セガ エックスディー、川崎市・富士通の脱炭素社会実現に向けた行動変容を促す取り組みに参画し、箱庭ゲームを開発
セガ エックスディーは、川崎市と富士通が取り組む、脱炭素社会の実現に向けて、スマホアプリを活用した環境配慮型のライフスタイルへの行動変容を促す実証実験に参画し、「 GameBox(ゲームボックス) 」を活用した箱庭ゲーム「Green Carb0n Farm(グリーンカーボンファーム)」を開発しました。
ゲーミフィケーション事業を展開する株式会社セガ エックスディー(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 執行役員 CEO:谷 英高)は、川崎市と富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:時田 隆仁)が取り組む、脱炭素社会の実現に向けて、スマホアプリを活用した環境配慮型のライフスタイルへの行動変容を促す実証実験に参画し、「 GameBox(ゲームボックス) 」を活用した箱庭ゲーム「Green Carb0n Farm(グリーンカーボンファーム)」を開発しました。
箱庭ゲーム「Green Carb0n Farm」は、継続した環境に配慮した自発的な行動(環境アクション)を促すことを目的として、同社のCRM向けゲーミフィケーションサービス「GameBox」を活用しています。
ゲーム内の「チェックイン」や「スタンプラリー」の機能では、実際に環境アクションに関連したスポットに訪れ、QRコードを読み込むことで、ゲーム内のアイテムなどを獲得することができます。これにより、利用者の環境アクションに対する心理的ハードルを下げ、ゲームを楽しみながら自然と環境アクションの習慣化を促します。
箱庭ゲーム「Green Carb0n Farm」は、11月17日(金)より、LINEアカウント「Green Carb0n Club」で先行プレイが開始されており、12月4日(月)からはスマホアプリ「Green Carb0n Club(グリーンカーボンクラブ)」でも遊ぶことができます。
川崎市と富士通は、脱炭素社会の実現に向けて、2022年10月からスマホアプリ 「Green Carb0n Club」を活用し、市民や事業者の環境配慮型のライフスタイルへの行動 変容を促す実証実験を行ってきました。実証の結果、特に、身近な生活に密接する領域やエンタテインメント性の高い領域において、環境に配慮した行動変容の継続性が高いという結果が得られました。
これまで同社は防災や教育などの社会課題に対して、エンタテインメントや ゲーミフィケーション※ のノウハウを活かしたソリューションを提供してきました。今回は現実の行動と連動したエンタテインメント要素を持たせる手段として、「GameBox」を活用した箱庭ゲームを開発しました。
※ ゲームのメカニズムを非ゲームの分野に応用することで、ユーザーのモチベーションを高め、その行動に影響を及ぼすこと
「Green Carb0n Farm」は、実際の川崎市を模したフィールドが特徴の箱庭シミュレーションゲームです。登場する白くまのキャラクター「ぐりーんかーぼんくま」と一緒に農場を発展させながら、自分だけの農場づくりを楽しめます。
■ サービス概要
サービス名:Green Carb0n Farm(グリーンカーボンファーム)
公開予定期間:2023年11月17日~2024年3月31日
利用料:無料(サービス内課金なし。通信にかかる費用は利用者負担になります。)
※ 試験的なサービスとして実施しているため、場合によっては公開予定期間前にサービスの中止をさせていただく場合があります。
・先行プレイ:2023年11月17日から2023年12月8日まで
11/17以降、LINEアカウント「 GreenCarb0nClub 」を友だち登録して、画面下部のメニュー内にある『 Green Carb0n Farm 』のボタンをタップ。
LINEアカウント「GreenCarb0nClub」:https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=509zelyj
・一般公開:2023年12月4日から
「Green Carb0n Club」のアプリより遊ぶことができます。
Green Carb0n Club:https://carb0n-club.com/
AppStore:https://apps.apple.com/jp/app/green-carb0n-club/id1644309311
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.GreenCarb0nClub&pli=1
川崎市長 福田 紀彦のコメント
川崎市は、脱炭素社会の実現に向け、「脱炭素アクションみぞのくち」など、あらゆる主体と連携しながら脱炭素化に取り組んでいます。これまでも、環境アプリを活用し、市民・事業者の環境配慮型ライフスタイルへの行動変容を促す実証実験を行っておりますが、今回の新たな実証を契機として、市内の脱炭素ムーブメントがより一層加速されることを期待しています。
本市は2024年に市制100周年を迎えます。次の100年を持続可能で安心して暮らせる100年としていけるよう、川崎のあらゆる力を集結し、強い意志を持って、脱炭素化の実現に向けた取組を進めてまいります。
富士通 執行役員 SEVP JapanリージョンCEO堤 浩幸のコメント
富士通は、新たな事業ブランド「Fujitsu Uvance」を立ち上げ、2030年の社会の在るべき姿を起点に、その実現に向けて起こり得る社会課題をクロスインダストリーで解決するための取り組みを推進しております。また富士通は2021年6月に川崎との連携協定を強化し、まちづくりパートナーとして、地域の社会課題に取り組んでいくことで、まちのサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)の実現を目指しており、今後さらに取り組みに共感する仲間を川崎に集め、変革の起点を作り、多様な社会課題解決に貢献してまいります。
「GameBox」は、同社が開発した「ゲーミフィケーションメソッド」を活用し、顧客のロイヤリティ向上を目的とした、手軽に自社オリジナルゲームを作ることができるサービスです。
従来のように一から開発する工数をカットすることで、低予算でゲームを開発でき、LINEなどのSNSアカウントや会員アプリ、オウンドメディアに埋め込むことで活用できます。
手軽に遊べるゲームに自社IPを活用することで、ブランドのロイヤリティを高める以外にも、施設・店舗にチェックインした際にゲーム内アイテムをユーザーに渡すことで、クーポンに依存しない販促活動や来店促進に寄与します。
note:https://note.com/segaxd/n/nea491101a097
資料ダウンロード:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeswPINzx8UpDrBBcFElrbHOKWV9WWeo0Yymw6Xe6HpJsjKPw/viewform
外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
11. 包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
11.1 | 2030 年までに、すべての人々の、適切、安全かつ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善する。 |
---|---|
11.2 | 2030 年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子ども、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、すべての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。 |
11.3 | 2030 年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、すべての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。 |
11.4 | 世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する。 |
11.5 | 2030 年までに、貧困層及び脆弱な立場にある人々の保護に焦点をあてながら、水関連災害などの災害による死者や被災者数を大幅に削減し、世界の国内総生産比で直接的経済損失を大幅に減らす。 |
11.6 | 2030 年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。 |
11.7 | 2030 年までに、女性、子ども、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。 |
11.a | 各国・地域規模の開発計画の強化を通じて、経済、社会、環境面における都市部、都市周辺部及び農村部間の良好なつながりを支援する。 |
11.b | 2020 年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靱さ(レジリエンス)を目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、仙台防災枠組 2015-2030 に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う。 |
11.c | 財政的及び技術的な支援などを通じて、後発開発途上国における現地の資材を用いた、持続可能かつ強靱(レジリエント)な建造物の整備を支援する。 |