障がいのある方が働きやすく、人も犬ものびのび楽しめる ドッグカフェ「Dag」が 11月29日でオープン1周年!
株式会社庭遊館は、運営するドッグカフェ「Dag」が、2024年11月29日に、オープンより1周年を迎えました。
同社は、お庭の工事の設計・施工の事業を通じて、犬を飼っている方がとても多いこと、そして様々な悩みを抱えていることに気づき、「犬のための庭づくり」を始めました。
代表の尾関氏は犬に関する資格も取得し、現在も3頭の犬と一緒に生活しながら、愛犬との暮らしをYouTube「ぴれちゃんねる」を通じて発信しており、現在、2万6千人以上がチャンネル登録をしています。
犬のための庭づくりを開始したのと同時期に庭遊館を経営しながら、障がいのある子どもたちとご家族の支援を行う一般社団法人ハンズハンズという福祉の仕事を引き継ぐことになりました。
同社は「庭遊館」と「ハンズハンズ」はそれぞれ別の仕事として考えていましたがハンズハンズの利用者さんの多くが動物、特に犬が好きだということ、そして犬にも利用者さんの純粋な気持ちが伝わり、お互いに思いやり、穏やかになることがわかりました。
あまり犬に触れ合ったことのないハンズハンズの利用者さんたちのために、ワンコたちを施設に連れて行ったことをきっかけに、就労支援B型事業所として障がいのある方が社会とのつながりを感じながら働くことができ、すべての方が気軽に楽しく過ごすことができる場所を目指して2023年末にドッグカフェ「Dag」をオープンしました。
ドッグカフェ「Dag」: https://www.teiyukan.jp/dag
障がいのある20歳未満の方の多くは家族(両親、祖父母、兄弟など)で一緒に暮らしています。一方で福祉施設で共同生活をしている方も少なくありません。その多くは家族と一緒に暮らしたいという希望を持ちながらも、さまざまな理由(親の仕事や家庭の事情)により、一緒に暮らせません。
同社はそのような状況をハンズハンズの事業を通して知り、家庭内だけで解決できないのであれば、地域で社会を支えてあげるべきなのではないかと考えました。それから当社事業の1つとして、就労支援を行うためにバナナジュース専門店「のみものや」をオープンしたり、ハンズハンズの利用者さんに犬と触れ合う機会を積極的に作ってきました。
障がいのある方の中には、人との距離を縮めるのは苦手だけど、動物、特に犬とはすぐに打ち解けることができる方もいらっしゃいます。最初は怖がって逃げ回っていた方でも、2、3回目には一緒に散歩をしたり撫でたりできるようになることが多いのです。
犬は相手の気持ちを察することができるので、純粋で優しい心をもっている方には優しく接することができ、お互いに言葉はなくても通じるものがあることを何度も目にしています。また犬と接することで利用者さんが癒されて、落ち着いて過ごせるようになることも多くあります。
「インクルーシブな社会」という言葉をよく聞くようになりましたが、「Dag」が性別や年齢、障がいの有無等区別されることなく、同じ立ち位置、同じ目線で支えあう社会の一つの場所になればと願っています。
犬と関わり、お世話をすることで責任感が生まれたり、愛情が生まれる。犬と関わることが楽しくなると、仕事に行くのも楽しくなり、頑張れる。
犬と触れ合っていただく利用者さんの表情が豊かになることで、周りの人もまた笑顔になり、ドッグカフェに来店されるお客様もきっとあたたかい気持ちで接客を見守ってくださる。
ドッグカフェ「Dag」は、誰にとっても楽しく、優しさが連鎖していく「居場所」になっています。
障がいのある方と犬たちがお互いに癒し・癒される場として成長させ、来てくださる皆さんの心も癒される場所です。
【「Dag」店舗概要】
店名: Dag
電話: 058-216-6103
所在地:
岐阜県各務原市那加大門町一丁目39番地
名鉄各務原線高田橋駅より徒歩7分(約500m)
東海北陸自動車道・岐阜各務原ICより5分(約2.2km)
定休日: 毎週水曜日
営業時間: 9:00~18:00(夏季は夜営業あり)
URL: https://www.dag-cafe.jp/
■ドッグカフェ(モーニング・ランチ・カフェ)
5テーブル(うち2席は簡易個室)、テラス席1席で愛犬と一緒に食事ができるカフェをです。
ハンズハンズの利用者さんは、スタッフの指導のもと、開店前の掃除、仕込み、配膳、食後の片付けなど、個々の特性を生かした仕事を行っています。
■ドッグプール
プールは3m×9mです。ハンズハンズ利用者さんは使用前後のプール掃除等の作業を行っています。
■ドッグラン
大型犬用、小型犬用、貸切りエリアのドッグラン併設。ご利用後のゴミの片付けや掃除、ドッグランの整備等を行っています。
<ランチメニュー一例>
・ランチプレート 1,430円(税込)~
<わんちゃんプレート> 880円(税込)~
使用材料:岐阜県産 鹿肉・ささみ ブロッコリー 季節の野菜
「障がい者」というとよくわからない、知らないということで目をそらしてしまったり、自分とは関係ないと思ってしまう方もいるかもしれませんが、関わってみればその一生懸命な姿と純粋な心に、きっと笑顔になります。地域で、町全体でみんなが活躍できる場所を作れたらいいと思っております。
特別支援学校を卒業した方が一般企業に就職できるのはとてもハードルが高いのが現状です。気軽に遊びに行く場所もなければ、一人で外出ができない方は家の中に閉じこもるしか無くなってしまいます。そんな子どもの世話をする親も、どんどん年を取っていきます。
いつか生活ができなくなってしまうようなことがないように、地域全体で助け合っていける、そんな世の中になってほしいのです。
「Dag」で働きながら、たくさんの人や犬たちと触れ合うことができれば、障がいのある人たちも働く喜びを得られ、必要とされる喜びを感じられるでしょう。また来店されるお客様も、あたたかく優しい気持ちでゆったりと過ごしていただける、Dagはそんな場所です。
【会社概要】
社名: 株式会社庭遊館
所在地: 〒5040038 岐阜県各務原市那加大門町一丁目39番地
代表取締役: 尾関 准一
事業内容: 外構工事・造園工事・エクステリア・設計施工
設立:
2000年9月 職人として独立創業
2002年12月 資本金500万にて 有限会社ガーデンツリー設立
2007年7月 庭遊館OPEN
2014年6月 株式会社 庭遊館へ社名変更
2023年11月 移転 Dagオープン
HP: https://www.teiyukan.jp/
外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標10 国内および各国間の不平等を減らす
10.1 2030年までに、各国の所得下位40%の所得成⻑率について、国内平均を上回る数値を漸進的に達成し、持続させる。 10.2 2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、すべての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。 10.3 差別的な法律、政策及び慣行の撤廃、ならびに適切な関連法規、政策、行動の促進などを通じて、機会均等を確保し、成果の不平等を是正する。 10.4 税制、賃金、社会保障政策をはじめとする政策を導入し、平等の拡大を漸進的に達成する。 10.5 世界金融市場と金融機関に対する規制とモニタリングを改善し、こうした規制の実施を強化する。 10.6 地球規模の国際経済・金融制度の意思決定における開発途上国の参加や発言力を拡大させることにより、より効果的で信用力があり、説明責任のある正当な制度を実現する。 10.7 計画に基づき良く管理された移民政策の実施などを通じて、秩序のとれた、安全で規則的かつ責任ある移住や流動性を促進する。 10.a 世界貿易機関(WTO)協定に従い、開発途上国、特に後発開発途上国に対する特別かつ異なる待遇の原則を実施する。 10.b 各国の国家計画やプログラムに従って、後発開発途上国、アフリカ諸国、小島嶼開発途上国及び内陸開発途上国を始めとする、ニーズが最も大きい国々への、政府開発援助(ODA)及び海外直接投資を含む資金の流入を促進する。 10.c 2030年までに、移住労働者による送金コストを3%未満に引き下げ、コストが5%を越える送金経路を撤廃する。