こども社員が考えた「やさしい未来の旅」のアイデアとは…「JAL こども未来開発本部 」 特別動画の公開を開始
JALは小学校3~6年生を対象に開催したワークショップ「JALこども未来開発本部」当日の様子やこどもたちが考えたアイデアを収めた特別動画を公開しました。
JALは、2024年の夏休みに、未来を創造する世代である小学校3~6年生を対象に、サステナビリティについて学び、考案したアイデアをJAL社員に直接提案する共創型のワークショップ「JALこども未来開発本部」を開催しました。このたび、ワークショップ当日の様子やこどもたちが考えたアイデアを収めた「JALこども未来開発本部」ワークショップ特別動画を8月19日(月)よりJAL公式YouTubeにて公開しました。
初回イベントの冒頭では「サステナビリティについて知っている」と答えたこどもは19人中わずか2人でしたが、ワークショップではこどもならではの視点から生まれた疑問やアイデアが続出。最終的には「CAやパイロットの服をリサイクルできる紙で作る」「(ゴミ拾いに参加してもらうために)ゴミ拾いが終わった後に、その都道府県の有名な食べ物をあげる」「飛行機の窓からコップをつくる」「機内食にふぞろい野菜を使う」など一人一人がサステナビリティについて自分なりに考え、自由な「みんなにやさしい未来の旅のアイデア」に昇華していきました。
ワークショップの最後には、こども社員から日本航空 執行役員 カスタマー・エクスペリエンス本部 副本部長 崎原淳子とJAL社員へ直接アイデアを提案しました。
■日本航空 執行役員 カスタマー・エクスペリエンス本部 副本部長 崎原淳子より
近年、オーバーツーリズムをはじめ、旅行者が旅先で環境や地域住民の生活に影響を及ぼす行動が社会問題となっており、サステナブルツーリズムの考え方がより重要視されてきています。JALではこれら社会状況を踏まえ、環境や旅先の観光地にとっても持続可能で心地よい旅をひとつでも増やすべく、サステナビリティに関する情報発信・活動を社内外に向け一層強化しています。
「JALこども未来開発本部」は、大人だけではなく、未来を生きる世代である「こども」が主体となって「みんなにやさしい未来の旅のアイデア」を共に考えるワークショップです。7/23、8/14、8/16の計3回開催で延べ1002組のご応募をいただき、お子さまに対するサステナビリティ教育への期待の高さをうかがうことができました。
当日出てきたアイデアは、大人世代だけでは考えつかないような自由な発想に基づいており、日ごろサステナビリティの実現に向き合う私ども社員も多くの気付きがあったと感じております。お子さまから直接提案を受けたアイデアは、今後JALとして活用できる点がないかを検討し、サステナビリティに関する活動に取り込んでいけたらと考えております。
※8/16の開催は、台風の影響により中止となりました
■企画担当者 日本航空 カスタマー・エクスペリエンス本部 内田彪(ひょう)より
サステナビリティはこれから先を生きるお子さまの世代が主役であるにもかかわらず、なかなかサステナビリティというテーマについて直接対話する機会を持てていないと感じ、今回のワークショップを実施するに至りました。入社2年目の私ですが、今回のような施策を、実際に事業に活かすべく、実現に至ったことは非常に嬉しく思っています。
■飛行機関連のアイデア
海ゴミで飛行機の機体を作る(海ゴミリサイクル飛行機)/飛行高度を上げる/CAやパイロットの服をリサイクルできる紙で作る/飛行機の窓からコップをつくる/機内食にふぞろい野菜を使う/座席のシートから服を作る
■旅先でのアイデア
移動先では地元のルールを守る/人工的に大きく丈夫な木を作ってその木にマンションを作る/海で遊んだ後に足の砂を取るときには、水で洗い流すのではなく、タオルなどで足を拭く/(ゴミ拾いに参加してもらうために)ゴミ拾いが終わった後にその都道府県の有名な食べ物をあげる
・「旅行が大好きで、先週JALに乗った時に(レクチャーで学んだ)窓のシェードをクローズしながら降りました。自分も何かできると思うと嬉しいです。」(小学4年生)
・「最近よく耳にするようになったサステナビリティ。環境や経済などに配慮した活動を行うことで、社会全体を長期的に持続させていこうという考え方をわかりやすく子ども目線で教わることができました。」(小学4年生保護者)
実際にワークショップで使用した、クイズ形式でサステナビリティについて学びながら「みんなにやさしい未来の旅のアイデア」を考えることができるワークシートを以下特設サイトよりダウンロードできます。「#こども未来開発本部」のハッシュタグをつけてSNSに投稿すると、同社にお子さまのアイデアを届けることができます。
●「#かくれナビリティ」特設サイト
https://www.jal.com/ja/sustainability/kakure/
配信先:JAL公式YouTube「JALこども未来開発本部」ワークショップ特別動画
フルバージョン(https://www.youtube.com/watch?v=zRjIcVWELBY&feature=youtu.be)
ショートバージョン①(https://www.youtube.com/shorts/cpxa0x_pC5g?feature=share)
ショートバージョン②(https://youtube.com/shorts/wkvHCOcYq3w?si=d4_mu2fTeWJPGV0p)
外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標 4 . すべての人々への、包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
4.1 2030 年までに、すべての女児及び男児が、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。 4.2 2030 年までに、すべての女児及び男児が、質の高い乳幼児の発達支援、ケア及び就学前教育にアクセスすることにより、初等教育を受ける準備が整うようにする。 4.3 2030 年までに、すべての女性及び男性が、手頃な価格で質の高い技術教育、職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。 4.4 2030 年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事 及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。 4.5 2030 年までに、教育におけるジェンダー格差を無くし、障害者、先住民及び脆弱な立場にある子どもなど、脆弱層があらゆるレベルの教育や職業訓練に平等にアクセスできるようにする。 4.6 2030 年までに、すべての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする。 4.7 2030 年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。 4.a 子ども、障害及びジェンダーに配慮した教育施設を構築・改良し、すべての人々に安全で非暴力的、包摂的、効果的な学習環境を提供できるようにする。 4.b 2020 年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、ならびにアフリカ諸国を対象とした、職業訓練、情報通信技術(ICT)、技術・工学・科学プログラムなど、先進国及びその他の開発途上国における高等教育の奨学金の件数を全世界で大幅に増加させる。 4.c 2030 年までに、開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国における教員養成のための国際協力などを通じて、資格を持つ教員の数を大幅に増加させる。