「わたしたちの周りには紙がいっぱい」、「紙といっしょにサステナブルな社会へ」紙の存在・価値、そして紙パルプ産業のサステナブル社会への貢献を紹介する動画2作品を公開
日本製紙連合会は、私たちの暮らしを支える様々な紙製品や紙ならではの良さについて紹介する動画「子どもたちの発見」篇、そして紙パルプ産業のサステナブルな社会実現に向けた取り組みを紹介する動画「未来へのノート」篇の2作品を日本製紙連合会ホームページおよびYouTubeアカウントで公開
■制作の目的:
当たり前のように溢れていて、普段の生活ではあまり意識することのない「紙」。日本製紙連合会では、「紙の存在」、そして「紙ならではの良さ」について多くの方々に再認識していただくために、本動画を制作いたしました。
■動画尺数:3分31秒
■内容:
「見まわしてみよう、見つけてみよう、見なおしてみよう」をキャッチフレーズに、暮らしの中の紙の存在について、子どもたちの目を通して紹介しています。子どもたちが、あらためて自分たちの身の周りを見まわし、たくさんの目に見える紙だけでなく、普段は気づくことのない隠れた紙や、紙の製造技術から生まれた新素材の存在を見つけることで、その存在感・価値を見なおし、未来を見つめる・・・。暮らしを支える紙の存在をワクワクしながら「発見」していく楽しさで展開します。本動画は子どもたちが主役でありながらも、大人の方々も改めて紙の存在感、価値を発見できる内容になっています。
■ストーリー:
部屋を見回す女の子と男の子。そこにはノートやトイレットペーパーなど、普段は当たり前すぎて意識することのない様々な紙製品が、まるで自分たちの存在に気づくよう訴えかけるかのようにコミカルに動きます。紙の存在に気づいた子どもたちは、自分たちの周りにどんな紙があるのか調べていくと、テレビの部品にも、家具にも、そしてストローにも紙が使われていることを発見します。紙の存在に改めて興味を持った男の子が紙の未来について検索すると、そこには自動車や飛行機の材料となっている姿があります。
そして、一緒に旅行へ行く計画についておばあちゃんに手紙を書く女の子。紙の旅行パンフレットを見て、そこにメモをしながら計画を立てています。そうです、紙が出来ることは増えてきているけど、忘れてはいけないのは昔から親しまれている紙の良さ。紙に書かれた情報は全体が一目でわかりやすくて、しかも紙は気軽に書き込めます。ナレーションでは、紙とデジタルはライバルではなく、それぞれの良さを活かして使い分けることの大切さを訴えます。
最後に地球を見つめる子どもたち。地球の上に重ねた円グラフで、紙の原料の60%以上が古紙であることを紹介します。そして、残りの原料の木材についても、使った分だけ再び木を植えることで、森は減らないのです。子どもたちは苗木と木の絵を持ちながら微笑みあいます。
日本の紙パルプ産業は、これからも地球にやさしい未来を考えていく。
紙は暮らしのエッセンス。
■制作の目的:
日本の紙パルプ産業のサステナブル社会の実現への想い、そしてそれに向けた活動について視覚的に伝えることで、多くの方に日本の紙パルプ産業の実態に対する理解を深めていただくために、本動画を制作いたしました。
■動画尺数:3分5秒
■内容:
日本の紙パルプ産業のサステナブル社会への貢献について、紙のノート上でプレゼンテーションする様子を描写しています。本動画は、「紙片、付箋、手書き文字」など紙を活かした動きでプレゼンテーションを行い、紙ならではの「情報のてざわり感」を伝える演出をしています。
■ストーリー:
あるノートが登場、このノートの上が舞台となり、プレゼンテーションが開始されます。日本の紙パルプ産業の事業活動に関わる3つの領域(生産・経済活動、エネルギー、森林資源・自然資本)が現れ、3つの領域を一つひとつ指でタップすると各領域から紡ぎだされる9つのサステナブル社会への貢献についてのスライドが説明とともに飛び出します。9つのサステナブル社会への貢献についての説明が終わると、3つの領域と9つのサステナブル社会への貢献からなる日本の紙パルプ産業の価値創造モデルがノート上で完成、そして、未来の社会を担う子どもたち。
紙といっしょにサステナブルな社会へ。
国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標 15. 陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
15.1 2020年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。 15.2 2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。 15.3 2030年までに、砂漠化に対処し、砂漠化、干ばつ及び洪水の影響を受けた土地などの劣化した土地と土壌を回復し、土地劣化に荷担しない世界の達成に尽力する。 15.4 2030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。 15.5 自然生息地の劣化を抑制し、生物多様性の損失を阻止し、2020年までに絶滅危惧種を保護し、また絶滅防止するための緊急かつ意味のある対策を講じる。 15.6 国際合意に基づき、遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を推進するとともに、遺伝資源への適切なアクセスを推進する。 15.7 保護の対象となっている動植物種の密猟及び違法取引を撲滅するための緊急対策を講じるとともに、違法な野生生物製品の需要と供給の両面に対処する。 15.8 2020年までに、外来種の侵入を防止するとともに、これらの種による陸域・海洋生態系への影響を大幅に減少させるための対策を導入し、さらに優先種の駆除または根絶を行う。 15.9 2020年までに、生態系と生物多様性の価値を、国や地方の計画策定、開発プロセス及び貧困削減のための戦略及び会計に組み込む。 15.a 生物多様性と生態系の保全と持続的な利用のために、あらゆる資金源からの資金の動員及び大幅な増額を行う。 15.b 保全や再植林を含む持続可能な森林経営を推進するため、あらゆるレベルのあらゆる供給源から、持続可能な森林経営のための資金の調達と開発途上国への十分なインセンティブ付与のための相当量の資源を動員する。 15.c 持続的な生計機会を追求するために地域コミュニティの能力向上を図る等、保護種の密猟及び違法な取引に対処するための努力に対する世界的な支援を強化する。