使わなくなった年賀状を他のハガキや未使用・使用済み切手と共に回収
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【年末年始は「年賀状と不要品」で「子どもワクチン支援」】余ったり、書き損じや印刷ミスで使えなくなった年賀状、年末の大掃除で出た不要品が、子ども達の命を救います

認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会では、使わなくなった年賀状を他のハガキや未使用・使用済み切手と共に回収。さらに、支援企業のご協力で不要品も回収し、ポリオ、はしか、破傷風などのワクチンに換え、途上国の子ども達に届けています。

「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」では、子どもたちのちいさな命を感染症から守るために、使わなくなった年賀状を他のハガキや未使用・使用済み切手と共に回収。さらに、支援企業のご協力で不要品も回収し、ポリオ(小児マヒ)、はしか、破傷風などのワクチンに換え、途上国の子ども達に届けています。

使う機会がなくなってしまったり、額面が古くなってしまったりして、ご不要になったハガキや切手、書き損じやプリントミスをしてしまったハガキを活かして、途上国の子ども達の命を救えるのが、同法人が行う「はがき・切手回収による子どもワクチン支援」です。
年賀状などのハガキは、同法人に届くと郵便局や指定の買取事業者で切手シートに交換されます。85円の年賀状であれば、交換手数料を除いた約60円が寄付となりますので、10枚お送りいただくと、約30人の子ども達にポリオワクチンを贈ることができます。

また、消印が残るように切り取られた「使用済み切手」も子どもワクチン支援につながります。1kg約1500円でコレクターの方に買い取られた売却益が寄付となります。。

ハガキや切手以外にも、年末の大掃除では様々な不要品が出てくると思います。「自分にはもう必要ないけれど、何かに役立てられないかな。」、「処分にお金をかけるのはもったいないな。」と感じる方もいらっしゃるかと思います。そんな不要品も、同法人と提携する支援企業(買取事業者)を通して、子どもワクチン支援に活かすことができます。

その1つが、ブックオフが運営する宅配買取寄付サービス「キモチと。」です。対象は本やDVD、ゲームなど30品目以上に及びます。段ボールなどに梱包した後、専用ページからお申し込みいただくと、宅配事業者が無料回収。買取金額の全額がブックオフを通して同法人に寄付されます。さらに、寄付月間の12月中は、10点以上の品物を送ると500円が上乗せ(ブックオフ協力分)されて寄付されるキャンペーンが実施されています。

昨年、JCVは支援国のひとつバヌアツの現地視察を実施。その際に訪問した、レレパ島に住む子どものお母さんから、日本の皆さまへメッセージをいただきました。

「私たちの住む島には病院もなく、未だに電気も通っていません。そんな環境で子どもが感染症にかかれば一大事です。だから、娘がワクチンを接種できる日をいつも心待ちにしています。日本で継続してワクチン支援活動にご協力くださっている皆さま、本当にありがとうございます。おかげで、娘はこれまで健康に育ってくれています。」

ポリオ、結核、百日咳などの感染症は、途上国においては日常の脅威として、日々、多くの子どもたちの命と笑顔を奪い続けています。その数は1日4,000人。20秒に1人の子どもたちがワクチンの接種をすれば防げるはずの病気で亡くなっています。
「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」(JCV)は、途上国の子どもたちにワクチンを届け、彼らの命と未来を守る活動「子どもワクチン支援」を行う民間の国際支援団体です。感染症のワクチンの多くは1人分20円、高いものでも約280円ととても安価です。私たちはUNICEFや各国の保健省と協力し、1994年の創設以来、1億3,377万3,465人の子どもたちにワクチンを届けてまいりました。
皆さまのご支援により、2025年は、ミャンマー、ラオス、ブータン、バヌアツの4カ国に約1億1,775万円分のワクチンやコールドチェーン機器を贈ることができました。

団体名:認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会
代表:理事長 剱持 睦子 (ケンモチ ムツコ)
創設者:細川 佳代子 (ホソカワ カヨコ、細川護煕元首相夫人)
本社所在地:東京都港区三田 4-1-9 三田ヒルサイドビル8F
URL:www.jcv-jp.org
設立:1994年1月29日
スペシャルサポーター:
竹下景子(ワクチン大使・女優)、和田毅(元プロ野球選手)、早見優(歌手・女優)、三國清三(シェフ・株式会社ソシエテミクニ 代表取締役)、進藤奈邦子(WHO 健康危機管理プログラムシニアアドバイザー)、鏡リュウジ(翻訳家・心理占星術研究家)、安藤優子(ジャーナリスト)、キャップ革命 ボトルマン(株式会社タカラトミー)



外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標 1. あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
1.1 2030年までに、現在 1 日 1.25 ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。
1.2 2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、 すべての年齢の男性、女性、子どもの割合を半減させる。
1.3 各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施し、2030年までに貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。
1.4 2030年までに、貧困層及び脆弱層をはじめ、すべての男性及び女性が、基礎的サービスへのアクセス、土地及びその他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的資源についても平等な権利を持つことができるように確保する。
1.5 2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽減する。
1.a あらゆる次元での貧困を終わらせるための計画や政策を実施するべく、後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源からの相当量の資源の動員を確保する。