【こどもスマイリング・プロジェクト】こどもフードエシカルマスター講座 ~ピザづくりで地元野菜や食品ロスを知ろう~ を開催
こどもスマイリング・プロジェクトは、多様な子どもたちに向け「職業体験型 食育プログラム」の提供を進め、この活動の一環として、プロジェクトの趣旨に賛同する協力企業・株式会社エイチ・ツー・オー 商業開発、イズミヤ株式会社と共に「こどもフードエシカルマスター講座」を開催。
地域の農家の方やイズミヤ河内長野店のスタッフが先生となり、子どもたちに地域でとれた農産物の美味しさの秘密や農家の仕事、食品ロスの問題やイズミヤ河内長野店での取り組みなどを紹介しました。
また、地域産のトマトとほうれん草、ロス食材を活用したピザづくりを通してエシカル消費を学んだほか、栄養バランスのとれたオリジナルピザのレシピを考えるためイズミヤ河内長野店の売場への探検も行いました。
参加した子どもたちは「とても楽しかった」というコメントとともに、「(食品ロスをださないために)給食を残さない!」「栄養バランスのとれたオリジナルピザを自宅でもつくってみる」など、イベントで学んだことをもとに、これから自分たちが取り組むアクションを宣言してくれました。
また、協力企業の株式会社エイチ・ツー・オー 商業開発 原田さんは「今後も自社グループ・地域農家の方々・子どもたちをつなぎ、子どもたちに食や職に関する学びの機会を提供していきたい。」とコメントしております。
今後もこどもスマイリング・プロジェクトは、子どもたちの心と体の成長に必要な『食』や食に関わる『職』の経験を届け、食品企業の様々な取り組みへの理解と地域への貢献を通じた持続可能な社会を目指す仕組みの構築を目指し、こうした支援の輪を広げる活動を推進していきます。
「エシカル(ethical)」とは、英語で「倫理的な」という意味です。
「エシカル消費」とは、買い物をする私たち一人ひとりが、必要なだけ地球から資源を使用し、環境や社会、消費者自身にとって良い商品や方法を選んで買うことです。
講座では食に関するエシカル消費を学び、子どもたちに “こどもフードエシカルマスター” を目指してもらいます。
●『河内長野の美味しいを知ろう』~地域の農家さんによる河内長野市産の農産物の学習~
地域でトマトやほうれん草などを育てる農家の方が先生となり、地域でとれた農産物の美味しさの秘密や農家の仕事、どの様な思いを込めてを野菜を作っているかを子どもたちに伝えました。
●『食品ロスとエシカル消費を知ろう』~農家と地域をつなぐスーパーマーケットの取り組みを紹介~
イズミヤ河内長野店のスタッフが先生となり、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品(食品ロス)の問題や社会や地球のためにより良い商品を選択する”エシカル消費”についてクイズ形式で子どもたちと一緒に考えました。
また、エイチ・ツー・オー リテイリングとイズミヤのエシカル消費に関する取り組みや、できるだけ食品ロスを出さないようにイズミヤの売場で取り組む工夫について紹介しました。
●『ピザづくり体験』~河内長野市産のトマトとほうれん草・ロス食材を使ってエシカルなピザづくり~
授業で学んだ地域でとれた農産物の農産物やロス食材を活用し、子どもたちとエシカルなピザづくりに挑戦しました。
食品ロスを出さないよう、材料は余すことなく使用しました。
●『栄養バランスの良いピザをつくろう!』~元気な体をつくる3色の栄養を知って、ピザの材料を探しにイズミヤに探検!~
今後、子どもたちが自宅でも余った食材を活用して栄養バランスの良いピザづくりができる様、元気な体をつくる3色の栄養(赤・黄・緑)を学びました。
その後、子どもたちとイズミヤ河内長野店の売場に向かい、オリジナルピザのレシピを考えました。
最後に、各自が考えたオリジナルピザの発表を行い、“健康ピザ”や“野菜たっぷりピザ”などアイデア溢れるピザが紹介されました。
●こどもフードエシカルマスター認定書授与・ピザをお持ち帰り
イベントの最後にこどもフードエシカルマスター認定書と子どもたちがつくったピザをお渡ししました。
後日、子どもたちから「自分たちでつくったピザは美味しかった」とコメントをもらっています。
子ども食堂に通うお子様を中心に、エシカル消費に関する食育プログラムを実施し、子どもたちを支援するネットワークとのリアルとデジタルでの信頼関係を構築。
子どもたちの心と体の成長に必要な『食』や食に関わる『職』などの経験を届け、食品企業の様々な取組への理解と地域への貢献を通じた持続可能な社会を目指す仕組みの構築を目指します。
URL: https://www.k-smile-ring.jp/
SDGs目標12「つくる責任つかう責任」とありますが、そもそも具体的にはどういったことなのでしょうか?
国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標12. 持続可能な生産消費形態を確保する
12.1 開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。 12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。 12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。 12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。 12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。 12.6 特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。 12.7 国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。 12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフ スタイルに関する情報と意識を持つようにする。 12.a 開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。 12.b 雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。 12.c 開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境 への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。