FCNT製スマートフォン「arrows N F-51C」と「らくらくスマートフォン F-52B」が2022年度グッドデザイン賞をダブルで受賞
FCNT株式会社は、当社製スマートフォン「arrows N F-51C」と「らくらくスマートフォン F-52B」の2つの端末において、このたび2022年度グッドデザイン賞を受賞しましたことをお知らせします。
「arrows N F-51C」は、FCNTのスマートフォン「arrows」のブランドリニューアルに伴い、サステナビリティ時代におけるフラッグシップの再定義を行い、エシカルなライフスタイルへの共感を柱として、生活者と接点を持ち、日本発の世界に誇る携帯電話開発、およびサーキュラー・エコノミーの実現を目指す第一歩として、「arrows N」シリーズを商品化したモデルです。
「らくらくスマートフォン F-52B」は、発売開始より20年を迎え、累計販売台数700万台を突破している、「らくらくシリーズ」のスマートフォンです。端末デザインは富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 時田隆仁)のデザインセンターが担当し、らくらくシリーズの特長でもある「見やすさ・聞きやすさ・使いやすさ」、「健康管理」、「便利で楽しい機能」を追求した、シニアを中心に一人ひとりの使い方に最適化した日本製5G対応スマートフォンです。
FCNTは、一人ひとりが安心して生き生きと暮らせる未来のために、人々の常識を超える発想と先進テクノロジーで、人・物・コトをもっと快適につなぎ、新たな価値を創造してまいります。
arrows N F-51C
外装ケースのみならずリアパネルやスロットキャップなどには再生プラスチックを、カメラフレームやサイドフレームに再生アルミニウムを採用しました。電気電子部品を除く本体総重量の約67%(注1)にリサイクル素材を使用しています。また、IPX5/8の防水性能、IP6Xの防塵性能、国防総省の調達基準(MIL-STD-810H)の23項目にも準拠し、長く使い続けられる耐久性と環境への配慮を両立しています。
個装箱はFSC🄬認証紙やバイオマスインキを採用し、資源回収時を想定した折り畳み容易な構造に設計しました。
今後、環境に配慮したスマートフォンが一般的になったときの指標となることを意識しながら、シンプルで親しみの持てるデザインを目指しました。
■審査委員の評価
スマートフォン本体のみならず、素材選定・加工工程・梱包・修理といった一連のものづくりプロセスから見直しを図った環境配慮型スマートフォン。長期間の使用を前提としたシンプルなデザインとMIL規格に準拠した堅牢性。外装ケースのみならず内部パーツにもリサイクル素材を採用など、この製品での取り組み自体が持続可能な社会へ向けた大きな流れの中で、他の製造メーカーやものづくりをリードしていくのではないかという期待と可能性を大きく感じた点が評価のポイントである。
■グッドデザイン賞 arrows N F-51C紹介ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/53499?token=qA30dSD9Xq
らくらくスマートフォン F-52B
シニア層が把持しやすく親しみやすく/コンパクトなサイズと優しい印象の手に心地良いラウンドフォルムを採用しました。シニア層のデジタル社会参加に寄り添う/選べる2つのホーム画面と指紋認証搭載で、安心な物理ホームキー搭載しております。
また、新生活様式へ適応/マスク越しの声も聞き取りやすいマスクモード、洗浄・除菌ができる洗えるボディとなっています。
デジタル機器の操作が不慣れなシニア層においても、生活の様々な場面で急速に進むデジタル化へスムーズに適応できるように、加齢による身体的な衰えに対する配慮とキャッシュレスなど新しい仕組みへのエントリーを促す、安心と安全を提供することを目的としてデザインしました。
■審査委員の評価
シニア向け5Gスマートフォン。ロングランシリーズ「らくらくホン」シリーズで培われてきた使いやすい基本性能に、選べる2つのホーム画面や指紋認証搭載などでスマートフォンとしての進化も両立したモデルになっている。特にマスク越しの声も聞き取りやすいマスクモードや洗浄・除菌ができることは、ユーザであるシニアの現在の生活事情に寄り添った機能と言える。製品だけではなくサポート体制も手厚く、シニアに安心安全な体験を提供する姿勢が評価のポイントである。
■グッドデザイン賞 らくらくスマートフォン F-52B紹介ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/53505?token=bjE1hSGsAK
グッドデザイン賞は、1957年に開始されたグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価・推奨制度です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞であり、デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
・「arrows N F-51C」紹介サイト
https://www.fmworld.net/product/phone/f-51c/
・「らくらくスマートフォン F-52B」紹介サイト
https://www.fmworld.net/product/phone/f-52b/
・グッドデザイン賞ホームページ
https://www.g-mark.org/award/search?from=&prizeId=&keyword=awardNo%3A22G080453+OR+22G080459
・記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
(注1)本体重量から、バッテリーやディスプレイなどの電気電子部品を除いた部品総重量に対する、リサイクル素材総重量の割合です。
SDGs目標12「つくる責任つかう責任」とありますが、そもそも具体的にはどういったことなのでしょうか?
国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標12. 持続可能な生産消費形態を確保する
12.1 開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。 12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。 12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。 12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。 12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。 12.6 特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。 12.7 国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。 12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフ スタイルに関する情報と意識を持つようにする。 12.a 開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。 12.b 雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。 12.c 開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境 への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。