
循環する未来のために、今できる乾杯を。TOWN CRAFT -まちの未来を考えるビール- / YUKOH SAISON 2025年5月16日発売
「RISE & WIN Brewing Co.」は、誰もが気軽にゼロ・ウェイスト活動に参加できるサステナブルなビールを、三菱地所株式会社とのコラボレーションにより販売します。
日本で初めてゼロ・ウェイスト宣言を行った徳島県上勝町に拠点を置くブルワリー「RISE & WIN Brewing Co.(ライズアンドウィン ブルーイングカンパニー)」は、都心においても資源循環を身近に感じていただくことを目指した、誰もが気軽にゼロ・ウェイスト活動に参加できるサステナブルなビールを、三菱地所株式会社とのコラボレーションにより本年も販売します。
本ビールは、RISE & WINの運営母体である株式会社スペック(本社:徳島県徳島市)と三菱地所が推進する、サステナブルな都市開発の取り組みの一環として実現しました。
また、RISE & WINが掲げるコンセプト「JUST DRINK KAMIKATZ BEER(=美味しいビールを飲むだけで、環境にちょっと良いコトに繋がっている)」に込められた想いを反映し、気軽にビールを楽しみながらより多くの人たちにゼロ・ウェイスト活動を体験し自分事化して欲しいという願いも込められています。
ビールの原料には、TOKYO TORCH常盤橋タワー内で発生した生ごみを、施設内でコンポスト化し、生成した液肥を活用して栽培した大麦「reRise(リライズ)麦(※)」を使用しています。さらに、「reRise麦」と同様に液肥を活用して育てた、上勝町特産の柑橘「柚香(ゆこう)」も加え、資源循環を体現するクラフトビールとして仕上げました。
※reRise:RISE & WINが目指すポジティブな資源循環の仕組み。
「reRise麦」は、株式会社ノンピ(以下ノンピ社)と埼玉県寄居町に所在する梅澤ファームの運営する農園の協力のもと、液肥を元肥として活用した土づくりを通じて栽培されている。
「TOWN CRAFT -まちの未来を考えるビール- / YUKOH SAISON」は、徳島県上勝町産の完熟柚香(※)を贅沢に使用した、香り豊かなセゾンスタイルのクラフトビールです。
ビールのベースとなるセゾンは、キレのあるドライな飲み口と酵母由来のエステルによるバナナのようなフルーティーな香り、クローブを思わせるスパイシーなアロマが特徴的です。
そこに、完熟させた柚香をふんだんに加えることで、柚香本来のまろやかな甘みと、しっかりとした柑橘の風味が重なり、爽やかで奥行きのある味わいに仕上がりました。
フルーティーさとドライな飲み心地が絶妙に調和し、さっぱりとした後味が楽しめる一杯です。
※完熟柚香:収穫後の柚香を籾殻の中で貯蔵し、約4カ月間熟成。追熟させることで甘みが凝縮され糖度が増す。
5月16日(金)から2日間開催される徳島県上勝町主催イベント『Future Beer Garden 2025 ~上勝町×TOKYO TORCH~』にて販売開始いたします。その他、RISE & WIN直営店・オンラインストア、TOKYO TORCH内の一部店舗でも順次販売します。
販売期間:2025年5月16日(金)~なくなり次第終了
販売店舗:
RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store(上勝店)
KAMIKATZ ONLINE STORE(https://shop.kamikatz.jp/)
TOKYO TORCH内の一部店舗
上勝町の魅力を「飲んで・食べて・体験」しながら、都心においても資源循環を身近に感じていただくことを目的としたイベントです。
「Drink to Link(ドリンク・トゥ・リンク)」 Beer Garden=“大人だけ”の楽しみではなく、Future Beer Garden=これから大人になる子どもたちと一緒に「未来のことを考える」 を今年の開催テーマとしており、未来を担う子どもたちのために「今、何ができるか」を考えるきっかけとなる企画を多数ご用意しています。
会場では、上勝町が取り組んできたゼロ・ウェイストの活動を紹介するほか、町内事業者や町のゼロ・ウェイストの理念に賛同するシェフ・ブランドとコラボした特別メニューや特産品が登場します。
また、家族で楽しめるワークショップやトークセッションなど、サステナブルに飲んで・食べて・体験できるコンテンツを提供します。
■イベント概要
日時:2025年5月16日(金)15:00~22:00 / 17日(土)11:00~20:00
会場:TOKYO TORCH Park(東京都千代田区大手町2丁目6-4)
入場料:無料(予約不要)
主催:徳島県上勝町
後援:千代田区
運営:スペック
公式サイト:https://www.kamikatz.jp/event/fbg2025/
同社と三菱地所は、三菱地所グループが掲げる「三菱地所グループの Sustainable Development Goals 2030」に掲げる廃棄物の再利用率と排出量削減に関する目標(※)達成に向けて協業を開始しました。現在は、生ごみを中心にリサイクル・アップサイクルの検討・実証実験を進めており、その中でスペックは、ごみの分別と資源循環を実現する仕組みの構築サポートを実施。具体的には、常盤橋タワー(2021年竣工)内に設置したコンポストで施設から出る生ごみを液肥化し、ノンピ社の協力のもと社近郊農地でその液肥を活用した農作物を育て、収穫された農作物を常盤橋タワーや三菱地所の社食(ノンピ社運営の「SPARKLE(スパークル)」)で提供するなど、スペックがこれまで上勝町の取り組みを参考に実現してきたサステナブルな活動のノウハウを発展させ、三菱地所が抱える生ごみの課題に対して実現可能なソリューションを提案してきました。
※ 廃棄物再利用率 90%と排出量20%削減(2019 年度比/m²あたり)を目標に掲げるとともに、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)では、廃棄物再利用率100%を目指しています。
また、この取り組みは環境配慮と経済活動を両立する次世代のまちづくりとして評価され、昨年8月にForbes JAPAN主催「Xtrepreneur AWARD 2024」の「ローカルインパクト」部門を受賞しました。
『Future Beer Garden 2025 ~上勝町×TOKYO TORCH~』では、この、常盤橋タワー内に設置されているコンポストをご覧いただける企画「reRise TOKYO」見学ツアー(関係者向け、要予約)をご用意しています。
日本ではじめてゼロ・ウェイスト宣言を行った、徳島県上勝町(※)に拠点を構えるブルワリー。
美味しいクラフトビールを仲間とカジュアルに楽しむ、ただそれだけで上勝の美しい環境を守り、社会課題を知る小さなきっかけとなる。RISE & WINはそんな心地良い循環を目指し、ビールを、ゼロ・ウェイスト活動を自分事化するための手段と捉え、上勝の暮らしや体験に根ざした魅力を発信しています。
※上勝町は2003年よりごみの再利用・再資源化に力を入れ、現在では日本屈指のリサイクル率80%以上を実現するに至りました。
HP:https://www.kamikatz.jp/
RISE & WINでは、ビールの製造過程で排出される副産物(モルトかす)をごみにせず微生物分解で液肥化し、その肥料を使って栽培した麦で新たにビールを醸造しています。このようなポジティブな資源循環の仕組み作り(=“reRise”)に積極的に取り組み、これまでの経済活動により失われた環境資源の回復と、創造的な体験価値や文化活動を融合させることで、地球をより良くするソーシャルアクションを起こしていくことを目指しています。
SDGs目標12「つくる責任つかう責任」とありますが、そもそも具体的にはどういったことなのでしょうか?
国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標12. 持続可能な生産消費形態を確保する
12.1 開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する10年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、全ての国々が対策を講じる。 12.2 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。 12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。 12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質や全ての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。 12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。 12.6 特に大企業や多国籍企業などの企業に対し、持続可能な取り組みを導入し、持続可能性に関する情報を定期報告に盛り込むよう奨励する。 12.7 国内の政策や優先事項に従って持続可能な公共調達の慣行を促進する。 12.8 2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフ スタイルに関する情報と意識を持つようにする。 12.a 開発途上国に対し、より持続可能な消費・生産形態の促進のための科学的・技術的能力の強化を支援する。 12.b 雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業に対して持続可能な開発がもたらす影響を測定する手法を開発・導入する。 12.c 開発途上国の特別なニーズや状況を十分考慮し、貧困層やコミュニティを保護する形で開発に関する悪影響を最小限に留めつつ、税制改正や、有害な補助金が存在する場合はその環境 への影響を考慮してその段階的廃止などを通じ、各国の状況に応じて、市場のひずみを除去することで、浪費的な消費を奨励する化石燃料に対する非効率な補助金を合理化する。