教育の国際デー
PEOPLE

1万人の小学生がリユースで循環型社会を学ぶ 1月24日は「教育の国際デー」

毎年1月24日の「教育の国際デー」(International Day of Education)は、平和と発展に重要な役割を果たす教育を記念し、2018年12月3日の国連総会にて制定されました。

ブックオフグループホールディングス株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:堀内 康隆)が実施する小学生向けの教育プロジェクト「学校ブックオフ」の受講者数が、2024年の実績をもって1万人を突破しました。教育は人権であり、公益であり、社会的責任です。毎年1月24日の「教育の国際デー」(International Day of Education)は、平和と発展に重要な役割を果たす教育を記念し、2018年12月3日の国連総会にて制定されました。持続可能な開発目標(SDGs)の4項目めでも「教育を受けるすべての人が持続可能な社会をつくるために必要な知識や技術を身につけられるよう、持続可能な生活のしかたなどを理解できる教育をすすめる」ことが掲げられる中、同社はリユース業態を活かした様々な教育支援プログラムや講演活動を通じ、持続可能な未来を築くための教育機会を提供しています。



製品の廃棄・製造にかかる CO2 の削減にもつながるリユース事業を主軸とする同社は、積極的にリユースをしたくなる機会や場所を増やすことがさらに大きな循環をつくると考え、持続可能な社会の発展を目指した教育活動に取り組んでいます。

SDGs×キャリア教育のプロジェクト「学校ブックオフ」では、累計1万人を越える小学生が、リユースやブックオフの店舗運営体験などの活動を通じて楽しみながら循環型社会の在り方を学びました。(受講校数:122校 、受講クラス数:423クラス 、受講者数:12,077名  ※2024年12月末時点)
受講した小学生からは、「いらなくなった本やCDがあったらリユースしてみようと思った。」「私もブックオフのようにSDGsについて何かできることはないか考えることができた。」などの感想があり、SDGsや環境問題解決に取り組むきっかけとなっております。小学校学習指導要領の家庭科編にも「持続可能な社会」に関する記載がされる中、当プロジェクトが多数の小学校のカリキュラムに役立てられています。

2024年の11月から12月にかけ、「学校ブックオフ」初となる中学2年生で必須の職業体験を融合した企画を実施しました。主に小学生向けとなる従来の「学校ブックオフ」では、身近なブックオフの取組からリユースについての理解を深め、環境への問題意識をもってもらい、SDGs達成に向けて自分達ができることを考えることが狙いです。一方、今回実施した中学生向けの職業体験融合の「学校ブックオフ」では、従来の狙いに加え、店舗での実務を経験することにより、働くこと・学ぶことの意義を理解すること、子どもの主体性・課題解決能力・プレゼン力を養うことを狙いとしました。
参加した中学生は「仕事をする上で、自分で考え工夫することが大切だと分かった。」「捨てる以外の選択肢をリユースショップが作っていることを知り、リユース・リサイクルに興味を持った。」「リユースショップは、売り上げを伸ばすためだけではなく、まだ使ってもらえるものをまた使ってもらうために働いていることが理解できた。」と意見を述べ、事前にヒアリングした課題から、素早く作業を行うための工夫を自ら考え実践しました。



ブックオフグループのリユース事業についてのカリキュラムを作成し、小学校3年生から中学生に継続的に体験型の学びを提供する3つのプログラムを実施しています。BOOKOFFという身近にあるお店を題材にすることで社会・環境問題を自分事として捉えてもらうことを目的としています。
ブックオフ 学校教育への参画について:https://bookoffgroup.co.jp/sustainability/school.html

※参考
教育の国際デーについて: https://unesco-sdgs.mext.go.jp/4274
持続可能な開発目標4について:https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/4-education/
文部科学省|【家庭編】小学校学習指導要領:
https://www.mext.go.jp/content/20240918-mxt_kyoiku01-100002607_02.pdf



生活者に“すてない選択”という新たなライフスタイルを提供するR-LOOPは、所定のボックスを設置するだけで不要な衣料品・雑貨を回収し、簡単にリユースやリサイクルにつなげられるシステムです。繊維製品の回収・再生の循環プラットフォームを運営する株式会社BPLabと共同運営しています。
回収後は検品を経て、ブックオフグループの海外リユースショップ「Jalan Jalan Japan」で販売し、リユースにつなげます。リユース量1kgあたり1円がNPO法人など任意の団体に寄付されるほか、検品で同社の基準に満たない衣料品などは、同社のパートナー企業がリサイクルします。追跡可能な回収袋や、設置先への定期的な報告・証明書の発行により、高いトレーサビリティを実現。初期導入の費用負担がないことも特長の1つです。
R-LOOP:https://www.rloop.jp/



BOOKOFFは1990 年、35 坪の千代田店(神奈川県)から始まりました。経営理念「事業活動を通じての社会への貢献・全従業員の物心両面の幸福の追求」のもと60社以上の加盟企業と共に発展し、現在はグループ全体で国内外約 800 店舗を運営。国内での年間利用者は約8,600 万人、年間売買点数 6億9千万点を超えています。2024年現在は、百貨店や高級住宅地へ出店するプレミアムサービス事業のほか、アメリカ合衆国やマレーシア・カザフスタン共和国での海外事業にも積極的に取り組んでいます。
コーポレートサイト:https://www.bookoffgroup.co.jp
サービスサイト:https://www.bookoff.co.jp
オンラインストア:https://shopping.bookoff.co.jp
Instagram:https://www.instagram.com/smile.circulation8/
ブックオフが考える循環型社会:
https://www.bookoffgroup.co.jp/sustainability/smile_circulation.html
循環がイメージされる「∞」から、毎月8日にサステナビリティのプレスリリースを実施しています。



外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標 4 . すべての人々への、包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
4.1 2030 年までに、すべての女児及び男児が、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。
4.2 2030 年までに、すべての女児及び男児が、質の高い乳幼児の発達支援、ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。
4.3 2030 年までに、すべての女性及び男性が、手頃な価格で質の高い技術教育、職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。
4.4 2030 年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事 及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。
4.5 2030 年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子どもなど、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。
4.6 2030 年までに、すべての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする。
4.7 2030 年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。
4.a 子ども、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、すべての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。
4.b 2020 年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、ならびにアフリカ諸国を対象とした、職業訓練、情報通信技術(ICT)、技術・工学・科学プログラムなど、先進国及びその他の開発途上国における高等教育の奨学金の件数を全世界で大幅に増加させる。
4.c 2030 年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国における教員養成のための国際協力などを通じて、資格を持つ教員の数を大幅に増加させる。