えらぶ、つかう、めぐらせる
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ユニ・チャーム、“日用品のサステナブルに関する意識調査”を実施。約7割が「サステナブルに関心はあるが、何をしてよいかわからない」と回答

ユニ・チャーム株式会社は、6月5日の「世界環境デー」に合わせ、20代~60代の男女1,500人を対象に“日用品のサステナブルに関する意識調査”を実施しました。

ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原 豪久)は、6月5日の「世界環境デー」に合わせ、20代~60代の男女1,500人を対象に“日用品のサステナブルに関する意識調査”を実施しました。



(1)「世界環境デー」の認知度は35%程度にとどまる。

(2)「衛生用品」(介護用品・生理用品・育児用品・ペット用品)を購入する約7割の方は、「サステナブルな行動」をするために、適切な商品の選び方・使い方・捨て方をしたいと思っている。一方で、「衛生用品」の消費においては、「サステナブルな行動」をしたいという意識はあるものの、何をしたらよいのかわからないと感じている。

(3)回答者の半数は、「サステナブル/持続可能な生活」を意識している。なかでも、「介護用品」を購入する方の約6割が、「サステナブルな生活」に関心をもっている。

(4)「サステナブルな生活」は、「商品の価格はあげてほしくない」「無理なく、自分ができそうなことから取り入れていきたい」などが4割以上を占める。



【調査対象者】 全国の男女20~60代。生理用品(ナプキン・タンポン・月経カップ等)/育児用品(子ども用紙おむつ)/介護用品(大人用紙パンツ)/軽失禁用品・用具(吸水・尿モレケアパッド)/ペット用品(ペットフード・トイレシート・猫砂など)を日常的に購入している人、それぞれ300名、合計1,500名に調査を実施。

【調査期間】  2024年5月10日(金) ~5月13日(月)

【調査方法】  インターネットによるアンケート調査



(1)あなたは6月5日が「世界環境デー」ということを知っていますか。(n=1500)
・「世界環境デー」の認知度※は35%程度にとどまる。 ※「知っている」「名前を知っている程度」の合計。
・内容まで理解する方は5.9%と低いレベルにとどまる。

(2)あなたが普段購入している次の商品について、商品の選び方、使い方、捨て方など「サステナブル/持続可能性を考慮した行動」をしていますか。(n=1500)
・「日用品」(食品、衣服、洗剤)を購入する1割以上の方は「サステナブルな行動」を意識している。
・一方、「衛生用品」(介護用品・生理用品・育児用品・ペット用品)を購入する方は、「サステナブルな行動」の意識は1割未満にとどまる。

・「衛生用品」(介護用品・生理用品・育児用品・ペット用品)を購入する約7割の方は、「サステナブルな行動」のために、商品の選び方・使い方・捨て方などを考えた行動をしたいと思っている。
・一方、「衛生用品」は、多くの方が「サステナブルな行動」の意識はあるものの、何をしたらよいのかわからないと感じている。

(3)あなたは衛生用品(介護用品・生理用品・育児用品・ペット用品)で「サステナブル/持続可能な生活」について、どの程度関心がありますか。(n=1500)
・回答者の半数は、「サステナブル/持続可能な生活」を意識している。
・なかでも、「介護用品」を購入する方の約6割が、「サステナブルな生活」に関心をもっている。
⇒大人用紙おむつは子ども用紙おむつよりも大きさが大きく、ゴミの量も多くなることから、環境負荷を意識する傾向があると考えられる。

(4)あなたは「サステナブル/持続可能な生活」について、どのような考えを持っていますか。(n=1500)
・「サステナブルな生活」は、「商品の価格はあげてほしくない」「無理なく、自分ができそうなことから取り入れていきたい」が4割以上となる。
・環境対応のためには価格や行動に対する負担の少なさを重視している。

・「30代」及び「育児に関わる方」は「サステナブルな生活」について、価格を重視すると推測する。

今回の“日用品のサステナブルに関する意識調査”により、多くの方が「生理用品」「ペット用品」「育児用品」「介護用品」などの衛生用品についてサステナブルな意識を有しており、「今後取り組んでいきたい」と考えているものの、何をしたらいいのかわからないと感じていることがわかりました。 この結果を受けて当社は、特に衛生用品の使い心地と、サステナブルな生活を両立する暮らし方や商品を提案していきたいと考えています。 そこでこのたび、6月5日「世界環境デー」に合わせて、サステナブルをキーワードに「えらぶ、つかう、めぐらせる」を提唱し、当社のサステナブル活動の紹介やゴミを減らす商品の使い方などを紹介するサイトを公開しました。



「えらぶ、つかう、めぐらせる」は当社が考える、今できるサステナブルに気づき、行動に移していくキーワードです。「あなたにも、地球にも、ここちよい暮らし」を目指し、いつもの商品の選び方、ゴミを減らす使い方、使用済み素材の再利用など、今からできるサステナブルを始めるお手伝いをします。
今できるサステナブルを!『えらぶ つかう めぐらせる』サイト:https://www.unicharm.co.jp/ja/csr-eco/ghg.html



本活動をすることは、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記に貢献すると同社は考えています。

12.つくる責任 つかう責任   13.気候変動に具体的な対策を    15.陸の豊かさも守ろう 



SDGs目標12「つくる責任つかう責任」とありますが、そもそも具体的にはどういったことなのでしょうか?

国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標12. 持続可能な生産消費形態を確保する
12.1 開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。
12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。
12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。
12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。
12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。
12.6 特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。
12.7 国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。
12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフ スタイルに関する情報と意識を持つようにする。
12.a 開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。
12.b 雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。
12.c 開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境 への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。