情勢に翻弄されながらも夢を持つ子どもがラベルを描いたミャンマー産コーヒーを発売
国際医療NGOである(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区 理事長:𠮷岡春菜 以下ジャパンハート)は、ミャンマーで養育施設「Dream Train(ドリームトレイン)」を運営しています。この度、ビーンズ・コネクティッド株式会社(本社・渋谷区 代表:宮崎秀敏)より「Dream Train」の子どもが描いた絵をデザインしたミャンマー産のコーヒー豆を使ったドリップコーヒーの販売が開始されました。
ジャパンハートがミャンマーのヤンゴンで運営する養育施設「Dream Train」。2010年に設立されたこの施設は、ゴールデントライアングルと呼ばれる世界最大の麻薬密造地帯であったタイとラオスと国境を接する地域をはじめ、ミャンマーの7つの州や管区から、親を亡くした子どもや貧困により教育を受けられない子ども、また、昨今の情勢により難民となった子どもたちなどを受け入れ、教育や就労のサポートをしています。これまでの在所者数は合計356名に上り、2023年10月現在も、134名の子どもたちがDream Trainで暮らしています。
Dream Trainについて:https://www.japanheart.org/activity/education/actv-dream-train.html
本コーヒーラベルの似顔絵を描いたのは、Saw La Mon(ソーラモン)くんです。2010年、シャン州チャイントンよりDream Trainに入所しました。絵を描くことに興味を持ったのは、小学3年生の頃。漫画や本の挿絵の模写をすることに楽しみを覚え、これまで独学で絵を描いてきました。彼は、コーヒーラベルに自らが描く”Dream Trainの友達の笑顔”が使用されたことについて「僕にとって絵を描くことは、心を落ち着けることです。自分の作品が載ったコーヒーの完成は、たくさんの人に応援されているようでとても嬉しいです。いつか、壁に飾るような絵を描きたいです」と話してくれました。
https://www.love-sense.jp/article/3864/
※売り上げの一部は支援金としてミャンマーの子どもたちの教育支援活動に充てられます。
外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標 1. あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
1.1 2030年までに、現在 1 日 1.25 ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。 1.2 2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、 すべての年齢の男性、女性、子どもの割合を半減させる。 1.3 各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施し、2030年までに貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。 1.4 2030年までに、貧困層及び脆弱層をはじめ、すべての男性及び女性が、基礎的サービスへのアクセス、土地及びその他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的資源についても平等な権利を持つことができるように確保する。 1.5 2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽減する。 1.a あらゆる次元での貧困を終わらせるための計画や政策を実施するべく、後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源からの相当量の資源の動員を確保する。