舞台は白山麓の森、山水の循環を五感であじわうフルコース 『 QINO Restaurant 』10月1日・2日開催
株式会社fabriq とEarthRingは、“木を使い、山を育て、水を守る”というビジョンのもと地域共創プロジェクト「QINO(キノ)」を展開しています。
「木をあじわい、水とひとつになる。森のレストラン」をコンセプトにした“QINO Restaurant”。ここで提供されるメニューには様々な表情があります。山に降り積もる雪。雪がとけて大地に浸透していく水。森林の樹木が吸収する水。川の流れに磨かれ浄化される水。伏流水と湧き水。川から海へと注がれる豊かな水。海から蒸発して生まれる雲。これらすべての循環から水は生み出されています。そんな水の循環を食という体験を通してあじわって頂くレストランがQINO Restaurantです。石川県霊峰白山の森を舞台に、7人の地元シェフと世界的アーティストがコラボレーションします。
諏訪綾子
石川県生まれ。2006年よりfood creationの活動を開始。欲望、好奇心、進化をテーマにした食に関する作品をパフォーミングアート、インスタレーション、ダイニングエクスペリエンスなどの手法で数多く発表。本能的な無意識の感覚に訴えることのできる表現の媒体として「食」を扱い、感情、記憶などの内在する感覚を「あじわい」で伝えることで、体験者に新たな問いや発見をもたらす作品が特徴。
参加シェフ
井上孝幸 / 一里野高原ホテル ろあん 料理長
北村祐子 / 一里野温泉 岩間山荘 女将
高木啓介 / 山の香りただよう宿 ふらり 店主
関 直斗 / 和田屋 料理長
林 恵子 / 白山一里野温泉 ホテル牛王印 女将
伊藤 浩佳寿 / 鮨 美浜 大将
北崎 裕 / 茶寮杣径 料理長
1皿目:雪 / 降り積もり 雪解ける 山水
2皿目:土 / 浸透していく 森みち満ちる 山水
3皿目:木 / 吸収されて みずみずしく蓄えられる 山水
4皿目:石 / みがき磨かれて 浄化される 山水
5皿目:田 / わき湧きでる めぐみの 山水
6皿目:海 / なみ波となぎ凪と 豊かな 山水
7皿目:雲 / そしてまた還る めぐり巡る 山水
コロナ禍によって時代の大きな変わり目となった今こそ、 新たな挑戦をはじめます。それは、次の百年にむけてギフトを継承していくこと。 霊峰白山に降った雨や雪どけ水は、この地域の伏流水となり百年の時間をかけて、地中で磨かれ地上へと湧き出ると言われています。それは、百年前のこの地にあった自然や人々からのギフトを、今頂いているということ。この豊かで美しいギフトを次の百年後へと引き継いでいくことがQINO Restaurantの想いです。そんな遠い未来を見据えて今目の前にある一年、そしてまた一年と、毎年発展しながら開催される特別な体験を創っていきます。 百年後には世代を超えて引き継がれ、 この地の「風習」となっていくことを願って。
会場 / 住所
ハーブの里・響きの森ミントレイノ敷地内森林
石川県白山市女原甲58
日時/席数
2022年10月1日(土)10:00-12:30/20席限定
2022年10月1日(土)14:00-16:30/20席限定
2022年10月2日(日)10:00-12:30/20席限定
2022年10月2日(日)14:00-16:30/20席限定
対象年齢 中学生以上
※雨天時は敷地内ガラスハウス内にて実施
私たち、東京のクリエイティブチームfabriqによる、石川県白山麓から広がる地域共創プロジェクトです。
2019年に白山麓を訪れた際、地元の方や林業従事者との対話の中から、木は切って使うことにより山は健康を維持し、健康な山が栄養豊富な水を海へ運ぶということを知りました。この循環を持続するための活動と地域の方々の想いに共感し、活動を始めました。「木の使い道に、驚きを。」というスローガンを掲げ、これまで森林環境へのエールになる製品や体験の開発を行ってきました。木のプレミアム炭酸水「QINO SODA」をはじめ、小学校での木育授業「QINO school」、そして未来の森づくりに向けたワークショップ「QINODialogue」などがあります。QINOはこれからも時間をかけて、人と山のかかわりしろが増えるアクションを実現していきます。
・クラウドファンディング:
https://kibidango.com/2194
・QINO Restaurant 予告映像 :
https://youtu.be/ub9JbsL6j0Y
・QINOコンセプト映像 :
https://youtu.be/rA0memTrmns
・QINO SODA CM:
https://youtu.be/wWfJrQQyP4o
・公式Twitter :
https://twitter.com/QinoProject
・公式インスタグラム:
https://www.instagram.com/qino_project
国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標 15. 陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
15.1 2020年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。 15.2 2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。 15.3 2030年までに、砂漠化に対処し、砂漠化、干ばつ及び洪水の影響を受けた土地などの劣化した土地と土壌を回復し、土地劣化に荷担しない世界の達成に尽力する。 15.4 2030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。 15.5 自然生息地の劣化を抑制し、生物多様性の損失を阻止し、2020年までに絶滅危惧種を保護し、また絶滅防止するための緊急かつ意味のある対策を講じる。 15.6 国際合意に基づき、遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を推進するとともに、遺伝資源への適切なアクセスを推進する。 15.7 保護の対象となっている動植物種の密猟及び違法取引を撲滅するための緊急対策を講じるとともに、違法な野生生物製品の需要と供給の両面に対処する。 15.8 2020年までに、外来種の侵入を防止するとともに、これらの種による陸域・海洋生態系への影響を大幅に減少させるための対策を導入し、さらに優先種の駆除または根絶を行う。 15.9 2020年までに、生態系と生物多様性の価値を、国や地方の計画策定、開発プロセス及び貧困削減のための戦略及び会計に組み込む。 15.a 生物多様性と生態系の保全と持続的な利用のために、あらゆる資金源からの資金の動員及び大幅な増額を行う。 15.b 保全や再植林を含む持続可能な森林経営を推進するため、あらゆるレベルのあらゆる供給源から、持続可能な森林経営のための資金の調達と開発途上国への十分なインセンティブ付与のための相当量の資源を動員する。 15.c 持続的な生計機会を追求するために地域コミュニティの能力向上を図る等、保護種の密猟及び違法な取引に対処するための努力に対する世界的な支援を強化する。