タイの貧困地域の仕事創出につながるかごバッグ 特別価格販売キャンペーンを実施
フェアトレード商品の輸入・販売を行う株式会社福市は、運営するEC「Love&senseオンラインショップ」にて販売していた 水草(ホテイアオイ)で作られた“かごバッグ” のご愛顧ありがとうキャンペーン(特別価格での販売)の実施を決定しました。
2016年から販売を開始し、多数の方に愛されてきた商品ですが、パートナー企業であるタイのY. Development(以下 YD)のビジネス撤退により、これまで応援してくださった方に向けて特別価格(通常8,500円のところ4,500円税抜)にて販売します。
商品ページ:https://shop.love-sense.jp/?pid=143529362
通常価格:8,500円(税抜)
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特別価格:4,500円(税抜)
※売り切れ次第終了
商品名:かごバッグ ナチュラルLサイズ
素材:ホテイアオイ(水草)
原産国:タイ
ホテイアオイは昔から水質浄化に使われてきましたが、タイの様々な運河においては、自然繁茂するホテイアオイが、船舶の運航妨げ等の大きな問題となっていました。
そのホテイアオイをかごバッグの材料とすることで、問題解決に近づける嬉しいかごバッグです。
バンコクの北200kmにあるチャイナート地方で複数の村々のグループにより生産されています。
この活動のおかげで水田で働くことができなくなった村の年配層の人々が新たな職の機会を得ることができました。
YDさんは、2015年から5年以上にわたり毎年、かごバッグを私達に届けてきてくれました。
頑丈で軽く、カラフルなかごバッグは色違いや形違いで持たれる方も多く、たくさんの方に愛されていた商品でした。
YDさんは社会的企業として長年、貧しい人たちや身体的ハンディキャップを持つ人々を積極的に雇用し、活動してきました。グローバル化に伴う貧富の差も拡大する中で、一番に影響を受けるのが貧困地域に住む人、ハンディキャップを持つ人々だからです。YDさんの取り組みにより、生産者の雇用の拡大や社会的地位の向上、安定した収入に繋がってきました。
そんな中、新型コロナウイルスの拡大により、タイの経済にも大きなダメージがありました。
輸出先も輸入を制限する中で、かごバッグの生産を継続することも難しくなり、多くの方の生活が苦しい状況にありました。
最後の最後まで、なんとかして生産者の生活を守ろうと、新しい活路を見出そうと励んでくれたYDさんの努力があったものの、国の様々な規制に阻まれ、残念ながらYDさんの活動は幕を閉じることとなりました。
YD代表のWipaさんという方と福市代表 高津とは、思いを同じにして一瞬で意気投合した方です。
以前は、タイクラフトというWFTOに加盟しているNGOが扱っていました。
私たちはその頃から、タイクラフト社とパートナーシップを組み、現地にも足を運び、現地の人たちの持っている素材や技術を最大限に活用して、日本のライフスタイルに合う商品に進化させてきました。
しかし、タイクラフトの戦略が変わり、海外に向けての取り組みよりも国内に向けての取り組みに重点を置くこととなり、輸出の取り組みをやめる方向になりました。
一度は、再考してもらい、福市との取り組みを継続してもらったのですが、団体の意向もあり、輸出ができなくなったのです。
そこで、その事業を引き受けてくれたのがYDさんでした。
タイミングよく、2016年にタイのバンコクにて、WFTOの国際会議が開催され、私たちも招待されました。そこで初めてお目にかかったのがWipaさんでした。
生産者を訪問した際、商品の仕上がりを丁寧に確認して、生産者さんたちとにぎやかなコミュニケーションをしているWipaさんを見て、本当に真摯に取り組み、信頼を得ている方だなと代表は感じたそうです。さらに、輸出についての知識も深く、「かご」というなかなか輸送が難しいものを効率よく運ぶことを提案してくれたという経緯がありました。
2006年に設立、フェアトレード商品などの輸出入及び販売、外部企業へのフェアトレード等サスティナブルな取り組みに関するコンサルティングを提供。
自社EC「Love&sense」では、ブラジル・コロンビア・カンボジア・ベトナム・インドなどの生産者パートナーと協力して生産した商品を販売。
阪急うめだ本店にて2012年より常設店舗 フェアトレードのセレクトショップ Love&sense を運営。高島屋、三越などの百貨店や商業施設でポップアップイベントを全国で展開。
エシカルやサスティナブルな講演も多数。
会社概要
株式会社福市
代表取締役:髙津 玉枝
所在地:大阪府大阪市西区阿波座1-9-21 ACDCビル 2F
設立:2006年11月
事業内容:フェアトレード商品などの輸出入及び販売等
採択・受賞実績
2012年6月:経済産業省ソーシャルビジネス創出促進事業に採択
2014年1月:ソーシャルプロダクツ・アワード「特別賞」を受賞
2014年7月:復興庁「新しい東北」先導モデル事業に採択
2015年11月:パートナーシップ大賞「オルタナ賞」を受賞
2018年12月:第一回エコプロアワード「実行委員長賞」を受賞
ウェブサイト:https://www.love-sense.jp/
公式オンラインショップ:https://shop.love-sense.jp/
6月21日(水)から日本橋タカシマヤでポップアップを開催します。今年で記念すべき10回目となります。
長く愛され続けているアイテムを中心に海外だけではなく、日本でエシカルな取り組みをおこなうブランドも初登場。来場されるお客様が多様なエシカルなアイテムに出会うきっかけを提供します。
期間:2023年6月21日(水)~ 27日(火)
時間:10:30~19:30
※日本橋高島屋の営業時間に準ずる
場所:日本橋髙島屋S.C 本館一階正面 イベントスペース
東京都中央区日本橋2-4-1 TEL 03-3211-4111(代)
株式会社福市は、サスティナブルな社会を創り共に行動する人を増やすため、サスティナブルを「知る・学ぶ・実行する」オンラインサロン 「サスティナレシピ」を主催しています。
詳細は以下をご覧ください。
最新情報:https://www.love-sense.jp/article/3864/
ウェブサイト:https://sustainarecipe.net/
外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標 1. あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
1.1 2030年までに、現在 1 日 1.25 ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。 1.2 2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、 すべての年齢の男性、女性、子どもの割合を半減させる。 1.3 各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施し、2030年までに貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。 1.4 2030年までに、貧困層及び脆弱層をはじめ、すべての男性及び女性が、基礎的サービスへのアクセス、土地及びその他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的資源についても平等な権利を持つことができるように確保する。 1.5 2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽減する。 1.a あらゆる次元での貧困を終わらせるための計画や政策を実施するべく、後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源からの相当量の資源の動員を確保する。