GLOBAL GOALS DAY
PROSPERITY

【GLOBAL GOALS DAY】障がいの有無に関わらず、全ての人が笑顔になる社会を目指して。ホテル運営会社が挑戦する「共創」の形

9月25日はSDGsが採択されたGLOBAL GOALS DAY。三井不動産ホテルマネジメントは、三井不動産グループが掲げるグループビジョン「&EARTH」人と地球がともに豊かになる社会をめざし、さまざまな取り組みを実施しています。

一般社団法人グループハッピースマイルが推進する「ハッピースマイルアート」活動を応援しています。障がいのある方が自主制作されたアート作品をホテル館内にて展示するとともに、絵画を販売。 販売代金はすべてグループハッピースマイルへお渡しし次なる創作活動に活かされます。

HAPPY SMILE ART プロジェクトに懸ける想いとは
1. 作家:大谷文雄
学生の頃から絵を描いてきて本当に良かったです。このような機会を用意してくれたことで、私の絵が売れて本当にうれしいです。ご協力いただいたホテルの方に感謝しています。これからも自由な表現で自分らしく絵を描き続けたいです。

2. 作家:KOICHI
きれいなホテルに飾ってもらって、なんだかカッコイイと思いました。
自分でも素敵に描けたと思った作品が実際に売れて嬉しかったです。

3. イベント運営企画支援:一般社団法人グループハッピースマイル 代表
・全国に展開する三井不動産ホテルマネジメントと取り組む理由
多様な多くの方々が集うホテルのロビー、エントランスで、お客様、スタッフの皆さんに作家さん達の想いのこもった作品に触れていただき何かを感じていただけると素晴らしいと思い、一緒に取り組ませていただいています。

・これまでの取り組みを通して
年を重ねるごとにホテルスタッフの皆さんの意識が変化して来ているのがよく分かり、個人だけでなく組織として本当に向かい合ってくれているのだなと感じて非常に感謝しています。お客様をも巻き込む大きな動きになってくれていると感じています。



障がいのある方が制作した短冊に願い事をご記入いただき、館内に設置された笹に掛けていただく七夕イベントや、北海道の間伐材を使用して障がいのある方が制作したハンドメイドオーナメントを配布し、願い事を書いて館内のツリーに飾っていただくクリスマスイベントを実施しています。

障がい者支援室施設責任者が語る プロジェクトへ参加する意義とは
障がい者にとっては、自分の作品を見てもらう機会が増える取り組みであることはもちろん、新しい可能性が広がる取り組みだと考えています。
三井不動産ホテルマネジメント様の取り組みには、まだ陽の目を見ていない多くの方の可能性の扉を開かせるチャンスが詰まっているように感じています。(支援施設担当者)

様々な取り組みを通して、障がい者の方たちの現状を知っていただき、また寄り添っていただいていると感じています。いろいろな障がい特性がある中で、支援でもとても大切な「どのような工夫をすれば、誰でも楽しく作業に関われるのか」という点を考えていただき、共に障がい者支援を行っていただいていることに感謝しています。これからも様々な活動を一緒に取り組んでいきたいです。(支援施設担当者)

イベント企画立案・実施担当者:三井不動産ホテルマネジメントサステナビリティ推進室 次長 村田 理史

・当社が取り組む理由
障がいがある方でアートを描いている方、作品を創作する方は数多く存在していますが、高い芸術的価値があるにも関わらず、発表や販売の機会がほとんどないという課題がありました。
そんな社会課題に対し、全国にホテルを展開する当社の強みを活かして、何かができるのではないかと思いました。銀座のホテルで期間限定・1回限りのイベントとして2021年にアートイベントを実施したのがきっかけです。
パラアート展では、ホテルのロビーを活用した展示・販売を実施し、販売代金を作家へお渡しすることで、次なる創作活動に活かしていただいております。
また、ホテルという公共性を活かして、アート展のみならず季節イベントで配布する短冊やオーナメントの製作を障がい者支援施設へ依頼しています。
紐づけや、色塗りなどの最終工程に関わる大切な仕事ですが、皆さん本当に丁寧にひとつずつ心を込めて作ってくださっています。
出来上がった製品はホテルを訪れるお客様へお渡ししています。
旅の記念やお土産にと、お持ち帰りになる方や、季節イベントを楽しむ一環で、願いごとやメッセージを書いてホテルの装飾の一部として飾られる方も。イベント最終日には、たくさんの短冊やオーナメントが飾りつけられ、掛ける場所がなくなるほど、人気のイベントです。

・取り組みを通して
これまで全国各地の多くのパラアーティストの方々やそのご家族、また障がい者支援施設の方々と知り合うことができました。地方開催においては、各都道府県の自治体や地元の活動団体にもご協力いただき、一緒にイベントを盛り上げていただきました。回を重ねるごとにそれらの「輪」は少しずつですが、確実に広がり続けていると感じます。

これからも、その「輪」を大切に。たくさんの方々と手を携えながら、「障がいの有無にわらず全ての人が笑顔になる環境(空間)づくり」を目指して、共に生きる社会の実現に僅かながらでも貢献していきたいと思います。

▼今後のイベント開催スケジュール
HAPPY SMILE ART
2024/10/5〜10/27:
三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺
2024/12/7〜12/29:
三井ガーデンホテル柏の葉パークサイド
2025/2/1〜2/24:
ホテル ザ セレスティン京都祇園



外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標10 国内および各国間の不平等を減らす
10.1 2030年までに、各国の所得下位40%の所得成⻑率について、国内平均を上回る数値を漸進的に達成し、持続させる。
10.2 2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、すべての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。
10.3 差別的な法律、政策及び慣行の撤廃、ならびに適切な関連法規、政策、行動の促進などを通じて、機会均等を確保し、成果の不平等を是正する。
10.4 税制、賃金、社会保障政策をはじめとする政策を導入し、平等の拡大を漸進的に達成する。
10.5 世界金融市場と金融機関に対する規制とモニタリングを改善し、こうした規制の実施を強化する。
10.6 地球規模の国際経済・金融制度の意思決定における開発途上国の参加や発言力を拡大させることにより、より効果的で信用力があり、説明責任のある正当な制度を実現する。
10.7 計画に基づき良く管理された移民政策の実施などを通じて、秩序のとれた、安全で規則的かつ責任ある移住や流動性を促進する。
10.a 世界貿易機関(WTO)協定に従い、開発途上国、特に後発開発途上国に対する特別かつ異なる待遇の原則を実施する。
10.b 各国の国家計画やプログラムに従って、後発開発途上国、アフリカ諸国、小島嶼開発途上国及び内陸開発途上国を始めとする、ニーズが最も大きい国々への、政府開発援助(ODA)及び海外直接投資を含む資金の流入を促進する。
10.c 2030年までに、移住労働者による送金コストを3%未満に引き下げ、コストが5%を越える送金経路を撤廃する。