彩ひな(irodori-Hina)
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伝統と地球環境を次世代に繋げていくためのプロジェクト第3弾アップサイクル雛人形「彩ひな(irodori-Hina)」を2月5日(月)より50体限定で販売

一般社団法人アップサイクルは、「株式会社 工房天祥」と共同でアップサイクル雛人形「彩ひな(irodori-Hina)」を制作し、2024年2月5日(月)より販売を開始しました。

業界の垣根を超えた各社が連携し、従来のリサイクルの枠を超えた新たな取り組みを展開する一般社団法人アップサイクル(所在地:大阪市、代表理事 森原 洋)は、「ネスカフェ」や「キットカット」をはじめとする使用後の紙資源や未利用の間伐材を紙糸にアップサイクルするプロジェクト「TSUMUGI」において、日本伝統とのコラボレーション第3弾として、「株式会社 工房天祥(所在地:埼玉県さいたま市、代表取締役 齊藤 大司)」と共同でアップサイクル雛人形「彩ひな(irodori-Hina)」を制作し、2024年2月5日(月)より販売を開始しました。



江戸時代、庶民の間で広まったひな祭りは、別名「桃の節句」と呼ばれ、人形を作り厄災を祓うという日本古来の伝統文化です。平安時代は人形を川に流す行事でしたが、江戸時代に家に飾るものに変化し現在へと続いています。埼玉県さいたま市岩槻は、約400年前から職人が住み着き、良質な水と雛人形の頭の材料となる桐粉に恵まれたことで、人形の町として人形作りの技術が発展してきました。しかし、近年、飾る/収納するスペースがない、リビングに和の雰囲気があわないなどの理由で雛人形を飾る家庭は減少し人形作りの技術だけでなく、ひな祭りの文化さえも失われつつあります。

こうした中、一般社団法人アップサイクルに参画している「ネスレ日本」や「神戸市」らが推進する使用後の紙資源や未利用の間伐材から紙糸を制作するプロジェクト「TSUMUGI」と、人形の町・埼玉県岩槻にある「株式会社 工房天祥」がコラボレーションし、厄を祓い子どもの健やかな成長と幸福を願うひな祭りという伝統文化と地球環境を次世代へつないでいくプロジェクトが発足しました。



ひな祭りに欠かせない雛人形には、「生まれた子どもが健やかで心優しい女性に育つように、そして良いご縁に恵まれ人生の幸福を得られますように」という願いが込められています。
この度、制作したアップサイクル雛人形「彩ひな(irodori-Hina)」は、アップサイクルされた和紙や紙糸といった地球環境に配慮した素材を活用するだけでなく、本体に種が入っているため使用後には捨てずに土に還すことで花を咲かせることができます。「再(Sai)」生された素材と「埼(Sai)」玉の人形の町・岩槻の工房が引き継ぐ伝統文化、未来への種まきから生まれる「彩り」の3つの想いが込められています。
本体には和紙や紙糸、台座には未利用の間伐材が取り入れられ、自然由来で柔らかい印象の雛人形となっています。シンプルなデザインが親しみやすく、モダンな住居に馴染むため、日常生活に溶け込み子どもの成長を見守ります。



アップサイクル素材「TSUMUGI」でできた雛人形です。本体は使用後の紙資源や未利用の間伐材でつくられた和紙が、衣装は和紙を紙糸にして織られた生地が使われています。さらに、紙糸を水引にした飾りも添えられています。
本体の和紙にはお花の種が入っており、使用後に土に還していただくことが未来への種まきになります。
「彩ひな(irodori-Hina)」が、ひな祭りという伝統文化を伝えるとともに、子どもの未来と地球の未来を紡いでいきます。

商品名:彩ひな(irodori-Hina)
サイズ:間口(横幅)20cm×奥行14cm×高さ15㎝
販売価格:4,980円(税込)
数量:50対限定
原産国:日本
企画:株式会社工房天祥、一般社団法人アップサイクル
製作:一般社団法人ヤドリギアート、株式会社さん・おいけ
販売:株式会社工房天祥

「株式会社工房天祥」
●住所 埼玉県さいたま市岩槻区愛宕町10-3
●時間10:00~17:00
●URL https://www.hinamatsuri-kodomonohi.com/

「クラフト & テロワージュ」
●住所 東京都文京区春日1-2-3 メトロ・エム後楽園 2階
東京メトロ 丸ノ内線/南北線 後楽園駅より徒歩1分
都営三田線 水道橋駅より徒歩5分
●時間 10:00~21:00

「ECサイト」
「TSUMUGI」商品の販売やイベント情報等を発信するほか
新規コラボレーションの問い合わせも受け付けています。
https://tsumugi-upcycle.com/

人形の町・岩槻(埼玉県)で、お節句人形の製造販売を50年以上続ける人形工房です。内閣総理大臣賞や通産大臣賞など数々の受賞歴があり、皇室や海外王室へも御献上させていただきました。伝統的な技法で昔ながらの良さを残しつつ、現在の生活様式に合わせたデザインも取り入れ、「永く飾りたいひな人形」「毎年、飾りたくなるひな人形」を作り続けています。

一般社団法人アップサイクルは“現代および将来の世代のために持続可能な社会の実現”を掲げ、日清紡グループのニッシントーア・岩尾株式会社、ネスレ日本株式会社、株式会社工房天祥をはじめとする31の企業や団体(※)からなる企業連携プラットフォームです。※2024年2月2日時点
団体概要
設立日:2023年2月7日
所在地:大阪市中央区本町3丁目
代表理事:森原 洋 (ニッシントーア・岩尾株式会社 繊維事業本部テキスタイル部長)
理事:嘉納 未來 (ネスレ日本株式会社 執行役員 コーポレートアフェアーズ統括部長)
副理事:上田 俊友 (TOPPAN株式会社 関西トッパンアイデアセンター本部長)
副理事:海保 学 (シーエヌシー株式会社 代表取締役)
事務局長:瀧井 和篤 (ネスレ日本株式会社)
WEBサイト:https://upcycle.or.jp

プロジェクト「TSUMUGI」は、使用後の紙資源や未利用の間伐材を紙糸に生まれ変わらせる取り組みです。紙糸は、天然繊維ならではの柔らかさと、軽量性、吸放湿性が特徴で、まるで自然の中にいるようなやさしい肌触りを感じることができます。これまで、ECサイトと後楽園のカフェ「クラフト & テロワージュ」にて、この紙糸を使用したオリジナルTシャツやトートバッグを販売してまいりました。しっかりとした縫製で、みなさまに長く愛用してもらえるようMade in Japanならではの技術が詰まっています。「TSUMUGI」という名前には、わたしたちと地球や社会・地域コミュニティを紡ぐ象徴として手に取っていただきたいという想いが込められています。

SDGs目標12「つくる責任つかう責任」とありますが、そもそも具体的にはどういったことなのでしょうか?

国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標12. 持続可能な生産消費形態を確保する
12.1 開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。
12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。
12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。
12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
12.6 特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。
12.7 国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。
12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフ スタイルに関する情報と意識を持つようにする。
12.a 開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。
12.b 雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。
12.c 開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境 への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。