洋服の交換・再利用により循環型社会の実現に貢献するイベント「洋服REUSE WEEK&SUSTAINABLE FASHION FES」開催
不要となった衣服を専用BOXで回収する「洋服REUSE WEEK(リユースウィーク)」を実施。集めた洋服は、9月23日(土)開催の服の交換イベント「SUSTAINABLE FASHION FES(サステナブルファッションフェス)」で活用します。
近年、世界中で毎年約3,000億着もの洋服が廃棄処分されており、ファッションロスが深刻な問題となっています。東京建物グループは、「循環型社会の推進」をマテリアリティ(事業との関連性が高い重要課題)の一つとして掲げており、これまでにも廃プラスチックのマテリアルリサイクルや、廃棄物を利用したフラワーアートの制作といったさまざまな取り組みを行ってまいりました。
今回の取り組みでは、世界各国が持続可能な開発目標(SDGs)の推進と達成に向けて意識を高め行動を起こす「GLOBAL GOALS WEEK」(9月15日(金)~9月24日(日))の期間に合わせ、洋服を元の持ち主から新たに必要としている人に届けるとともに、資源としての洋服の再利用を通じて街の彩りとにぎわいの創出に貢献します。洋服回収や服の交換イベントにおいては、シティラボベンチャーズ※の参画企業である株式会社ウィファブリック(本社:大阪府大阪市、代表取締役 福屋 剛)と連携します。
※「シティラボ東京」(東京スクエアガーデン6階)を拠点に活動するサステイナビリティ特化型ベンチャーコミュニティ。
本取り組みのポイント
① 捨てられてしまう洋服を交換会やアート製作などで複合的に活用し、街の彩りやにぎわいを創出
② オフィスワーカーをはじめとしたビルの利用者と協力しながら資源循環に取り組む
③ サステナブルな社会の創造を目指すベンチャー企業とタッグを組み、循環型社会の実現に向けて共創
不要となった衣服を専用のBOXにて回収し、再利用する取り組み。
日時:2023年9月14日(木)~9月21日(木) のうち、平日7:00~20:00
場所:「東京スクエアガーデン」1階オフィスエントランス内
ハンドメイドマルシェ「アートアンドクラフト市」と同時開催。
日時:2023年9月23日(土)11:00~17:00
場所:「東京スクエアガーデン」 地下1階駅前広場(雨天時1階貫通通路)
<FASHION SWAP(ファッションスワップ)>
自分の不要な洋服を1枚持ち込むと1枚お好きな洋服と交換できる洋服の交換会。
回収された洋服を活用し、「無料で交換」することで、資源を有効活用します。
※1枚持ち込み⇔1枚交換(最大10着まで)
※持ち込みのみ、持ち帰りのみも可。持ち帰りは1点100円にて販売。
<RE FASHION MARKET(リファッションマーケット)> ※14:00~17:00に開催
インフルエンサー7名の私物が購入できるフリーマーケット。捨てられてしまう洋服を必要としている方へ届け、廃棄を減らし持続可能な社会に貢献します。
「東京スクエアガーデン」では毎年11月上旬頃から冬季イルミネーションを実施。今年は、イルミネーションのシンボルとなるクリスマスツリーを飾るオーナメントの製作をキメコミアート作家イワミズアサコ氏が担当し、古着や残布、端材を使ったキメコミアート※でツリーに装飾されるオーナメントをイワミズ氏とともに製作するワークショップを開催。回収された衣服がアートに生まれ変わります。
※ 伝統工芸「木目込み人形」より着想を得たオリジナルの技法であり、接着材を使わず、廃材の発泡スチロールなどの柔らかいパネルに様々な色や柄の布の端を丁寧に埋め込むことで仕上げるアート。
イワミズ氏公式HP:https://www.asakoapa.com/
日時:①2023年10月5日(木)17:00~20:00
②2023年10月7日(土)11:00~/12:30~/14:00~/15:30~
場所:①「東京スクエアガーデン」1階貫通通路
②「東京スクエアガーデン」地下1階駅前広場(雨天時1階貫通通路)
所在地 |
東京都中央区京橋三丁目1番1号 |
用途 |
事務所・店舗・交流施設・医療施設・子育て支援施設・駐車場等 |
敷地面積 |
8,131.39㎡ |
延床面積 |
117,460.96 ㎡ |
階数 |
地上24階・地下4階・塔屋2階 |
竣工 |
2013年3月 |
環境配慮型ビルとして、省エネ・創エネ・再エネの導入を行っているほか、ビル内で廃棄されたペットボトルキャップをリサイクルして作られたごみ袋をビル内で活用するなど、資源循環に関するさまざまな取り組みを行っています。
シティラボベンチャーズの参画企業であり、【ファッションをもっと楽しく持続可能なものに】という理念のもと年間3,000億着ものファッション廃棄ロスの問題を解決するべく立ち上がったベンチャー企業。作り手と買い手の想いを紡ぐ場を提供することをミッションに掲げ、主にアパレルのオンラインマッチングプラットフォーム「SMASELL(スマセル)」の運営事業を行っています。「循環型社会形成推進功労者環境大臣表彰」「日経優秀製品・サービス賞優秀賞日経産業新聞賞」等を受賞。
会社ホームページ:https://www.wefabrik.jp/
SDGs目標12「つくる責任つかう責任」とありますが、そもそも具体的にはどういったことなのでしょうか?
国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標12. 持続可能な生産消費形態を確保する
12.1 開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。 12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。 12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。 12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。 12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。 12.6 特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。 12.7 国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。 12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフ スタイルに関する情報と意識を持つようにする。 12.a 開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。 12.b 雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。 12.c 開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境 への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。