未来を紡ぐサステナビリティ&ウエルビーイング ハイアットの「ワールド オブ ケア」の取り組み
ハイアット ホテルズ コーポレーションは企業の存在意義を「人をケアすると、人は最高の状態になれる(We care for people so they can be their best.)」というケアの精神に求めています。ハイアットはケアの精神をさらに深め、「ワールド オブ ケア」を目標に、「地球へのケア」、「人へのケア」、「責任あるビジネスへのケア」を推進しています。
ハイアット ホテルズ コーポレーション(本社:米国イリノイ州シカゴ)は、世界6大陸の78カ国で1350軒以上のホテルやオールインクルーシブ施設を展開する世界有数のホスピタリティ企業です。日本国内では、今年6月12日にキャプション by Hyatt なんば 大阪が開業し、9ブランドで21軒のホテルを展開しています。
ハイアットでは、企業の存在意義を「人をケアすると、人は最高の状態になれる(We care for people so they can be their best.)」というケアの精神に求めています。ハイアットはケアの精神をさらに深め、「ワールド オブ ケア」を目標に、「地球へのケア」、「人へのケア」、「責任あるビジネスへのケア」を推進しています。ウエルビーイングに対するハイアットの取り組みは包括的なものであり、お客様や従業員の健康的で幸福な、充実した人生の実現を目指し、常に挑戦し続けています。
ホテル虎ノ門ヒルズ
昨年12月に開業したホテル虎ノ門ヒルズは、世界を舞台にビジネスとレジャーを組み合わせて楽しむ「ブレジャー」旅行客の拠点として、快適で便利な空間とサービスを提供しています。ホテル全客室と料飲施設を含む 館内全てのインテリアデザインは、デンマークのデザイナーユニット「スペース・コペンハーゲン」が担当しました。スカンジナビアの美学と日本の優美が融合した空間には、自然を感じるサステナブルな素材が多用されています。また、客室のバスアメニティにはオーガニックブランドで、環境負荷の少ない容器を起用しているNEMOHAMOを取り扱っています。さらに、全客室では、飲料水を提供する浄水器専用の水栓を備え、環境に配慮したサステナブルな取り組みを行っています。
ハイアット セントリック 金沢
ハイアット セントリック 金沢では、美しい金沢・石川県・日本の自然環境を守る取り組みに力を入れています。例えば、自然環境保護のため、客室は再生可能な缶タイプの飲料水を提供し、PLA(植物由来のプラスチック)製ストローや詰替式アメニティボトルを採用しています。
また、地元・金沢の歴史ある鋳物企業 株式会社金森合金と共同で、館内で使用されたミネラルウォーターのアルミ缶を回収し、巧みな精錬技術でモダンなアルミプレートとカトラリーレスト、エッグスタンドを創り上げるプロジェクトに参画しています。
グランド ハイアット 東京
グランド ハイアット 東京では、日本各地の豊かな食材をメニューに取り入れ、魅力を伝える取り組みを行っています。今年5月には、日本料理「旬房」で提供しているホテルオリジナルのお米「旬房米」の田植えイベントを山形県南陽市にて開催しました。今年で10周年を迎えた「旬房米」はその節目として、農業従事者が減少する中でも、安心安全な食品の継続した提供を目指し、ホテル業界で初となる「スマート農業」機器を導入いたしました(※) 。グランド ハイアット 東京のSDGsの取り組みの詳細はこちらをご覧ください。
(※) ホテル業界としてアグリロボ田植機を用いた米づくりと消費という一貫した取り組み
米NPO団体カルチャーシティ(KultureCity)によると、米国では4人に1人が、自閉症スペクトラム障害、失読症、注意欠陥障害などの感覚障害や目に見えない障害を抱えています。ハイアットが実施した独自調査(※)では、このようなニューロダイバーシティー(神経多様性)を持つ人々とその介護者の90%以上が、今年中に少なくとも1泊の旅行を計画していることがわかりました。ハイアットは、お客様の予約時からチェックアウトまでの旅行をより円滑で充実させるためにさまざまなサービスを提供します。
神経多様性の方に対応したオーダーメイドのケアの提供
調査では介護者の約70%および神経多様性を持つ旅行者の半数以上が、より良いサービスを受けるためにホテル予約時に自身または同行宿泊者の神経多様性を明らかにすると回答しました。ハイアットは従業員のスキルトレーニングを推進し、神経多様性を持つ人々の理解と包摂を高めるためのコースを提供しています。今年中にさらに多くの施設でこの取り組みを拡大することを目指しています。
より正確なホテルイメージの提供
神経多様性を持つ回答者の50%以上が、旅行体験をしやすくするためにホテルの充実したビジュアルレイアウト(3Dバーチャルツアー、フロアプランなど)を求めています。ハイアットの一部のホテルでは、このニーズに対応し業界標準を超えたホテルの3Dバーチャルルームツアーを提供しています。
柔軟な宿泊体験の提供
介護者の60%以上が、事前に宿泊する部屋の詳細を把握できることを望んでいます。廊下の端、最上階、エレベーターから遠い、忙しい通りに面していない部屋など個々のニーズに合った部屋を選べることは、神経多様性を持つ旅行者と介護者が共通して重視する点の1つです。ハイアットは、旅行者に部屋の種類、アメニティ、さらには部屋の場所を選ぶ柔軟性を提供し、旅行体験を大きく向上させることを目指しています。Hyatt.comやWorld of Hyattアプリで予約する際に、お客様や会員は部屋の場所などをリクエストすることができます。
この他にも、神経多様性を持つ方が希望される宿泊前の密なコミュニケーションや、デジタルチェックイン・チェックアウトのサービスの充実、睡眠をサポートするガジェットを提供などに対応した取り組みを推進しています。
(※)神経多様性者とその介護者1020人を対象に2024年1月25日~2月27日に実施。
SDGs目標12「つくる責任つかう責任」とありますが、そもそも具体的にはどういったことなのでしょうか?
国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標12. 持続可能な生産消費形態を確保する
12.1 開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。 12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。 12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。 12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。 12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。 12.6 特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。 12.7 国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。 12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフ スタイルに関する情報と意識を持つようにする。 12.a 開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。 12.b 雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。 12.c 開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境 への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。