『発達障害って何だろう?』自然体験活動から見えてくるもの
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『発達障害って何だろう?』自然体験活動から見えてくるもの 〜「見えない障害」「特質」「個性」正しく捉え、明るい未来に繋げよう〜

多くの現場でインクルーシブな野外体験を子どもたちに提供・指導している専門家 田口眞嗣(たぐちしんじ)氏をお招きし、森遊びなどの野外教育が発達障害に及ぼす影響や変化などを主軸に、多数の事例を含めた講演をおこなう。

長門市でも放課後児童クラブなどで、近年発達障害もしくはグレーゾーンに近いと思われる子どもが増えている。行政からも支援員の対応などについて相談もあり、NPO法人が運営する長門おもちゃ美術館においてもスタッフが対応に苦慮する場合が増えてきた。インクルーシブが欠かせない時代だが、実際にどのように対処すればよいのかなど組織や現場で多くの課題がある。

 

この課題について、NPO法人「人と木」ができることは何だろうかと考えると、自然体験の視点から見えるものや実践から学ぶものがあるのではと思い、講演会とその後の実践をセットに企画した。

 

具体的には、実践的に障害児に効果があるといわれる森遊びが、どのように子どもたちに良い影響を与えるのかを、長年戸外の現場で関わっている専門家に、事例を含めながら講演をしてもらうことから始めたい。同時に、個人セッションでは親御さんの子育てへの具体的なファシリテーターをしている方や、現場で多くのサポートやアドバイザー、カウンセラーをしている専門家にも参加していただき、幅広い視点から講演と分科会を行う。

 

対象児の保護者はもちろんだが、発達障害児に係わる行政や関係者がまず、講演で関心を持ち、効果を理解することで戸外での活動に結び付ける第1歩にしたい。同時に多くの人が発達障害に関心を持ち、どのように関わりを持てば良いか、また障害という枠を取り払えるような見方を広げる機会にする。また、NPO法人「人と木」が目指す「木育」の新しい形を考える講座にする。

 

なお、14日・15日の現場での参加、見学も受け付ける、体験しないと見えないものも多いので、戸外での参加もお勧めしたい。

【日時】2023年10月13日(金)10:00〜16:00
  第一部:講演会10:00〜12:00
  第二部:分科会13:00〜16:00
【第一部参加費】一般4,000円、人と木会員1,000円、当日人と木の会員になる場合3,000円
【第二部参加費】3分科会中、1分科会のみ1,000円/人
【会場】長門市中央公民館  〒759-4101 山口県長門市東深川1326-6
【予約】要予約 https://forms.gle/vECp9nUCyu79ouXM6
【チラシ】
https://prtimes.jp/a/?f=d127663-2-6666121f42f7101c4727c58807d5bbaf.pdf
※講師等の詳細はチラシをご覧ください

【日時】2023年10月14日(土)、15日(日)
【対象】14日:小学校4年生〜大人、15日:年少〜小学校3年生
【参加費】ひと家族につき2,000円(お子様が3人目以降は1人につき500円)
【場所】千畳敷の森 〒759-4402 山口県長門市日置中1138-1
千畳敷にある森で2日限りの森の遊び場や秘密基地をつくります!参加者の想像力を活かしながら毎回おもしろく楽しい遊び場が完成しています。
【予約】要予約
参加希望の方は必要事項を記入して
hitotoki.2016@gmail.com
まで、メールでお申し込みください。
【チラシ】https://prtimes.jp/a/?f=d127663-2-335a57669ad42ee828b579b7165eab22.pdf
※詳細はチラシをご覧ください

外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標 4 . すべての人々への、包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
4.1 2030 年までに、すべての女児及び男児が、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。
4.2 2030 年までに、すべての女児及び男児が、質の高い乳幼児の発達支援、ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。
4.3 2030 年までに、すべての女性及び男性が、手頃な価格で質の高い技術教育、職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。
4.4 2030 年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事 及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。
4.5 2030 年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子どもなど、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。
4.6 2030 年までに、すべての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする。
4.7 2030 年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。
4.a 子ども、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、すべての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。
4.b 2020 年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、ならびにアフリカ諸国を対象とした、職業訓練、情報通信技術(ICT)、技術・工学・科学プログラムなど、先進国及びその他の開発途上国における高等教育の奨学金の件数を全世界で大幅に増加させる。
4.c 2030 年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国における教員養成のための国際協力などを通じて、資格を持つ教員の数を大幅に増加させる。