決のヒントとなるような情報を掲載しています。また、サイト内では性のあり方が多彩な10名によるインタビュームービーも公開。「性のあり方を探求することってどんなこと?」や「あなたのアイデンティティや身体についてどこまで聞いていいの?」などの質問に対する、十人十色の多様な考え方を紹介します。

キーワード

キーワード
「あなたはどんな性?」
「どんな相手にどんな魅力を感じる?あるいは、感じない?」
顔や身体の特徴、性格が人それぞれに違うように、性のあり方や表現方法についても、皆それぞれ異なります。ここでは、他者のジェンダーやセクシュアリティについて、より深く理解するために必要な知識をキーワードで紹介します。

Q&A

Q&A
「相手の性的指向がわからない状況で、自分のことを好きかどうか知るにはどうしたらいいの?」
「相手のジェンダー代名詞(相手の呼び方)や敬称を間違えて呼んでしまったとき、どうしたらいいの?」
身近で起こりうるシチュエーションを題材にQ&Aを作成。
解決のヒントとなるような情報を掲載しています。

スペシャルインタビュームービー

スペシャルインタビュームービー
性のあり方が多彩な10名に、ジェンダーやセクシュアリティ、マッチングアプリに関するインタビューを実施。「性のあり方を探求することってどんなこと?」や「あなたのアイデンティティや身体についてどこまで聞いていいの?」などの質問に対し、色々な人たちの意見や体験談を自由に語ってもらいました。このインタビュームービーはTinder Japanの公式SNSでも発信して参ります。https://www.youtube.com/@TinderJapan


・サイト名 :「Let’s Talk Gender」(レッツ・トーク・ジェンダー)
・URLhttps://letstalkconsent.jp/
・公開日 :2023年4月3日(月)
・企画・制作メンバー プロデューサー :落葉 えりか(NEWPEACE Inc.) クリエイティブディレクター :田中佳佑(NEWPEACE Inc.) コンテンツディレクター :中里虎鉄 アートディレクター :金田遼平(YES Inc.) デザイナー :浅野木の実(YES Inc.)
ムービーディレクター :西田 優
ムービーアシスタント :五十嵐 岳
音声編集 :吉武祐太(grasp music)
イラストレーター :Ada ライター :大谷明日香(Creative Studio koko) コントリビューター :一般社団法人fair ムービー出演 :イシヅカユウ(モデル/俳優) 下山田志帆(サッカー選手/OPTファウンダー Labianna Joroe(ドラァグクイーン/性教育パフォーマー) Chloe(シンガー/ソングライター) Honoka Yamasaki(ライター/ダンサー) MATHEUS KATAYAMA(映像監督) Aisho Nakajima(アーティスト) Riko Ko(モデル / ジュエリーデザイナー) Rinka(学生) モリタジュンタロウ(合同会社nopole代表 / YouTuber)



中里虎鉄

中里虎鉄 / Kotetsu Nakazato(They / Them)
「性のあり方を探求することは本来幸せなことであるべきです。まだまだ生きづらさを感じることが多い世の中ですが、このサイトが新たな人や自分との出会いの手助けに少しでもなれたら嬉しいです。」
1996年、東京都生まれ。編集者・フォトグラファー・ライターと肩書きに捉われず多岐にわたり活動している。雑誌『IWAKAN』を創刊し、独立後あらゆるメディアのコンテンツ制作に携わりながら、ノンバイナリーであることをオープンにし、LGBTQ+関連のコンテンツ監修なども行う。

Ada (She / They)

Ada (She / They)
「自分と性別やセクシュアリティが違う相手をどのようにリスペクトするかを教えてくれるマッチングアプリは今の社会に必要です。今回イラストを制作させていただけてとっても嬉しかったです!」
双子座。ジェンダーフルイド。オーストラリア・シドニーで生まれ、日本の横浜で育つ。自身のメンタルヘルス疾患の闘病生活の経験から、ボディポジティビティやセルフケア、ジェンダーについてのイラストレーションやグラフィックデザインを手掛ける。iStock by Getty Images のコントリビューターとしても注目される。 西洋占星術とタロットに精通。

大谷明日香 / Asuka Otani(She / Her)

大谷明日香 / Asuka Otani(She / Her)
「知識や言葉を得ることは、人によっては自分自身が抱く違和感や疑問に応えてくれる術となったり、より良いコミュニケーションのサポートに繋がることもあると思います。このサイトで知ることが、自分や誰かと繋がる際、心地よい関係性の一歩になれば嬉しいです。」
株式会社kokodear / Creative Studio koko代表。広告代理店でプロデューサー兼プランナーとして活動後「REING」を立ち上げ、独立。国内外の企業のクリエイティブ開発から、コンテンツ企画制作などを行う。広告クリエイティブの制作過程において多様な視点が取り入れられる場と、どんな性のあり方を持つ人でも働きやすい環境づくりに取り組む。

西田優/ Yu Nishida (He / Him)

西田優/ Yu Nishida (He / Him)
「自然体な自分に気付くタイミングはさまざま。相手と自分、お互いの違う部分を尊重することで、人との出会いは広がるのだと改めて感じています。きっと誰かの何かのきっかけになる素敵な取り組みに映像で参加できてとても嬉しいです。」
1990年生まれ。映像監督・写真家。広告・MV・ドキュメンタリーと幅広く活動。自身の経験を元に揺らぎや普遍性と多様性をテーマとした作品、偶発的な瞬間を独自の視点で切り取った作品を制作。


国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標5. ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを行う
5.1 あらゆる場所におけるすべての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。
5.2 人身売買や性的、その他の種類の搾取など、すべての女性及び女児に対する、公共・私的空間におけるあらゆる形態の暴力を排除する。
5.3 未成年者の結婚、早期結婚、強制結婚及び女性器切除など、あらゆる有害な慣行を撤廃する。
5.4 公共のサービス、インフラ及び社会保障政策の提供、ならびに各国の状況に応じた世帯・家族内における責任分担を通じて、無報酬の育児・介護や家事労働を認識・評価する。
5.5 政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する。
5.6 国際人口・開発会議(ICPD)の行動計画及び北京行動綱領、ならびにこれらの検証会議の成果文書に従い、性と生殖に関する健康及び権利への普遍的アクセスを確保する。
5.a 女性に対し、経済的資源に対する同等の権利、ならびに各国法に従い、オーナーシップ及び土地その他の財産、金融サービス、相続財産、天然資源に対するアクセスを与えるための改革に着手する。
5.b 女性のエンパワーメント促進のため、ICTをはじめとする実現技術の活用を強化する。
5.c ジェンダー平等の促進、ならびにすべての女性及び女子のあらゆるレベルでのエンパワーメントのための適正な政策及び拘束力のある法規を導入・強化する。