盲導犬支援に挑む四天王寺大の学生企画イベントを3月3日開催 コロナを越えてつながる、盲導犬と社会を支える新たな一歩
四天王寺大学ライフデザイン学科が日本ライトハウス盲導犬訓練所と共に、盲導犬支援ボランティアの方への感謝を表す場・ボランティアの情報交換の場として、「コロナを乗り越えてワン!ワン!ワンダフル~プレボランティアデイ~」を2024年3月3日(日)に開催します。
四天王寺大学(所在地:大阪府羽曳野市)では、本学のライフデザイン学科が日本ライトハウス盲導犬訓練所(所在地:大阪府南河内郡)と共に、盲導犬支援ボランティアの方への感謝を表す場・ボランティアの情報交換の場として、「コロナを乗り越えてワン!ワン!ワンダフル~プレボランティアデイ~」を2024年3月3日(日)に開催します。
このイベントは、四天王寺大学ライフデザイン学科の冬学期開講科目「ライフデザイン実践演習」(1年生選択科目)の一環として企画されました。本学科のフィールド・ユニット制のカリキュラムを活かし、学生が学修した8フィールドの知識・技能を実践的に活用しながら協働して社会に貢献する力を身につけることを目標としています。学生たちは、実社会で直面するさまざまな課題に対して、学んだ知識と技能を活用し、解決策を提案することを目指します。
本学科では夏学期に「ライフデザイン概論」(1年生必修科目)において多様性時代のライフデザインとして聴覚・視覚障害についての学びを取り上げ、障害に対する理解を深めました。その後、教員と共に日本ライトハウス盲導犬訓練所で交流する機会を設けてきましたが、その中で日本ライトハウス盲導犬訓練所をはじめとした盲導犬訓練所は、ダイバーシティ社会の実現に大きく貢献しているにも拘らず経営が厳しいことや、周知活動が不十分なため事業の有益性が一般に理解されず、活動の妨げになっているといった課題を抱えていることが分かりました。また、パピーの育成やキャリアチェンジ犬の飼育など多くのボランティアによって事業が支えられているものの、ボランティア活動にはスポットライトが当てられることが少ないという現状も浮き彫りとなりました。
4月26日の「国際盲導犬の日」に先立ち行う本イベントでは、こういった課題に対し日本ライトハウス盲導犬訓練所と学生の積極的な連携により、社会貢献の重要性と視覚障害者支援における盲導犬の役割に焦点を当て、コロナ禍を乗り越えた社会において新たな交流と協働の機会を提供します。
【学生主体の企画実行】学生たちが主体となり、企画から運営までを手掛けます。これにより、学生は実践的な社会貢献活動を経験します。
【福祉事業への貢献】視覚障害者支援と盲導犬の重要性に光を当て、福祉事業への理解と支援を促進します。
【ボランティアとの交流】盲導犬訓練に携わるボランティアや関係者との情報交換の場を設け、相互理解と協力の促進を目指します。
イベント名:コロナを乗り越えてワン!ワン!ワンダフル~プレボランティアデイ~
開催日時 :2024年3月3日(日) 10時、開会11時(終了予定15時)
開催場所 :四天王寺大学東キャンパス内
参加人数 :ボランティア家族約250人、訓練犬、盲導犬に適さなかった犬など約150匹(一般参加不可)
施設名 : 日本ライトハウス盲導犬訓練所
所在地 : 〒585-0055 大阪府南河内郡千早赤阪村東阪 1202
アクセス : 近鉄長野線富田林駅 南口(乗換徒歩1分)
→金剛バス 富田林駅前 千早線 千早ロープウェイ前行き乗車 約20分
→東阪下車 徒歩20分
公式サイト: https://www.guidedog-lighthouse.jp/
約1,400年前、聖徳太子が創建された日本最古の学問所である四天王寺敬田院(きょうでんいん)を起源とし、十七條憲法の第一条「和を以て尊しとなす」からはじまる学園訓で、心の「和」の教育を柱に、人と人のつながりを大切にする健全な精神の育成に取り組んでいます。
学長 : 須原 祥二
所在地 : 〒583-8501 大阪府羽曳野市学園前3丁目2-1
公式ホームページ: https://www.shitennoji.ac.jp/ibu/
外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標10 国内および各国間の不平等を減らす
10.1 2030年までに、各国の所得下位40%の所得成⻑率について、国内平均を上回る数値を漸進的に達成し、持続させる。 10.2 2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、すべての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。 10.3 差別的な法律、政策及び慣行の撤廃、ならびに適切な関連法規、政策、行動の促進などを通じて、機会均等を確保し、成果の不平等を是正する。 10.4 税制、賃金、社会保障政策をはじめとする政策を導入し、平等の拡大を漸進的に達成する。 10.5 世界金融市場と金融機関に対する規制とモニタリングを改善し、こうした規制の実施を強化する。 10.6 地球規模の国際経済・金融制度の意思決定における開発途上国の参加や発言力を拡大させることにより、より効果的で信用力があり、説明責任のある正当な制度を実現する。 10.7 計画に基づき良く管理された移民政策の実施などを通じて、秩序のとれた、安全で規則的かつ責任ある移住や流動性を促進する。 10.a 世界貿易機関(WTO)協定に従い、開発途上国、特に後発開発途上国に対する特別かつ異なる待遇の原則を実施する。 10.b 各国の国家計画やプログラムに従って、後発開発途上国、アフリカ諸国、小島嶼開発途上国及び内陸開発途上国を始めとする、ニーズが最も大きい国々への、政府開発援助(ODA)及び海外直接投資を含む資金の流入を促進する。 10.c 2030年までに、移住労働者による送金コストを3%未満に引き下げ、コストが5%を越える送金経路を撤廃する。