スカパーJSAT調べ
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スカパーJSAT調べ 環境問題に対する意識を高めるために子どもに見せたいアニメ 1位『風の谷のナウシカ』2位『天空の城ラピュタ』3位『ドラえもん のび太とアニマル惑星』

スカパーJSAT株式会社は、衛星画像を活用して、地球に存在する彩り豊かな美しい【色】から、地球を知ってもらい、興味を持ってもらい、好きになってもらい、そして様々な環境問題を考えるきっかけを提供するプロジェクト“Satellite Crayon Project”を始動。

・小学生の子どもが関心を持っているSDGs 1位「海の豊かさを守ろう」2位「貧困をなくそう」3位「陸の豊かさも守ろう」4位「飢餓をゼロに」
・小学生の子どもに関心を持ってもらいたいSDGs 1位「すべての人に健康と福祉を」

全国の小学生の保護者1,000名(全回答者)に、SDGs(持続可能な開発目標)への関心について質問しました。
まず、全回答者(1,000名)に、自身の小学生の子ども(以下「子ども」という。)が関心を持っているSDGsを聞いたところ、「海の豊かさを守ろう」(23.8%)が最も高くなり、「貧困をなくそう」(20.6%)、「陸の豊かさも守ろう」(19.6%)が続きました。環境問題や貧困問題を解決していくための取り組みに対し関心を抱いている子どもが多いようです。次いで高くなったのは、「飢餓をゼロに」(17.6%)、「安全な水とトイレを世界中に」(15.7%)、「すべての人に健康と福祉を」「質の高い教育をみんなに」(いずれも15.6%)となり、食料問題や衛生問題、健康問題、教育問題の解決といった目標が挙げられました。

次に、子どもに今後(または今後も)関心を持ってもらいたいSDGsを聞いたところ、「すべての人に健康と福祉を」(31.8%)が最も高くなりました。新型コロナウイルス感染症による世界的な健康被害拡大が続くなか、健康や福祉に関する問題を解決するための取り組みへ意識を向けてほしいと考えている親が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「海の豊かさを守ろう」(29.7%)、「貧困をなくそう」(29.3%)、「質の高い教育をみんなに」(27.9%)、「飢餓をゼロに」(26.2%)でした。

・家庭で取り組んでいるSDGsアクション 1位「ごみを正しく分別する」2位「マイバッグやマイボトルを持ち歩く」

全回答者(1,000名)に、家庭で取り組んでいるSDGsアクションを聞いたところ、「ごみを正しく分別する」(64.3%)が最も高くなり、「マイバッグやマイボトルを持ち歩く」(63.7%)、「電気を節約する」(57.5%)、「水を節約する」(56.5%)が続きました。ごみの分別やプラスチックごみの削減、電気や水の節約など、日常生活で実践しやすいことに取り組んでいる家庭が多いようです。そのほか、「エアコンを適正な温度で使う」(48.0%)や「食材は食べられる量を購入する」(47.8%)、「リサイクルやリユースをする」(36.1%)、「地元産の商品を買う」(23.4%)、「夫婦で家事分担を平等にする」(18.6%)、「できるだけ公共交通機関を利用する」(17.2%)といった取り組みが挙げられました。
居住エリア別にみると、近畿では「エアコンを適正な温度で使う」が61.8%、中国・四国では「地元産の商品を買う」が35.7%、「不揃い品や規格外の産品を購入する」が34.5%と、他のエリアと比べて高くなりました。

・子どもと一緒に取り組んでいるSDGsアクション 1位「ごみを正しく分別する」2位「電気を節約する」3位「水を節約する」

家庭で子どもと一緒に取り組んでいるSDGsアクションを聞いたところ、「ごみを正しく分別する」(43.0%)が最も高くなり、「電気を節約する」(39.2%)、「水を節約する」(38.9%)、「マイバッグやマイボトルを持ち歩く」(37.6%)が続きました。普段の生活で手軽に始めることができる、親子で取り組みやすいアクションが上位に挙がりました。
居住エリア別にみると、東海と九州・沖縄では「水を節約する」(順に43.8%、44.3%)、近畿と中国・四国では「電気を節約する」(順に48.2%、40.5%)が最も高くなりました。

・「親子でSDGsに関する話題で会話をしている」62%、中国・四国では71%

また、どのくらいの頻度で、子どもとSDGsに関する話題で会話をしているか聞いたところ、「週に1日以上」が14.3%、「月に2~3日」が10.3%、「月に1日」が12.8%となり、「1年に1日以下」までを合計した『会話をしている』は62.0%でした。親子間でSDGsが話題に上る家庭は6割を超え、多くの家庭へSDGsに関連する知識や情報が浸透し始めている実状がうかがい知れる結果となりました。
居住エリア別にみると、『会話をしている』割合が最も高くなったのは中国・四国(71.4%)、最も低くなったのは北海道・東北(53.7%)で、17.7ポイントの差が開きました。

・家庭でのSDGsトークが子どもの意識を大きく変える?「親より子どものほうがSDGsに関心を持っている」31%、親子でSDGsに関する会話がある家庭では44%
・「親より子どものほうが環境に配慮した行動に積極的」28%

続いて、SDGsや環境問題に関する親子の意識や姿勢について聞いたところ、【親より子どものほうがSDGsに関心を持っている】では「非常にあてはまる」が3.2%、「どちらかといえばあてはまる」が28.0%で、合計した『あてはまる(計)』は31.2%となり、【親より子どものほうがSDGsアクションに積極的】では『あてはまる(計)』は29.3%となりました。子どものほうがSDGsに対し意欲的に向き合っているという家庭は少なくないようです。
また、【親より子どものほうが環境問題に対する意識が高い】では『あてはまる(計)』は28.3%となり、【親より子どものほうが環境に配慮した行動に積極的】では28.1%となりました。

親子でSDGsに関する話題で『会話をしている』家庭についてみると、【親より子どものほうがSDGsに関心を持っている】では『あてはまる(計)』は44.0%となり、全体(31.2%)と比べて12.8ポイント高くなりました。家庭での会話は、子どものSDGsに対する関心度に大きな影響を与えるようです。

・子どものSDGsの学び方 「学校の授業」がダントツ、2位「家族からの話」3位「SDGs関連のニュース」

全回答者(1,000名)に、子どものSDGsの学び方を聞いたところ、「学校の授業で学ぶ」(44.3%)が突出して高くなり、「家族から話を聞く」(19.3%)、「SDGs関連のニュースを見る」(11.5%)、「SDGs関連のテレビ番組を見る」(10.0%)、「博物館や科学館の展示を見る」(7.0%)が続きました。現在、学校教育においては、小学校から大学に至るまでのすべての教育段階において、“持続可能な開発のための教育(ESD)”が推進されています。今後、ESDの推進を通じて、子どもたちがSDGsを自らの問題として主体的に捉える機会はますます多くなり、SDGsアクションに積極的な若者が増えていくのではないでしょうか。

また、今後(または今後も)、家庭に取り入れたい子どものSDGsの学び方を聞いたところ、「学校の授業で学ぶ」(32.1%)が最も高くなり、「SDGs関連のテレビ番組を見る」(21.6%)、「SDGs関連のニュースを見る」(18.4%)が続きました。そのほか、「SDGs関連のイベントに参加する」(13.5%)や「SDGs関連の本・雑誌を読む」(12.5%)、「SDGs関連のマンガを読む」(12.4%)など、イベントや書籍を活用する学び方が挙げられました。

・子どもと一緒にイベントに参加して取り組みたいSDGs 1位「海の豊かさを守ろう」2位「陸の豊かさも守ろう」3位「質の高い教育をみんなに」

全回答者(1,000名)に、子どもと一緒にイベントに参加して取り組みたいSDGsを聞いたところ、「海の豊かさを守ろう」(21.8%)が最も高くなり、「陸の豊かさも守ろう」(20.0%)、「質の高い教育をみんなに」(15.5%)、「すべての人に健康と福祉を」(14.8%)、「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」(14.6%)が続きました。
男女・世代別にみると、50代女性では「海の豊かさを守ろう」が39.8%、「陸の豊かさも守ろう」が38.6%、「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」が25.3%、「気候変動に具体的な対策を」が28.9%と、親子でのSDGsイベント参加に対する前向きな姿勢が際立つ結果となりました。

・子どもが関心を持っている環境問題 1位「地球温暖化」2位「海洋汚染」3位「野生生物種の減少」
・今後、関心を持ってもらいたい環境問題 4位「森林の減少」3位「海洋汚染」2位「大気汚染」、1位は?

全回答者(1,000名)に、子どもが関心を持っている環境問題を聞いたところ、「地球温暖化」(33.2%)が最も高くなりました。教科書やワークブック、映像教材などを用いて学校でSDGsについて学んだり、ごみの分別や資源の節約などを家庭で取り組んだりすることで、地球温暖化やその対策について関心を持つようになった子どもが多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「海洋汚染」(23.7%)、「野生生物種の減少」(20.1%)、「大気汚染」(19.4%)、「森林の減少」(18.4%)でした。

次に、子どもに関心を持ってもらいたい環境問題を聞いたところ、「地球温暖化」(50.7%)が最も高くなり、「大気汚染」(38.1%)、「海洋汚染」(38.0%)、「森林の減少」(35.1%)、「野生生物種の減少」(26.7%)が続きました。

・子どもが環境問題に関心を持つために必要だと思うこと 1位「ごみの分別に協力させる」、「地球を知ることができる映像を見せる」が上位にランクイン

全回答者(1,000名)に、子どもが環境問題に関心を持つためにはどのようなことが必要だと思うか聞いたところ、「ごみの分別に協力させる」(39.6%)が最も高くなり、「節電や節水に協力させる」(38.0%)、「自分の持ち物を大切に使わせる」(37.8%)、「自然の中で遊ばせる」(31.2%)、「地球を知ることができる本を読ませる」(30.9%)、「地球を知ることができる映像を見せる」(29.3%)が続きました。また、「学校における環境教育・環境学習の機会を充実させる」(24.4%)を4人に1人が挙げました。
男女・世代別にみると、いずれのアクションについても、男性と比べ女性のほうが軒並み高く、50代女性では「地球を知ることができる映像を見せる」(39.8%)が4割となり、全体(29.3%)と比べて10.5ポイント高くなりました。

・地球が好きになるよう子どもに見せたい“地球の色” 「海の色」がダントツ、2位「空の色」3位「森の色」

衛星画像を活用して地球を見ると、地球に存在する彩り豊かな美しい色を楽しむことができます。
全回答者(1,000名)に、地球を好きになるよう、子どもに見せたいと思う地球の色を聞いたところ、「海の色」(61.7%)が最も高くなりました。地球温暖化により、例えばグリーンランドを覆う氷がすべて解けてしまうと、地球の海面が7mも上昇するといわれています。海水温の上昇により世界最大のサンゴ礁群・グレートバリアリーフではサンゴ礁の大部分が失われてしまったり、海面の上昇によりキリバスなど海抜の低い国が存亡の危機に直面したりするおそれがあります。彩り豊かな美しい海の色を見ることが、地球に関心を持つきっかけとなり、地球の抱える様々な環境問題を考える第一歩になると、多くの人がイメージしているのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「空の色」(43.1%)、「森の色」(33.4%)、「山の色」(24.7%)、「サンゴ礁の色」(23.6%)、「草原の色」(22.6%)、「川の色」(20.9%)、「雲の色」(16.2%)、「雪の色」(15.4%)、「湖の色」(15.3%)でした。
男女別にみると、女性では「海の色」が67.0%、「空の色」が49.8%、「サンゴ礁の色」が29.6%、「草原の色」が29.2%、「雲の色」が21.6%と、男性(順に56.4%、36.4%、17.6%、16.0%、10.8%)と比べて10ポイント以上高くなりました。

・SDGsの達成に役立つと思う技術 1位「リサイクル技術」2位「エネルギー技術」3位「農業技術」 20代男性では4人に1人が「ドローン技術」と回答

SDGsの達成に向け、どのような技術に期待している人が多いのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、SDGsの達成に役立つと思う技術を聞いたところ、「リサイクル技術」(44.5%)が最も高くなりました。資源の再利用を図り、高度な循環型社会の実現を推進する技術に期待を寄せている人が多いようです。次いで高くなったのは、「エネルギー技術」(40.6%)、「農業技術」(34.1%)、「バイオテクノロジー」(32.4%)、「漁業技術」(26.2%)でした。
男女・世代別にみると、20代男性では「ドローン技術」(23.8%)が他の層と比べて突出して高くなりました。

・子どものSDGs教育の先生になってほしい芸能人 1位「HIKAKIN」2位「林修」3位「池上彰」

最後に、“SDGs教育”をテーマに、イメージに合う人物やアニメについて質問しました。
全回答者(1,000名)に、子どものSDGs教育の先生になってほしい芸能人を聞いたところ、1位「HIKAKIN」、2位「林修」、3位「池上彰」、4位「さかなクン」、5位「小島よしお」となりました。人気YouTuberのほか、テレビ番組などでわかりやすい解説や説明をしている姿が印象的な芸能人が上位に挙がりました。
男女別にみると、男性回答では1位「池上彰」、2位「HIKAKIN」、3位「林修」、4位「さかなクン」、5位「所ジョージ」、女性回答では1位「HIKAKIN」、2位「林修」、3位「さかなクン」、4位「小島よしお」、5位「池上彰」となりました。

・子どものSDGsへの関心を高めるために、“SDGsアンバサダー”になってほしい! 芸能人1位「HIKAKIN」2位「あばれる君」「さかなクン」、声優1位「花江夏樹」2位「山寺宏一」、アニメ・マンガキャラ1位「ドラえもん」2位「竈門炭治郎」

SDGsについて多くの人に関心を持ってもらうための宣伝大使“SDGsアンバサダー”のイメージに合うのはどのような人なのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、子どものSDGsへの関心を高めるために、“SDGsアンバサダー”になってほしい人物を聞いたところ、【芸能人】では「HIKAKIN」がダントツ、2位「あばれる君」「さかなクン」、4位「林修」、5位「サンドウィッチマン」となりました。
また、【声優】では、人気アニメ『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎役を務めた「花江夏樹」がダントツ、“七色の声を持つ男”とも称され『それいけ!アンパンマン』のチーズ役や『ルパン三世』の銭形警部役、『アラジン』のジーニー役など多数の人気作品で活躍している「山寺宏一」が2位となり、3位「梶裕貴」「高山みなみ」「野沢雅子」と続きました。
さらに、【アニメ・マンガのキャラクター】では「ドラえもん(ドラえもん)」がダントツ、2位「竈門炭治郎(鬼滅の刃)」、3位「江戸川コナン(名探偵コナン)」、4位「野原しんのすけ(クレヨンしんちゃん)」、5位「アンパンマン(それいけ!アンパンマン)」となりました。

・環境問題に対する意識を高めるために子どもに見せたいアニメ 1位『風の谷のナウシカ』2位『天空の城ラピュタ』3位『ドラえもん のび太とアニマル惑星』 『崖の上のポニョ』『もののけ姫』『天気の子』がTOP10にランクイン

全回答者(1,000名)に、環境問題に対する意識を高めるために、子どもに見せたいと思うアニメを聞いたところ、1位『風の谷のナウシカ』(41.4%)となりました。『風の谷のナウシカ』は、戦争により汚染された“腐海”が拡がる地球が舞台となる作品です。この作品が文明のあり方や自然との共生について考えるきっかけになるとイメージしている人が多いのではないでしょうか。次いで、科学の力で発展し高度な文明を持っていたが土から離れたことで衰退の一途を辿ることとなった王国“ラピュタ”が舞台となる『天空の城ラピュタ』(34.4%)が2位、環境破壊や核戦争で荒廃した惑星からアニマル星へやってきた侵略者“ニムゲ”との戦いを描いた『ドラえもん のび太とアニマル惑星』(31.5%)が3位、人間による大気汚染に対する報復として地上文明を洪水で滅ぼそうとする“天上人”との戦いを描いた『ドラえもん のび太と雲の王国』(31.3%)が4位、海沿いの街を舞台に、人間になりたいと願うさかなの子と少年との出会いを描いた『崖の上のポニョ』(29.6%)が5位と、ジブリ作品とドラえもんシリーズがTOP5を占める結果となりました。
また、山犬に育てられた少女との出会いをきっかけに、主人公の少年が森と人間との共存を模索する姿を描いたジブリ作品『もののけ姫』(27.4%)は7位、異常気象が続く東京を舞台に、不思議な能力を持つ少女と出会った主人公が自身の生き方を選択する姿を描いた新海誠作品『天気の子』(25.5%)は8位となりました。