100年続くベーカリーが作るアップサイクル・クラフトビールと生産量0.09%の超希少オーガニック伊予柑が出会った全く新しい伊予柑エールビール「Iyokan Saison」が発売
Better life with upcycleと株式会社MOTTAINAI COCOLOFARMは、従来捨てられてしまっていた伊予柑の皮をアップサイクルした伊予柑エールビール「Iyokan Saison」を販売します。
パンのミミをアップサイクルしてクラフトビールを作るBetter life with upcycle (神奈川県海老名市下今泉1-19-13、代表取締役 梅田高嗣) と、有機JAS認証の伊予柑を栽培する株式会社MOTTAINAI COCOLOFARM(本社:愛媛県松山市、代表取締役 松田龍治・髙岡二郎」)は従来捨てられてしまっていた伊予柑の皮をアップサイクルすることで、フレッシュな香りが閉じ込められた香り高い伊予柑エールビール「Iyokan Saison」(イヨカンセゾン)を1月14日「いよかん」の日より販売します。
(*1)令和元年度データ農林水産省HPおよび農林水産省HP「有機農産物等の格付実績」および「国内における有機JASほ場の面積」をもとに農業環境対策課作成参照
柑橘栽培において、果実がつきすぎることを防ぎ品質を安定させることを目的に、摘果という作業をおこないますが、従来、摘果された柑橘は残留農薬を含むため廃棄されていました。同社は食品ロスを減らしたい、地球や社会や地域・コミュニティーにとって“意味”のある製品を美味しく楽しんでいただきたいという想いから、持続可能な農業の未来を切り開くプロジェクト「IMI」を推進してきました。時間をかけて丁寧に病害虫や雑草対策をすることによって有機農法で伊予柑の生産を実現しました。化学肥料や化学農薬を使用して栽培された伊予柑と異なり、摘果した果物の皮まで廃棄せず使用できます。
この度、食品ロス削減を基本コンセプトにしたクラフトビールブルワリー Better life with upcycle が、農業ロスを減らすだけに留まらず、持続的な農業の実現やお客様にとって価値のある製品・サービスを通じて地方を活性化させるといったプロジェクト「IMI」の趣旨に共感し、有機JAS認証(*1)のオーガニック伊予柑とコラボレーションしたセゾンスタイルのクラフトビール「Iyokan Saison」(*2)を製造することができました。パンのミミをモルトの一部に代替して抽出した麦汁に発酵段階で摘果した伊予柑の皮を浸漬することで爽やかで豊かな伊予柑の風味をまとった飲みやすい仕上がりとなっています。
(*1) 有機JAS認証番号382011021
(*2)分類上は発泡酒
日本の総生産量に占める割合がわずか0.09%(*3)と言われる、非常に希少な有機JAS認証果実を贅沢に使用したフルーツビールは、パンのミミ由来の小麦の柔らかさと、ベルギーのセゾン酵母が醸すブラックペッパーのようなスパイシーなアロマが、青くクリアな伊予柑の柑橘香と複雑なハーモニーを奏でます。また、キレはよく、ほのかに酸味も感じられるリフレッシングな仕上がりとなっています。
(*3)令和元年度データ農林水産省HPおよび農林水産省HP「有機農産物等の格付実績」および「国内における有機JASほ場の面積」をもとに農業環境対策課作成参照
製品名:
伊予柑エールビール「Iyokan Saison」
希望小売価格:630円(税抜き)/本 ※3本入りから
発売日:1月14日(火)
販売チャネル:
ECサイト https://upcycle-beer.com/collections/upcycle
offeeと○○
東京都台東区西浅草2丁目21-5 堀川ビル
Better life with upcycle BD Lab
神奈川県海老名市下今泉1-19-13
港の食卓Mesa
愛媛県松山市住吉2丁目12-19
小谷酒店
愛媛県大洲市東大洲1596 オズメッセ内
「Better life with upcycle」
創業100年のベーカリーがお届けするサスティナブル・ブルワリー。すべての製品に製パンで発生する食パンのクラスト(ミミ)をモルトの一部に代替してクラフトビールの醸造をおこなっています。
社会に優しさと楽しさを提供することを目的に、ベーカリーとブルワリーのクラフトを融合して終わりかけたプロダクトから新しいプロダクトを生み出します。長年にわたって食品をクリエイトするメーカーだからこそ、理念に終始しない、クラフトビールとして純粋な美味しさにこだわります。
(運営母体:株式会社栄屋製パン 代表:梅田高嗣)
ブランド代表 吉岡 謙一 (よしおか けんいち)
長年にわたって製パン業に従事し、生産現場から渉外などを経て経営全体を統括。経済活動に付随した社会課題である食品ロス問題に取り組むべく、社内ベンチャーとして2021年にBetter life with upcycle部門を創設。外部ブルワリーのOEMによりパンのミミをつかったサスティナブル・クラフトビールを2022年にリリース。2024年には自社ブルワリーを設立し、食品メーカーによる近接分野での新たな可能性を示すとともに、アップサイクルというあらたな事業スキームをビジネスモデルとして確立するため、製パン業と醸造業の二足の草鞋で奔走中。
※参考情報:NHK World Japan 「ZERO WASTE LIFE」で本事業を特集/YouTubeで動画公開中、「Bread Crust Brewing」で検索
(https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/shows/2093069/)
株式会社MOTTAINAI COCOLOFARM
持続可能な日本の農業創ることを目的に2022年12月設立。高齢化による農業の担い手の減少、耕作放棄地の増加、さらには、農作物の廃棄ロスの問題といった日本の農業の問題を解決するために、農福連携、様々な企業との協業を実現し、持続的な日本の農業の未来を切り拓くことを目指しています。
プロジェクト「IMI」(意味)は、食品ロスを減らしたい、地球や社会や地域・コミュニティーにとって「意味=IMI」のある製品を皆様に、美味しく楽しんでいただきたいという想いを表しています。
代表取締役 松田 龍治 (まつだ りょうじ)
愛媛県伊予市出身。農業高校を卒業後、ヨーロッパの食文化やワインに興味を持ち松山市内の料理店で7年勤務する。 2021年4月に愛媛県北条地区で就農。
栽培面積420aからスタートし現在630aに規模拡大。農業経営において課題である労働力の確保の問題を福祉事業の力を借り、新たな農業経営の形を目指している。
また、見た目や大きさ等で製品として出荷出来ないものを加工依頼し、伊予柑ジュースの販売を行う。品目は伊予柑を中心に紅まどんな、甘平、せとかなどを栽培している。
SDGs目標12「つくる責任つかう責任」とありますが、そもそも具体的にはどういったことなのでしょうか?
国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標12. 持続可能な生産消費形態を確保する
12.1 開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。 12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。 12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。 12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。 12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。 12.6 特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。 12.7 国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。 12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフ スタイルに関する情報と意識を持つようにする。 12.a 開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。 12.b 雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。 12.c 開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境 への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。