G7サミットにジェンダーと多様性の視点を
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【G7サミットにジェンダーと多様性の視点を】広島でW7記者会見とパフォーマンスを実施

国際協力NGOジョイセフは、G7の公式エンゲージメントグループのWomen7(W7)の事務局として、日本が議長国を務めるG7広島サミットに向けて、W7サミットを日本で初開催し、W7の提言(コミュニケ)を岸田内閣総理大臣に手渡す等、積極的な活動を行ってきました。

先週5月13日から14日に長崎で開催されたG7保健大臣会合では、G7保健大臣宣言( https://www.mhlw.go.jp/content/10500000/001096404.pdf )において、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスに関するサービスを全ての人に確保することが約束されました。また、SDG3(健康と福祉)、SDG5(ジェンダー平等、女性のエンパワーメント)の達成の加速化も再確認しました。この流れを受けて、G7広島サミットにおける首脳宣言に、W7の提言がしっかり反映されることを期待し、記者会見とパフォーマンスを実施します。

本年新たに発足したLGBTQ+の人権保護・政策提言に関するエンゲージメントグループPride7(P7)と開催する合同の記者会見およびパフォーマンスにぜひお越しください。随時インスタライブでも中継を予定しています。



■会場:広島市青少年センター2階「第二講義室」
 住所:広島県広島市中区基町5-61
 広島市青少年センターへのアクセス:http://www.y-center.jp/access.html

■内容
・W7:大臣会合声明の分析・評価など
・P7:趣旨説明、P7の概要紹介、コミュニケの内容、昨今の法案の動き、同性婚の動きなど説明
・(大臣会合コミュニケをうけて)、Q&A

■登壇者:
<W7>
・草野洋美 公益財団法人ジョイセフ シニアアドボカシーオフィサー/W7アドバイザー
・福田和子 W7共同代表/#なんでないのプロジェクト
・長島美紀 一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク理事/公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン アドボカシーグループリーダー

<P7>
・西山朗 一般社団法人LGBT法連合会 事務局長代理
・寺原真希子 公益社団法人Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に 共同代表
・松中権 公益社団法人Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に 理事
・土井香苗 国際人権NGO ヒューマン・ライツ・ウオッチ 日本代表



■会場:広島市青少年センター外/広島市青少年センター2階「レクリエーション室」(雨天時)
■内容:W7/P7によるスピーチ。メンバーによるパネルを持った写真撮影など
■登壇者:P7、W7関係者
 ※場所は天候・現地状況に応じて変更になる可能性がございます。事務局までご連絡ください。

G7広島サミット閉幕直後には、サミットで発表された首脳宣言に対する分析や声明発表等を行います。



■内容:首脳会合コミュニケに対する分析・声明発表
■登壇者:P7、W7関係者


▶全体スケジュールおよび詳細はこちら(PDF)
https://www.joicfp.or.jp/sp/PDF/G7-hiroshima-20230518.pdf

【W7とは】

Women7(W7)は、G7の公式なエンゲージメントグループで、G7プロセスの中でジェンダー平等と女性の権利に関する提案を促進するために集まった市民社会組織の集まりです。W7の目的は、G7の指導者たちが、あらゆる多様性を持つ女性・少女の人生に対して、持続的で変革的な影響を与えることができる具体的な政治的・財政的約束をするようにすることにあります。

 

※W7は、ジョイセフが共同幹事を務める一般社団法人SDGs市民社会ネットワークの事業ユニットである「ジェンダーユニット」を中心に構成され、活動を行っています。 https://women7.org/

W7に関する以下の記事もぜひジョイセフHPにてご覧ください:

▶SRHRの課題が盛り込まれたW7の提言を岸田首相へ
https://www.joicfp.or.jp/jpn/2023/04/18/52183/

▶G7 広島サミットの開催〜W7ってなんですか?
https://www.joicfp.or.jp/jpn/column/what-is-w7-2023/



ジョイセフは、すべての人が自分の意思で生き方を選択できる世界をめざして、基本的人権であるSRHR【性と生殖に関する健康と権利】を推進する、日本生まれの国際協力NGOです。とりわけ、女性のSRHRを前進させるための活動に取り組んでいます。これまで半世紀以上にわたり、40を超える国と地域で、妊娠・出産・中絶によって亡くなる女性を減らすための支援、意図しない妊娠を防いで女性の人権を守るための家族計画の推進、HIV/AIDSを含む性感染症の予防、SRHR推進のための啓発や教育、アドボカシーを行ってきました。2017年に第1回ジャパンSDGsアワードのパートナーシップ賞を受賞。

ウェブサイト: https://www.joicfp.or.jp/



国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標5. ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを行う
5.1 あらゆる場所におけるすべての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。
5.2 人身売買や性的、その他の種類の搾取など、すべての女性及び女児に対する、公共・私的空間におけるあらゆる形態の暴力を排除する。
5.3 未成年者の結婚、早期結婚、強制結婚及び女性器切除など、あらゆる有害な慣行を撤廃する。
5.4 公共のサービス、インフラ及び社会保障政策の提供、ならびに各国の状況に応じた世帯・家族内における責任分担を通じて、無報酬の育児・介護や家事労働を認識・評価する。
5.5 政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する。
5.6 国際人口・開発会議(ICPD)の行動計画及び北京行動綱領、ならびにこれらの検証会議の成果文書に従い、性と生殖に関する健康及び権利への普遍的アクセスを確保する。
5.a 女性に対し、経済的資源に対する同等の権利、ならびに各国法に従い、オーナーシップ及び土地その他の財産、金融サービス、相続財産、天然資源に対するアクセスを与えるための改革に着手する。
5.b 女性のエンパワーメント促進のため、ICTをはじめとする実現技術の活用を強化する。
5.c ジェンダー平等の促進、ならびにすべての女性及び女子のあらゆるレベルでのエンパワーメントのための適正な政策及び拘束力のある法規を導入・強化する。