ふかや花園アウトレットで使用済み繊維製品を回収 繊維循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」を活用
株式会社BPLab(ビーピーラボ)と三菱地所・サイモン株式会社は、ふかや花園プレミアム・アウトレットを使用済みの繊維製品を捨てずに回収して新たな資源に再生する循環型プラットフォームBIOLOGIC LOOPの回収拠点とし、11月23日(木・祝)~12月25日(月)の期間、衣料品回収キャンペーンを実施します。
繊維製品の回収・再生の循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP(ビオロジックループ)」を運営する株式会社BPLab(ビーピーラボ、所在地:東京都港区、代表取締役:八代 直樹)と、全国10か所で「プレミアム・アウトレット」を開発・運営する三菱地所・サイモン株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:山岸 正紀)は、ふかや花園プレミアム・アウトレット(所在地:埼玉県深谷市)を使用済みの繊維製品を捨てずに回収して新たな資源に再生する循環型プラットフォームBIOLOGIC LOOP(※)の回収拠点とし、11月23日(木・祝)~12月25日(月)の期間、衣料品回収キャンペーンを実施します。
今回、ふかや花園プレミアム・アウトレットでは、施設内インフォメーションセンターにBIOLOGIC LOOPの回収ボックスを設置し、アウトレットを訪れる来場者から衣料品等を回収します。また、期間中、不要な衣料品を持ち込んだ来場者に、当施設での買い物がお得に楽しめるクーポンシートを1枚プレゼントします。本格的な寒さを迎える前の冬支度に、使わなくなったコートやセーターなど冬物衣料のリサイクルにもなり、来場者が誰でも気軽に、不要な衣料品を廃棄せず循環させるアクションに参加できます。
三菱地所・サイモン株式会社は、旧型品やシーズンオフ商品などの販売チャネルとして「プレミアム・アウトレット」を全国で展開しています。このたび、施設全体のすべての電力を再生可能エネルギーで運用しているふかや花園プレミアム・アウトレットをBIOLOGIC LOOPの回収拠点とすることで、循環型社会の実現に向けてサステナブルな活動を広げていきます。
今後は、今回のふかや花園プレミアム・アウトレットでの実施結果を検証し、ほか全国のプレミアム・アウトレットでも展開することで、より多くの人々にリサイクルアクションへの参加機会を提供する予定です。
※「BIOLOGIC LOOP」とは
「BIOLOGIC LOOP(ビオロジックループ)」とは、株式会社BPLabが2021年8月より運営を開始した繊維循環プラットフォームです。設計の段階でトレーサビリティの取れた廃棄物を生み出さない素材の使用を推奨し、いらなくなった繊維製品の回収を行い、再度新しい繊維資源として再生させる取り組みです。
【実施概要】
・実施期間:2023年11月23日(木・祝)~12月25日(月)
・受付時間:10:00~20:00
・設置場所:ふかや花園プレミアム・アウトレット インフォメーションセンター
・回収対象:繊維衣料品、繊維製品(例:コートやセーターなどの衣料品、タオル、キャップ帽含む帽子、ナイロン含むエコバッグ、カーテン、ぬいぐるみなど)
※ 革や合皮が使われた製品、衣料品の穴あき、破れ、軽いシミがあるものも回収可能です。
※ 衣料の付属品(ボタン・ファスナー)も取り外すことなく回収可能です。
※ 肌着、布マスク、靴、かばん、着物、スリッパ、水や油などで濡れているものは回収対象外となります。
①回収
ふかや花園プレミアム・アウトレットで衣料品を回収
②分別
繊維製品を合成繊維・天然繊維・混紡など、混用率ごとに分別
③マテリアルリサイクル・アップサイクル
混用率に沿って、反毛やペレット化など、最適なリサイクルを実施し、繊維を再資源化
④商品化
・回収された繊維製品からできた再資源を活用して、さまざまな再生商品を提案
・自動車の内装材やウエス、再生の糸や生地、それらからできた繊維製品、ポリエステルの成型商品など、循環素材/循環商品として連携企業へ納品
⑤連携企業による商品販売で、消費者のもとへ
【株式会社BPLab 会社概要】
繊維および生活雑貨等の回収・リサイクル事業のコンサルティング、および宣伝広告、企画、製造販売を行っています。2021年8月より、アパレルメーカー、繊維製品メーカー、流通業、物流・倉庫企業、大学等教育機関等と連携し、繊維の回収・再生をおこなう循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」を運用しています。
【BIOLOGIC LOOP】
ファッション産業と消費者を繋ぎ、新しい価値観を創造し、循環型産業へ移行すること、また、リサイクル技術のさらなる研究開発と、ライフスタイル産業全体が製品を再生するサーキュラーエコノミーの実現を目指す、2021年8月よりスタートした繊維循環プラットフォームです。回収された繊維製品は株式会社BPLabが契約したリサイクル処理事業所において分別、マテリアルリサイクルにより株式会社BPLabが再生活用します。
【三菱地所・サイモン株式会社のサステナビリティ】
三菱地所・サイモンは、日本におけるアウトレットの開発、所有、運営を主な事業とし、現在全国 10 か所でプレミアム・アウトレットを運営しています。同社は、三菱地所グループの一員として、プレミアム・アウトレットを通じて、サステナブルな社会の実現に向け、取り組んでいます。
詳細については、下記ウェブサイトをご確認ください。
https://www.premiumoutlets.co.jp/company/sdgs.html
【ふかや花園プレミアム・アウトレット 施設概要・サステナビリティ】
約130店舗の国内外の人気ブランドや飲食店が揃うアウトレットモールです。「地域との共生」をキーワードに、アート鑑賞やペットとの散歩、埼玉県ならではの充実したご当地グルメなども楽しめます。秩父鉄道「ふかや花園駅」徒歩3分の好立地で観光拠点としても便利で、アウトレットショッピングはもちろん、足を伸ばせば秩父や長瀞などの自然を満喫できます。
毎年6月の「プレミアム・アウトレット環境月間」には、環境問題を含むサステナビリティへの取り組みを行うほか、衣料品回収や深谷市産の食材を使用した地産地消メニューの開発など、SDGs達成に向けた取り組みを実施しています。
所在地:埼玉県深谷市花園1番地
営業時間:物販・フードホール 10:00~20:00
カフェ 9:30~20:00 レストラン 11:00~21:00
施設HP:https://www.premiumoutlets.co.jp/fukayahanazono/
SDGs目標12「つくる責任つかう責任」とありますが、そもそも具体的にはどういったことなのでしょうか?
国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標12. 持続可能な生産消費形態を確保する
12.1 開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。 12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。 12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。 12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。 12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。 12.6 特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。 12.7 国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。 12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフ スタイルに関する情報と意識を持つようにする。 12.a 開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。 12.b 雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。 12.c 開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境 への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。