神々の国 出雲 海ごみゼロプロジェクト
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神々の国 出雲 海ごみゼロプロジェクト 神様のぼり旗でポイ捨てゼロ作戦を展開!延べ約1万7000人が参加!

CHANGE FOR THE BLUE しまね実行委員会は、出雲市や地元の高校生、株式会社DLEと連携し、人気アニメ「秘密結社鷹の爪」の吉田くんが神様に扮したオリジナルデザインを制作、地元高校生にキャッチフレーズを考案してもらい、出雲市内各所でごみ拾い活動やポイ捨て抑制啓発を呼び掛けるイベントを2022年7月~12月にかけ通年で開催しました。

開催概要:神々の国出雲海ごみゼロプロジェクトの一環として神様のぼり旗でポイ捨て抑制ごみ拾い活動を開催
日程:2022年7月~12月
開催場所:出雲市内各所、松江市内各所
参加人数:延べ16,891人
のぼり旗:60枚制作(6種類×10枚)
協力団体:出雲市環境政策課、株式会社DLE、出雲工業高校、出雲西高校など



人気アニメ「秘密結社鷹の爪」の吉田くんが神々の国”出雲”にちなみ神様キャラに変身!のぼり旗のキャッチコピーは地元で環境活動に取組む出雲工業高校の生徒が考案しました。出雲弁を交え、吉田くんらしい”自虐ネタ”も織り交ぜながら考えました。オリジナルのぼり旗はごみ拾い活動やイベント開催時に掲出し、より多くの市民の参加を呼びかけました。


【のぼり旗キャッチフレーズ】
「神々の国海ごみゼロ宣言」「人より海ごみの方が多い…」「拾ってごしてだんだん」
「海ごみ拾ったら良いことあるかも」「海ごみ拾運ジャー」「神様、見ちょーで!」

オリジナル神様のぼり旗を出雲市を中心に掲出し、各所でポイ捨て抑制ごみ拾い活動を2022年7月~12月の半年間実施。特に出雲市内で10月に市と連携して実施した「出雲市18万人ポイ捨て一掃大作戦」では前年より700人以上多い1万6163人が参加、令和元年以降最も多くの市民が参加しました。この他、学生3大駅伝の一つ出雲駅伝のコース上や、多くの漂着ごみがある海岸、島根県内有数の観光地である国宝松江城などでものぼり旗を掲出しごみ拾いを実施し、高校生やボランティア団体など幅広く参加し、より多くの市民、県民、観光客に海洋ごみゼロ啓発を行いました。

【主な活動事例】
・海岸ごみ調査ごみ拾い @出雲市大社町湊原海岸 8月 参加17人
・出雲市18万人ポイ捨て一掃大作戦 @出雲市内全域 10月 参加16,163人
・出雲駅伝ごみ拾い @駅伝コース上 10月 参加37人
・西浜海岸清掃 @出雲市湖陵町 10月 参加150人
・国宝松江城ごみ拾い @松江市松江城 9月 参加30人
・TSKエリ8祭りごみ拾い @松江市  8月 参加115人 など

参加者からは、出雲弁を交えたのぼり旗に「親近感があり、より心に響いた」などの声をいただき、また制作に携わった高校生は「高校生活の刺激になった。後輩たちも引き継いでいってほしい」とコメントしています。CHANGE FOR THE BLUE しまね実行委員会は次年度以降、さらに活動をバージョンアップし、海洋ごみゼロに向けた意識向上と実現に向け、活動を続けていく予定です。

団体名称:CHANGE FOR THE BLUE しまね実行委員会
URL:https://shimane.uminohi.jp/
活動内容:島根県内を中心に海洋ごみの清掃活動や調査、啓発イベントなど幅広く開催。

CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/



外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標14 持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
14.1 2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。
14.2 2020年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性(レジリエンス)の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う。
14.3 あらゆるレベルでの科学的協力の促進などを通じて、海洋酸性化の影響を最小限化し対処する。
14.4 水産資源を、実現可能な最短期間で少なくとも各資源の生物学的特性によって定められる最大持続生産量のレベルまで回復させるため、2020年までに、漁獲を効果的に規制し、過剰漁業や違法・無報告・無規制(IUU)漁業及び破壊的な漁業慣行を終了し、科学的な管理計画を実施する。
14.5 2020年までに、国内法及び国際法に則り、最大限入手可能な科学情報に基づいて、少なくとも沿岸域及び海域の10パーセントを保全する。
14.6 開発途上国及び後発開発途上国に対する適切かつ効果的な、特別かつ異なる待遇が、世界貿易機関(WTO)漁業補助金交渉の不可分の要素であるべきことを認識した上で、2020年までに、過剰漁獲能力や過剰漁獲につながる漁業補助金を禁止し、違法・無報告・無規制(IUU)漁業につながる補助金を撤廃し、同様の新たな補助金の導入を抑制する**。 **現在進行中の世界貿易機関(WTO)交渉およびWTOドーハ開発アジェンダ、ならびに香港閣僚宣言のマンデートを考慮。
14.7 2030年までに、漁業、水産養殖及び観光の持続可能な管理などを通じ、小島嶼開発途上国及び後発開発途上国の海洋資源の持続的な利用による経済的便益を増大させる。
14.a 海洋の健全性の改善と、開発途上国、特に小島嶼開発途上国および後発開発途上国の開発における海洋生物多様性の寄与向上のために、海洋技術の移転に関するユネスコ政府間海洋学委員会の基準・ガイドラインを勘案しつつ、科学的知識の増進、研究能力の向上、及び海洋技術の移転を行う。
14.b 小規模・沿岸零細漁業者に対し、海洋資源及び市場へのアクセスを提供する。
14.c 「我々の求める未来」のパラ158において想起されるとおり、海洋及び海洋資源の保全及び持続可能な利用のための法的枠組みを規定する海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS)に反映されている国際法を実施することにより、海洋及び海洋資源の保全及び持続可能な利用を強化する。