全国のこども100人が「水辺の課題」を語る、年に一度の国際サミット「森川海街こどもサミット2024」
東京海洋大学水圏環境教育学研究室は「森川海街こどもサミット2024−こども達による「水辺の課題」の発表と交流−」を開催します。
東京海洋大学水圏環境教育学研究室(代表:佐々木剛、住所:東京都港区港南4-5-7)は、全国各地とアジアのこども100人が集い、地域の水辺の課題について発表と交流を行う「森川海街こどもサミット2024−こども達による「水辺の課題」の発表と交流−」を、2024年12月1日(日)東京海洋大学品川キャンパスで開催します。
「森川海街こどもサミット」は、日本唯一の海洋大学・東京海洋大学 水圏環境教育学研究室が主催する、こども達による「地域の水辺の課題」の発表と交流の場です。
サミットでは、全国各地とアジアのこども達が集い、日頃、解決のために取り組んでいる「地域の水辺の課題」を発表。会場にいる大人とこどもが共に、自然と人がつながる社会の在り方を模索します。優秀な発表者には、2025年に東京で開催予定の「アジア海洋教育学会(国際会議)」に、日本代表として参加する権利が与えられます。
さらに、サミット会場では、発表者の水辺の課題を聞き合い、東京海洋大学の大学生や全国のこども達との対話・交流を通し、地域への愛着や有能感、自律性を高めることを目指しています。
現在、全国の小中高生を対象に、「水辺の課題」発表者(最大10組)と、参加者100名を募集しています。
(発表者申込〆切:11/19(火)24:00、参加者申込〆切:11/28(木)24:00)
森川海街こどもサミット2024 −こども達による「水辺の課題」の発表と交流−
■日時 2024年12月1日(日) 13:30〜16:00(受付13:00〜)
・ご挨拶(東京海洋大学副学長 婁小波)
・こども達によるプレゼンテーション「地域の水辺の課題」
・東京海洋大学生との対話(対話を通し、自然環境と人間とのつながり、科学的な探究プロセスについて理解を深めます)
・表彰
■会場 東京海洋大学品川キャンパス 白鷹館 1F講義室(会場所在地:東京都港区港南4-5-7)、オンライン
■参加料:無料(発表者は事前審査、交通費補助あり)
■公式サイト:https://oceantown.jp
■公式Twitter:https://x.com/oceantownjp
■主催 森川海街こどもサミット実⾏委員会(東京海洋大学 水圏環境教育学研究室)
■協賛 株式会社福原コーポレーション、Nortekジャパン合同会社
■協力 株式会社花咲爺さんズ
■後援 アジア海洋教育学会
【1】サミット発表者 募集概要
■募集対象:全国の小学生・中学生・高校生であればどなたでも応募可能
※学校、部活、地域団体、個人など区分は問いません
※12/1(日)、オンラインもしくは会場で発表できること
※事前登録していただいた方の中から、10組を選抜いたします
※遠方からの参加者に限り、3組までの交通費補助(1組あたり最大3万円)があります
■登録・参加料:無料
■発表テーマ:日頃、解決のために取り組んている「地域の水辺の課題」について発表して頂きます
■1次審査での登録内容:①発表題名 ②自分と身近な水辺との関わり ③発表概要 ④十字モデルワークシートに対応したプレゼン資料の提出
※1次審査登録のサンプルは申込フォームを参照
■審査基準:
①主体性(自分や周囲の環境の未来の姿を描きながら現実の水辺の課題を主体的に解決しようと取り組んでいること)
②関係価値(身近な水辺と自分達や周囲の人達との関わりについて、大切に思い考え行動していること)
③科学的探究力(探究プロセスが、十字モデルワークシートに対応していること)
■表彰:
・副賞として、資生堂パーラーのお⾷事券・お買物券等を用意しております。また、優秀者には、来年の国際会議「アジア海洋教育学会」にて日本代表として発表する権利が与えられます。
■応募締切:2024年11月19日(火)24:00
■申込フォームURL(Googleフォーム):
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdYlF-hvaWamZ_-NeDu431Dvo8AXmHlMHLe3wkI_HAsiyXdgQ/viewform
【2】サミット参加者 募集概要
■募集対象:地域の水辺の課題に関心のある方(オンライン・会場各50名)
※こどもから大人まで誰でも参加可能
※東京海洋大学生との対話にご参加いただきます
■参加料:無料
■応募締切:2024年11月28日(木)24:00
■申込フォームURL:https://oceantown041201.peatix.com
●日本財団「海と日本プロジェクト」
日本財団、総合海洋政策本部、国土交通省の旗振りのもと、オールジャパンで推進するプロジェクト。海の豊かさを守り、海にごみを出さないという強い意志で日本全体が連帯し、海に関心を持つ人を増やし、海の未来を変える挑戦を実現していきます。
https://uminohi.jp/
■東京海洋大学 教授 佐々木剛
■台湾海洋大学 助理教授/アジア海洋教育学会事務局長 RAY YEN
■ユネスコ‐IOC若手海洋研究者 ECOPs
審査員代表 佐々木剛(東京海洋大学教授/海街コミュニティ・スクール代表)
佐々木剛/岩手県宮古市生まれ。上越教育大学大学院修士課程修了、東京水産大学水産学研究科修了。現在、東京海洋大学教授。日本水圏環境教育研究会理事、海と日本プロジェクトin 東京 理事。アジア海洋教育学会会長。
2007年 東京海洋大学にて文科省現代GP「水圏環境リテラシー教育推進プログラム」担当となり、水圏リーダーの育成に従事しはじめる
2008年 「さんりくESD閉伊川大学校」(岩手県宮古市)立ち上げ
2010年 「水圏環境リテラシー教育推進プログラム」で育成された水圏リーダーと港南中学校(東京都港区)とともに運河学習をスタート
2020年 「ユネスコ海洋リテラシー教育プログラム」メンバーに選出
2021年 「国連海洋科学の10年」の正式プロジェクトに認定
2023年 「東京海洋大学 海街コミュニティ・スクール」立ち上げ
外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標14 持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
14.1 2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。 14.2 2020年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性(レジリエンス)の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う。 14.3 あらゆるレベルでの科学的協力の促進などを通じて、海洋酸性化の影響を最小限化し対処する。 14.4 水産資源を、実現可能な最短期間で少なくとも各資源の生物学的特性によって定められる最大持続生産量のレベルまで回復させるため、2020年までに、漁獲を効果的に規制し、過剰漁業や違法・無報告・無規制(IUU)漁業及び破壊的な漁業慣行を終了し、科学的な管理計画を実施する。 14.5 2020年までに、国内法及び国際法に則り、最大限入手可能な科学情報に基づいて、少なくとも沿岸域及び海域の10パーセントを保全する。 14.6 開発途上国及び後発開発途上国に対する適切かつ効果的な、特別かつ異なる待遇が、世界貿易機関(WTO)漁業補助金交渉の不可分の要素であるべきことを認識した上で、2020年までに、過剰漁獲能力や過剰漁獲につながる漁業補助金を禁止し、違法・無報告・無規制(IUU)漁業につながる補助金を撤廃し、同様の新たな補助金の導入を抑制する**。 **現在進行中の世界貿易機関(WTO)交渉およびWTOドーハ開発アジェンダ、ならびに香港閣僚宣言のマンデートを考慮。 14.7 2030年までに、漁業、水産養殖及び観光の持続可能な管理などを通じ、小島嶼開発途上国及び後発開発途上国の海洋資源の持続的な利用による経済的便益を増大させる。 14.a 海洋の健全性の改善と、開発途上国、特に小島嶼開発途上国および後発開発途上国の開発における海洋生物多様性の寄与向上のために、海洋技術の移転に関するユネスコ政府間海洋学委員会の基準・ガイドラインを勘案しつつ、科学的知識の増進、研究能力の向上、及び海洋技術の移転を行う。 14.b 小規模・沿岸零細漁業者に対し、海洋資源及び市場へのアクセスを提供する。 14.c 「我々の求める未来」のパラ158において想起されるとおり、海洋及び海洋資源の保全及び持続可能な利用のための法的枠組みを規定する海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS)に反映されている国際法を実施することにより、海洋及び海洋資源の保全及び持続可能な利用を強化する。