
山梨県の株主としての参画について
山梨県は保有するヒラソル・エナジー株式会社の新株予約権を種類株に転換し、同社の株主として参画することになりました。
山梨県はヒラソル・エナジー株式会社(東京都文京区、代表取締役:李 旻)とのパートナーシップの強化と同社の成長を期待し、保有する新株予約権を種類株に転換し、同社の株主として参画することになりました。同社と山梨県は長期的な連携体制を強化することで、再生可能エネルギーによる自立・分散型エネルギー社会の構築に向けた取り組みを推進します。
山梨県は2019年より同社と共同で太陽光発電の維持管理技術を研究し、技術成果の評価※1 から2020年に同社へ出資し、新株予約権を保有していました。
以降、山梨県内において以下の取り組みや共同研究事業が実施されました。
・2020年~ パネルの故障などで発電性能が低下した県内の太陽光発電設備を取得し、共同研究で培った維持管理技術やデータを活用して性能を再生させ、長期安定稼働を目指す実証実験(※2 2025年2月末完了)
・2023年4月~ 山梨県内の中小規模の既設太陽光発電所の集約・再生を通じて長期安定稼働を目指す「百年ソーラー(R)山梨」の取り組み ※3
・2023年10月~ 山梨県米倉山次世代エネルギーシステム研究開発ビレッジ(Nesrad)での、次世代型エネルギー制御システム(マルチベンダー対応EMS)「ぷらマネ(R)リンク」の実証実験※4
これらの実績より山梨県が保有する新株予約権を種類株に転換し、同社の株主として参画することになりました。
※1:山梨県WEBサイト「米倉山電力貯蔵技術研究サイトに関連する出資に係る記者会見」より引用
https://www.pref.yamanashi.jp/chiji/dekigoto/0205/21_1.html
※2:太陽光発電システムの監視技術「PPLC(R)-PV」の実証実験
https://pplc.co/news/w66e5JHG
※3:既設太陽光発電の集約・再生を通じて長期安定稼働を目指す「百年ソーラー(R)」
https://pplc.co/news/0ebmf9H1
※4:Nesradでの次世代型エネルギー制御システム「ぷらマネ(R)リンク」実証実験
https://pplc.co/news/fRAEOVcd
同社は、百年続く太陽光発電の実現を目指す東京大学発スタートアップです。先端技術とデジタルソリューションの提供により、太陽光発電所の事業的価値と社会的価値を最大限引き出すことを目指しています。発電所の性能再生事業、発電所の集約化運営を推進する百年ソーラー事業、太陽光発電関連のDXソリューションの提供などを行っています。
・社名: ヒラソル・エナジー株式会社
・本社所在地: 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学アントレプレナープラザ501
・代表取締役: 李 旻
・事業内容: 百年ソーラー事業、太陽光発電所の修繕・再生サービス、地域電力支援事業、太陽光発電関連のデジタルソリューションサービス、その他付随する事業
・設立: 2017年2月21日
・HP: https://pplc.co
国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標 7. すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
7.1 2030 年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。 7.2 2030 年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。 7.3 2030 年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。 7.a 2030 年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率及び先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究及び技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。 7.b 2030 年までに、各々の支援プログラムに沿って開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、内陸開発途上国のすべての人々に現代的で持続可能なエネルギーサービスを供給できるよう、インフラ拡大と技術向上を行う。