SDGs読書プロジェクトを提唱
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オトバンクが京セラコミュニケーションシステムと連携し「オーディオブック配信サービス」を台東区全公共図書館に利用拡大

音声配信サービス「audiobook.jp」(株式会社オトバンク)は、障害者差別解消法および読書バリアフリー法の促進を目指し、「SDGs読書プロジェクト」を掲げ、紙・電子に続く第三の書籍であるオーディオブックを通じて、学びや読書の機会がより広く提供できる取り組みを行っています。

目次
■ オーディオブックとは >>
■ 公共図書館対象「オーディオブックサービス」の利用傾向 >>
■ 台東区立図書館導入概要 >>
■ 公共図書館システム「ELCIELO」内「オーディオブック配信サービス」について >>
■ SDGs読書プロジェクトとは >>
■ 今後の展開 >>
■ SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」とは? >>


日本一のオーディオブック書籍ラインナップ数を配信する音声配信サービス「audiobook.jp」を運営する株式会社オトバンク(本社:東京都文京区、代表取締役社長:久保田裕也、以下「オトバンク」)は、京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下「KCCS」)の公共図書館システム「ELCIELO」と連携して提供する「オーディオブック配信サービス」について、2022年1月より台東区の公共図書館全館で導入を開始したことをお知らせします。オトバンクは、障害者差別解消法および読書バリアフリー法(※)の促進を目指し、「SDGs読書プロジェクト」を掲げ、紙・電子に続く第三の書籍であるオーディオブックを通じて、学びや読書の機会がより広く提供できる取り組みを行ってまいります。
※正式名称「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」
 https://www.mext.go.jp/content/20210331-mxt_chisui02-000013684_02.pdf

オーディオブックとは、ナレーターや声優が朗読した本などの音声を、ご自身のパソコンやスマートフォンで聞くことのできるサービスです。手や目を使わない、第三の書籍として広がりを見せています。

オトバンクとKCCSは、公共図書館システム「ELCIELO」のオプションサービスとして、2020年2月よりオーディオブックの貸出を開始しました。オプションを導入した図書館では、オーディオブックを利用者に提供可能です。現在、台東区を含め全国8つの自治体で導入されています。

図書館の利用者は、紙の本と同様に図書館ホームページの蔵書検索機能から書籍を検索しオーディオブックを再生できます。オンラインで使用が可能なので、PCやスマートフォンを通じて、いつでもどこでも利用可能です。

コロナ禍における非来館サービスの需要高まりに応じて進む図書館のDX化や、障害者差別解消法および読書バリアフリー法の施行に伴い導入館数を伸ばしておりましたが、2022年1月より、新たに台東区内の全公共図書館にて「オーディオブック配信サービス」が利用可能となります。

2020年に公共図書館を対象にオーディオブックサービス提供開始以降、コロナ禍における非来館サービスの需要や電子化への対応が求められており、急速に利用が拡大しました。今後も拡大が見込まれます。

導入図書館   東京都台東区立図書館(全7館)
導入開始時期  2022年1月~

※「オーディオブック配信サービス」は図書館登録ユーザーを対象に提供されます。
詳細:https://www.city.taito.lg.jp/library/service/sonota/audiobook.html

利用方法
(1)図書館ホームページから、蔵書目録検索システム(OPAC)にアクセスする
(2)簡易検索・詳細検索、分類検索から、オーディオブックを選択し検索
・詳細検索 https://library.city.taito.lg.jp/opw/OPW/OPWSRCH2.CSP?DB=LIB&MODE=1
・分類検索
https://library.city.taito.lg.jp/opw/OPW/OPWSRCHMRDF.CSP?DB=LIB&MODE=1
(3)「オーディオブックを聴く」から再生

利用対象者
台東区立図書館の利用登録のある区民(在勤・在学含む)がご利用できます。
https://library.city.taito.lg.jp/opw/OPW/OPWNEWPASS.CSP?DB=LIB&MODE=1

概要
「オーディオブック配信サービス」 は、KCCSの公共図書館システム「ELCIELO」と株式会社オトバンクが提供する「audiobook.jp」が連携した「ELCIELO」のオプションサービスです。障害者差別解消法および読書バリアフリー法への対応の一つ、そして本を耳で楽しめるサービスを提供しています。

コロナ禍により社会全体がオンライン化、非接触化が進み、新しい生活様式に変化している中で、図書館においても非来館型サービスへの需要が高まっています。利用者が来館の必要性がなく、専用アプリや特別なプラグインのインストールも不要な「オーディオブック配信サービス」は、どこからでも利用できる図書館の施策の一つとして活用されています。

詳細URL:https://www.kccs.co.jp/ict/service/audiobook/

・導入事例
2020年5月
奈良県奈良市立図書館(3館) 
2020年6月
東京都八王子市立図書館(9館)
2020年12月 
愛知県日進市立図書館(単館) 
2021年1月
東京都文京区立図書館(10館)
2021年2月
滋賀県大津市立図書館(4館) 
2021年 3月
大阪府箕面市立図書館(5館)
2021年4月
和歌山県紀の川市立図書館(2館)
 

読書環境において、主にSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」、目標10「人や国の不平等をなくそう」、目標 16「平和と公正をすべての人に」の実現を目指したオトバンク主体のプロジェクトです。今後も、読書の楽しみ方をより広く選択できる環境の実現を目指した活動を行ってまいります。本プロジェクトでは、提携パートナーも募集しておりますのでお気軽にご連絡ください。

 

お問い合わせはこちら:pr@otobank.co.jp

オトバンクは、緑内障の祖父の失明をきっかけに、創業者の「本を耳でも聴ける世の中」を実現したいという思いで創業されました。今後もオーディオブックを通じて、「読む」に並んで「聴く」も当たり前に選べるような世の中の実現を目指すべく、企業及び自治体との連携を加速させてまいります。

オーディオブックとは
オーディオブックとは、ナレーターや声優が本を朗読した「聴く本」です。耳だけで読書を楽しめるため、文字を読むのが難しい方のほか、ランニング中、電車や車での移動時間、家事の最中など、生活のあらゆるシーンで「ながら読書」を楽しめます。

audiobook.jp(オーディオブックドットジェイピー)
株式会社オトバンクが運営する、日本一のオーディオブック書籍ラインナップ数を配信する音声配信サービスです。2007年より配信を開始した「FeBe」からリニューアルし、2018年3月よりサービスを開始。オーディオブックのカテゴリー普及に向けてプラットフォームの拡大を目指します。 2021年に累計会員数が200万人を突破。 https://audiobook.jp/

【サービス概要】
・サービス名称:「audiobook.jp」
・サイトURL:https://audiobook.jp/
・App Storeページ:https://app.audiobook.jp/ios
・Google Playページ:https://app.audiobook.jp/android
・料金体系:
聴き放題プランは、月額880円(税込)。入会から2週間は無料でご利用いただけます。
個別購入は作品ごとの購入が可能。(※単行本書籍とおよそ同価格帯(1,200円~1,500円)での配信が中心。)

「audiobook.jp」聴き放題プラン詳細月額880円(税込)で対象作品が聴き放題のオーディオブックプランです。ビジネス書を中心に、小説、ラジオドラマ、ニュース、落語など幅広いジャンルの音声コンテンツを配信しています。初回2週間(14日間)は、無料でお試しも可能です。
詳細URL:https://audiobook.jp/user/membership/options/unlimited

株式会社オトバンク(本社:東京都文京区、代表取締役社長:久保田裕也)
音声コンテンツを中心とした事業を展開し、「聞き入る文化の創造」「目が不自由な人へのバリアフリー」「出版文化の振興」の達成を目指している、日本最大級の配信数を誇るオーディオブックカンパニーです。500社以上の出版社様と提携し、主な事業として、日本最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」でのオーディオブック販売をはじめ、オンラインブックガイド「新刊JP」(http://sinkan.jp/)を中心とした書籍プロモーション事業も行っています。http://www.otobank.co.jp/

外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標 4 . すべての人々への、包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
4.1 2030 年までに、すべての女児及び男児が、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。
4.2 2030 年までに、すべての女児及び男児が、質の高い乳幼児の発達支援、ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。
4.3 2030 年までに、すべての女性及び男性が、手頃な価格で質の高い技術教育、職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。
4.4 2030 年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事 及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。
4.5 2030 年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子どもなど、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。
4.6 2030 年までに、すべての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする。
4.7 2030 年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。
4.a 子ども、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、すべての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。
4.b 2020 年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、ならびにアフリカ諸国を対象とした、職業訓練、情報通信技術(ICT)、技術・工学・科学プログラムなど、先進国及びその他の開発途上国における高等教育の奨学金の件数を全世界で大幅に増加させる。
4.c 2030 年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国における教員養成のための国際協力などを通じて、資格を持つ教員の数を大幅に増加させる。