Recycling Meets Design®展
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デザインの力で再生プラスチックの価値を高める「Recycling Meets Design展」を開催

大日本印刷株式会社(DNP)は、2024年1月26日(金)~4月30日(火)に、企画展「Recycling Meets Design®展 デザインの力で、再生プラスチックを社会実装する」を開催します。

大日本印刷株式会社(DNP)は、2024年1月26日(金)~4月30日(火)に、企画展「Recycling Meets Design®展 デザインの力で、再生プラスチックを社会実装する」を同社が運営するオープンイノベーション施設「DNPプラザ」(東京都新宿区)で開催します。

同社は、再生プラスチック活用の促進を図るとともに、その価値を高める“アップサイクル”に取り組む、デザイナーとの共創プロジェクト「Recycling Meets Design Project」を2020年から実施しています。プラスチックパッケージからの「容器包装リサイクルプラスチック」に関する課題解決と価値創出、用途開発に向けて、デザイナー、リサイクラー、エンジニアなど、多様な知識・経験を持つ専門家が知恵・アイデアを出し合い、互いの強みを掛け合わせていく取り組みです。

2023年6月にスタートした本プロジェクトの第3期では、再生プラスチックの「社会実装」に向けて、「ハンガー」をテーマに、さまざまなアイデアや技術検証を行いました。今回の企画展を通して、第3期までに得られた再生プラスチックの技術的なトライアル結果やマテリアルリサイクルに関する学び、デザインアイデアから活用ストーリーなどを広く紹介します。

・主な展示内容:共創プロジェクト第3期のテーマ/アイデアの対象領域であるハンガー/教育用、業務用、生活用品などについて
・開催期間:2024年1月26日(金)~2024年4月30日(火)
・場所:DNPプラザ(東京都新宿区市谷田町1-14-1 DNP市谷田町ビル1階)
https://dnp-plaza.jp/
・開館時間:10:00-20:00
※ 入館料:無料
※ 休館日:日曜日、年末年始、施設点検日。運営上の都合により休館する場合や、特定のスペースの運営を中止する場合があります。

・開催日時:2024年1月25日(木)13:30-15:00
・開催方法:オンライン(Zoomによる配信。事前申込制。)
※ 参加申込みはこちら → https://biz.mkt.global.dnp.co.jp/l/819623/2023-11-27/5wbn3q
・概要:プラスチックパッケージからの再生プラスチックの基礎知識や課題について学び合い、リサイクラーとのフィールドワーク等を通じて得た学びや気づきを基に、再生プラスチックの社会実装に向けてデザインした、「ハンガー」をテーマに、5つのアイデアとストーリーをプレゼンテーションします。
・主な対象の皆さま:再生プラスチックを使用した製品の販売・製造、リサイクル材でのプロダクトデザイン、資源循環に興味のある方など。主に、地球環境に関連する課題の解決に向き合う企業・団体の皆さまに向けて、プレゼンテーションを行います。
○参加デザイナー(五十音順・敬称略) :株式会社COLOR:シラスノリユキ/シラスアキコ/サトウトオル、株式会社GKダイナミックス:梶田岳/三富貴峰、株式会社GKテック:柳浩也、株式会社レフテ:田中大敦/山川健心(インターン)/株式会社良品計画:大友聡/大箸万里子/斎藤大輝/東郷光花/徳永大/松本真貴
○サポーター企業(五十音順、敬称略) : ヴェオリア・ジェネッツ株式会社、川上産業株式会社、BASFジャパン株式会社、ペッカー精工株式会社、マルソー産業株式会社、三菱ケミカルグループ株式会社、株式会社ミヨシ、株式会社リファインバースグループ、レフォルモ株式会社
○主催 : RMD運営事務局 (TOPAWARDS ASIA/株式会社GTDI:Henry Ho、株式会社GKグラフィックス:木村雅彦、大日本印刷株式会社)



同社は、今回の企画展およびプレゼンテーションイベントを通して、再生プラスチックの「社会実装」に関するアイデアの実現を目指すパートナーを募り、再生プラスチックの価値創出と用途拡大および循環型社会の実現を目指します。

■ 参考:Recycling Meets Design Projectについて
海洋プラスチックごみ問題への対応など、国内外でプラスチックの資源循環の重要性が一層高まっています。日本では、多くのプラスチックパッケージが分別回収され、リサイクルされていますが、再生過程での品質低下により用途が限られるという課題があります。こうした課題の解決に向けて同社は、パッケージをはじめ幅広いデザインを手掛ける株式会社GTDI、株式会社GKグラフィックスと共同で、本プロジェクトを立ち上げました。「デザインの力」で再生プラスチックの付加価値を高め、素材としての可能性を広げることで再生プラスチックの用途を拡大し、資源循環の課題解決につなげることを目指しています。現在、この取り組みに賛同いただいたデザイナーのほか、再生プラスチックを原料にしたハンガーを製造するマルソー産業株式会社、カーペットや漁網のリサイクル実績を持つ株式会社リファインバースグループ、リサイクルなどでサーキュラーエコノミーを推進する三菱ケミカルグループ株式会社、素材の80%以上が再生原料である緩衝材「プチプチ®」の提供などリサイクルを推進する川上産業株式会社をはじめ、多くのサポーター企業・団体等の協力を得て活動しています。

SDGs目標12「つくる責任つかう責任」とありますが、そもそも具体的にはどういったことなのでしょうか?

国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標12. 持続可能な生産消費形態を確保する
12.1 開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。
12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。
12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。
12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
12.6 特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。
12.7 国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。
12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフ スタイルに関する情報と意識を持つようにする。
12.a 開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。
12.b 雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。
12.c 開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境 への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。