本気でバナナペーパーを広げるために。877人の名刺を無償でバナナペーパーに変える「877人から始めるバナナ名刺プロジェクト」を始動。
株式会社高速オフセットのKAMIKENチームでは、名刺を無償で作る「877人から始めるバナナ名刺プロジェクト」を企画。まずは877人分の達成に向けて活動を開始します。
株式会社高速オフセット(本社:大阪市西区、代表:島田 智)のKAMIKENチームでは、SDGs17項目すべてに関わる用紙・バナナペーパーの更なる使用拡大を目指し、名刺を無償で作る「877人から始めるバナナ名刺プロジェクト」を企画。まずは877人分の達成に向けて活動を開始します。
選べるデザインは計6種。
●BUSINESS
様々なビジネスシーンで使用できるデザインです。
●CULTURE
バナナペーパー工場のあるザンビア・エンフエ村で見かけた柄や、現地の挨拶言葉「こんにちは」を印字しています。
●NATURE
ザンビア・エンフエ村の風景や、生息する動物のイラストが入ったデザインです。
展示会など対面でのイベント時に募集します。第1回は11月15日(金)開催の「ワンプラネット・ペーパー®・フェス2024」高速オフセットブースにて。
※第2回は未定(決まり次第ご案内いたします)。
※応募の際、個人情報を収集します。個人情報の取り扱いにつきまして、また詳細の応募条件につきましては、現地でご案内する応募フォームの規約をご確認ください。
同社では、「サステナブル紙を使ったワクワクする紙製品で、持続可能な世界を作る」ことをビジョンとした取り組み「KAMIKEN」を進めています。
KAMIKENの取り組みの1つに、普及を進める「バナナペーパー」という用紙があります。
環境面だけではなく、貧困、教育、女性支援にもつながり、SDGs17項目に貢献することができます。
※参考:サステナブルを紙から取り組む。人と地球にやさしいバナナペーパーの魅力を知ろう! ( https://www.kousoku-offset.co.jp/magazine/column-service-20201015/ )
バナナペーパーは高校1年生向け英語の教科書「Power On」(東京書籍発行・文部科学省認定)に題材として登場するなど、徐々に認知が拡大してきていると認識しています。
一方で、展示会やイベント等では「個人的に使用したいが、費用の観点で会社からの許可が出ない」という声を多々お聞きします。
そこで、「個人的にバナナペーパーが好き」という方向けに、普段の名刺とは別に「セカンド名刺」としてバナナペーパーを活用してもらい、バナナペーパーを知る機会を増やしたり、渡すときの手触りを体感してもらえるよう考案されました。
同社がバナナペーパー普及の取り組みをはじめたきっかけは、当時入社3年目だった営業社員の一声でした。廃棄される素材を使うことだけではなく、フェアトレードの観点にも着目し、貧困や教育、女性の雇用支援にもつながる…。
「こんなにも素敵な用紙があるなんて!」
紙を使わないという選択肢ではなく、「使うこと」で、世界の課題解決に繋がることができる。そんな優しく、温かいストーリーに共感し、この紙を広めていくことを決定しました。
また同社は営業活動だけではなく、正しい知識を提供するため「ワンプラネット・ペーパー®協議会(バナナペーパーを推進する団体)」へ入会。また、どのような製品が作れるのかをイメージしてもらうべく、数々のバナナペーパー製品を企画製造しました。そして、2024年1月には当社全体の名刺を順次バナナペーパーに切り替えていくこととなり、社会課題解決に社員全員で関わることができるようになりました。
若手社員1人ではじめた企画でしたが、今ではサステナブル紙全体を研究するチーム「KAMIKEN」として運営。試作品製造や広報・啓発活動を行い、「紙から持続可能な世界を作る」ことを目指しています。
2024年には、「本当にバナナペーパーはザンビア現地のためになっているのか」「安心して企業の皆様にお使いいただける紙なのか」を把握すべく、若手社員が調査ツアーに参加。
商流の確認はもちろん、現地で働く職員から「この仕事を本当に誇りに思っています」という声を聞き、サステナブルなアプローチだけではなく、人々に新たな価値をもたらしている用紙だということが分かりました。
※参考:【バナナペーパーと私たち vol.1】ザンビア現地視察レポート~茎繊維工場編~
( https://www.kousoku-offset.co.jp/magazine/column-zambia-report/ )
■特許・表彰など
・1986年 毎日新聞社とその関連会社の出資により設立
・2008年 FSC®-COC認証(FSC-C020167)取得
・2012年 持ち株会社・毎日新聞グループホールディングスが100%株式を保有する子会社となる
・2015年 ISO14001 認証取得(東京支社、京都営業所)
・2017年 ISO14001 自主運営へ切り替え
・2018年 ショールーム兼新商品開発などを行う「プリントラボラトリー」が誕生
・2020年 バナナペーパー取り扱いスタート
・2023年 ワンプラネット・ペーパー®協議会入会。「エコプロ2023」にて紙研究所を初出展。KAMIKENプロジェクトを本格始動
・2024年 バナナペーパーの原料となる茎繊維をつくるザンビアを現地視察。大阪初開催のワンプラネット・ペーパー®フェスに初出展。子ども環境教育情報紙「エコチル」オフィシャルパートナープログラム2024に参画。小学生向けに工場見学を実施。「877人から始めるバナナ名刺プロジェクト」を開始
■会社概要
会社名:株式会社高速オフセット
本社所在地:大阪市西区北堀江2丁目5番24号 KOUSOKU堀江ビル
https://www.kousoku-offset.co.jp/
SDGs目標12「つくる責任つかう責任」とありますが、そもそも具体的にはどういったことなのでしょうか?
国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標12. 持続可能な生産消費形態を確保する
12.1 開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。 12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。 12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。 12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。 12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。 12.6 特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。 12.7 国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。 12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフ スタイルに関する情報と意識を持つようにする。 12.a 開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。 12.b 雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。 12.c 開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境 への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。