先行販売スタートから10日間で目標金額の700%を達成!! カンボジア発のサステナブル素材手編みバスケット
株式会社NATURAL VALUEは、サスティナブルな商品を通してよりよい未来を実現するためにブランド“Srolanie(スロラニエ)”を設立。その最初のプロダクトを クラウドファンディングMakuakeで先行販売 したところ、開始2日目で目標金額の400%超を達成。
Srolanie(スロラニエ)は、クメール語で Love を意味する「Srolanh」が語源。Loveをテーマに、“my dear - 私をつくるもの - ”をコンセプトにしたブランドです。この挑戦を通じて実現したいストーリは3つ。
・環境破壊につながる草を生まれ変わらせた、サスティナブルブランド。
・カンボジアの農村部に暮らす女性達が、心を込めて作った商品。
・ものづくりを通して目指すのは、「みんながイキイキ輝く社会」。
その原点にあるのは、代表の吉田南美が、19歳の時のバックパッカーの旅で運命的に出会ったのが、カンボジアの孤児院のこどもたち。貧しい環境の中でも、日々の小さな幸せを発掘する達人達。そのくしゃくしゃになった笑顔に、ぎゅうっと胸を鷲掴みにされ、この瞬間からカンボジアの人々の虜になっていました。
そこから、認定NPO法人GLOBE JUNGLE として、カンボジアでの社会課題の解決に取り組む活動に注力してきました。
そうして「カンボジアが今抱えている問題」に取り組む中で、いつかこの支援のループを終える事ができて、彼らが自分たちの力で自立した生活ができるような未来をつくりたい!という思いに至ります。
そして“終わりある支援”を実現するために、村の女性達に仕事を提供する「女性の就労支援工房」を設立します。
この工房で、メインプロダクトとして取り組むのは、地域の湖に自生する、青い悪魔と呼ばれる水草を使って編んだバスケットです。
美しい紫色の花を咲かせるこの草は、ウォーターヒヤシンス(和名:ホテイアオイ)。
一方で、自生力がとても強く、増えすぎると湖に汚水が溜まり、環境破壊に繋がるだけでなく、生き物が暮らせなくなることから、漁業を営む人々が生計を立てることが難しくなり甚大な被害を生んでいます。
その厄介者の水草も、時間をかけてしっかりと天日干しをすることで、独特の光沢感を放ち、またそれを編み込むと充分な強度を持たせることができます。
工房の女性たちによって、自然の素材をひと編みひと編み丁寧に編み込むことで生まれるバスケットは、ひとつひとつ表情の違う世界にひとつのプロダクトになります。
弾ける笑顔の職人達が、和やかな空気の村で作った美しい商品達。ソーシャル的な背景だけではなく商品自体の美しさや誇りある技術が認められ、世界に通用するブランドになるための第一歩を踏み出しました。
このクラウドファンディングの続く6月4日まで、Srolanieの取り組みをより多くのみなさまに知っていただくとともに、その先にあるカンボジアについて興味関心を持っていただくきっかけになればと考えます。引き続きご支援のほど、よろしくお願いします。
Srolanie:https://srolanie.com/
Makuake:https://www.makuake.com/project/srolanie/
詳細は、外務省のホームページにあるSDGs関連サイト【JAPAN SDGs Action Platform】に掲載の「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」にあります。
目標8:包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
この目標では、産業の拡大だけではなく、労働者の権利についても言及されています。
目標8のターゲットは下記の表をご覧ください。
8.1 各国の状況に応じて、一人当たり経済成長率を持続させる。特に後発開発途上国は少なくとも年率7%の成長率を保つ。 8.2 高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上及びイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成する。 8.3 生産活動や適切な雇用創出、起業、創造性及びイノベーションを支援する開発重視型の政策を促進するとともに、金融サービスへのアクセス改善などを通じて中小零細企業の設立や成長を奨励する。 8.4 2030年までに、世界の消費と生産における資源効率を漸進的に改善させ、先進国主導 20 の下、持続可能な消費と生産に関する 10 カ年計画枠組みに従い、経済成長と環境悪化の分断を図る。 8.5 2030年までに、若者や障害者を含むすべての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、ならびに同一労働同一賃金を達成する。 8.6 2020年までに、就労、就学及び職業訓練のいずれも行っていない若者の割合を大幅に減らす。 8.7 強制労働を根絶し、現代の奴隷制、人身売買を終らせるための緊急かつ効果的な措置の実施、最悪な形態の児童労働の禁止及び撲滅を確保する。2025年までに児童兵士の募集と使用を含むあらゆる形態の児童労働を撲滅する。 8.8 移住労働者、特に女性の移住労働者や不安定な雇用状態にある労働者など、すべての労働者の権利を保護し、安全・安心な労働環境を促進する。 8.9 2030年までに、雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業を促進するための政策を立案し実施する。 8.10 国内の金融機関の能力を強化し、すべての人々の銀行取引、保険及び金融サービスへのアクセスを促進・拡大する。 8.a 後発開発途上国への貿易関連技術支援のための拡大統合フレームワーク(EIF)などを通じた支援を含む、開発途上国、特に後発開発途上国に対する貿易のための援助を拡大する。 8.b 2020年までに、若年雇用のための世界的戦略及び国際労働機関(ILO)の仕事に関する世界協定の実施を展開・運用化する。