日本と世界はSDGsをどれぐらい達成できているか?『こどもSDGs達成レポート』が2月16日発売
株式会社カンゼンは、累計30万部突破「こどもシリーズ」の最新刊として『こどもSDGs達成レポート SDGs達成に向けて、何を取り組むべきかがわかる本』を2月16日に刊行しました。
株式会社カンゼンは、累計30万部突破「こどもシリーズ」の最新刊として『こどもSDGs達成レポート SDGs達成に向けて、何を取り組むべきかがわかる本』(秋山宏次郎 監修 、バウンド 著)を2月16日に刊行しました。
2023年は「SDGs」の中間点でした。目標とする2030年のSDGs達成に向けて、今私たちは何を取り組むべきか、こどもたちと一緒に考えるための手引書です。
2015年に「2030 年の達成」を目指して始まったSDGs 。2023 年はちょうどその中間点でした。テレビや雑誌でSDGs を頻繁に取り上げられることを目にしますが、SDSNSDSN(国連持続可能な開発ソリューションネットワーク)が毎年発表する『持続可能な開発報告書20232023(Sustainable Development Report 2023 2023)』によると、17 の目標をのうち世界全体で達成できている目標はひとつもないのが現実です。
本書では、2023 年に発表された「Sustainable Development Report Report(持続可能な開発レポート)」に基づき、それぞれの目標がどれぐらい達成できているかをわかりやすく示します。つまり、未達成のターゲットを見れば、日本が抱える社会の問題が浮き彫りになり、いま何をするべきか、将来何をすべきかを示すことができます。
第1 章では、世界全体、日本を含めた世界の国々がどれだけSDGs の17 の目標が達成に向かっているのかを見ていきます。第2 章では、日本の課題について具体的に触れていきます。またコラム「親子ですぐにできるSDGs 」では、今日から取り組めるS DGs 活動を紹介します。" という言葉が浸透したいまだからこそ、親子一緒に理解をより深められる、一歩進んだSDGs ブックとなります。
第1部 日本と世界のSDGsの達成状況を知ろう
第2部 17の目標の日本の達成状況をくわしく知ろう
目標①貧困をなくそう
達成できていないこと「相対的貧困率」
目標②飢餓をゼロに
達成できていないこと「持続可能な窒素管理指数」など
目標③すべての人に健康と福祉を
達成できていないこと「結核の発生率」
目標④質の高い教育をみんなに
目標⑤ジェンダー平等を実現しよう
達成できていないこと「女性の国会議員の割合」など
目標⑥安全な水とトイレを世界中に
達成できていないこと「安全に管理された衛生サービスを利用している人口」など
目標⑦エネルギーをみんなに そしてクリーンに
達成できていないこと「電気や暖房用のCO₂排出量」など
目標⑧働きがいも経済成長も
達成できていないこと「経済成長率」など
目標⑨産業と技術革新の基盤をつくろう
目標⑩人や国の不平等をなくそう
達成てきていること「高齢者(66歳以上)の貧困率(%)」など
目標⑪住み続けられるまちづくりを
達成できていないこと「公共交通機関の満足度」など
目標⑫つくる責任 つかう責任
達成できていないこと「1人あたりの電子廃棄物の発生量」など
目標⑬気候変動に具体的な対策を
達成できていないこと「1人あたりの輸入品に内包されたCO2排出量」など
目標⑭海の豊かさを守ろう
達成できていないこと「獲った魚のうち廃棄された割合」など
目標⑮陸の豊かさも守ろう
達成できていないこと「レッドリスト指数」など
目標⑯平和と公正をすべての人に
達成できていないこと「報道の自由指数」
目標⑰パートナーシップで目標を達成しよう
達成できていないこと「金融秘密度指数」など
巻末企画「こども食堂支援機構」活動報告
監修 秋山宏次郎(あきやま・こうじろう)
<一般社団法人こども食堂支援機構 代表理事>
SDGsオンラインフェスタ・ソーシャルイノベーションディレクター、企業版ふるさと納税の新たな活用モデル構築検討戦略会議・学識委員。企業から食品の寄付やフードロスを集め全国のこども食堂に200万食以上を提供。大手企業の社員時代から他社や行政に様々な提案をし、内閣府認定の官民連携優良事例(全国5選)など、20以上の新規プロジェクト発起人として多くの案件を実現に導く。その他、大学での授業、講演、執筆活動まで幅広く活動するパラレルワーカー。監修書に『こどもSDGs』『数字でわかる!こどもSDGs』(カンゼン)。
書名:『こどもSDGs達成レポート SDGs達成に向けて、何を取り組むべきかがわかる本』
ISBN:978-4-86255-709-4
監修:秋山宏次郎
著:バウンド
ページ数:136P
判型:A5判
定価:1,540円(本体1,400円+税)
発売日:2024年2月16日
出版社:カンゼン
外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標 4 . すべての人々への、包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
4.1 2030 年までに、すべての女児及び男児が、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。 4.2 2030 年までに、すべての女児及び男児が、質の高い乳幼児の発達支援、ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。 4.3 2030 年までに、すべての女性及び男性が、手頃な価格で質の高い技術教育、職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。 4.4 2030 年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事 及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。 4.5 2030 年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子どもなど、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。 4.6 2030 年までに、すべての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする。 4.7 2030 年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。 4.a 子ども、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、すべての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。 4.b 2020 年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、ならびにアフリカ諸国を対象とした、職業訓練、情報通信技術(ICT)、技術・工学・科学プログラムなど、先進国及びその他の開発途上国における高等教育の奨学金の件数を全世界で大幅に増加させる。 4.c 2030 年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国における教員養成のための国際協力などを通じて、資格を持つ教員の数を大幅に増加させる。