
【入館無料】東京湾の貴重な自然環境を守る「谷津干潟の日フェス」開催
ラムサール条約に登録された貴重な干潟で、都市と自然との共生をめざす協働イベント!地球温暖化と干潟の役割を紹介する特別講演会や、「谷津干潟産はちみつ」を使った地元醸造ビールなども販売
千葉県習志野市にある習志野市谷津干潟自然観察センター(指定管理者:谷津干潟ワイズユース・パートナーズ、代表企業:西武造園株式会社)は、東京湾の最奥部に残された約40ヘクタールの貴重な⼲潟『谷津干潟』に隣接し、身近な自然に親しみ、学ぶことのできる施設です。
『谷津干潟』には、水鳥をはじめ、ゴカイ・貝・カニ・プランクトンなどたくさんの生きものが生息しており、特に、シベリアやアラスカなど北の国と東南アジアやオーストラリアなどの南の国を行き来するシギやチドリなどの水鳥にとって、渡りの中継地として大変重要な場所となっています。
2025年6月7日(土)・8日(日)の2日間にイベント「谷津干潟の日フェス」を開催!
1993年6月10日に、この『谷津干潟』がラムサール条約登録湿地に指定されたことを記念し、1997年に「谷津干潟の日」と宣言、以後毎年6月に記念イベントを開催しています。「谷津干潟の日フェス」の2日間は、谷津干潟自然観察センターの入館料金が特別に【無料】となるほか、記念式典をはじめ、ボランティア・関係団体による展示やプログラム、地域の品物が揃う模擬店など、貴重な『谷津干潟』をみんなで見て・触れて・食べて、五感をつかって満喫できる各種催しがお楽しみいただけます。
https://www.seibu-la.co.jp/yatsuhigata/
開催日時:2025年6月7日(土)・8日(日)10時~15時30分
会場:習志野市谷津干潟自然観察センターおよびセンター前広場
(所在地:千葉県習志野市秋津5-1-1)
交通アクセス:
JR京葉線「新習志野」駅または「南船橋」駅から、徒歩約20分
京成本線「谷津」駅から、徒歩約30分
JR総武線「津田沼」駅から
・京成バス乗り場7番「新習志野駅」行、「津田沼高校」下車、徒歩約10分
・京成バス乗り場10番「谷津干潟」行、終点下車、徒歩約15分
主催:習志野市、谷津干潟ワイズユース・パートナーズ(指定管理者)
事業主体:2025年度谷津干潟の日運営委員会、谷津干潟ワイズユース・パートナーズ
後援:関東地方環境事務所、千葉県
協賛:京成バス株式会社、京成バス千葉セントラル株式会社、谷津商店街協同組合、オービックシーガルズ、谷津サンプラザ商店会
記念講演会「地球温暖化と干潟の役割」
国連ニューヨーク本部で勤務され、環境審議官として発展途上国の水インフラの指導を行うほか、関連業界紙や専門誌、海外メディアへの寄稿や数多くの講演等に携わっている水の専門家・吉村 和就氏をお招きし、地球温暖化と干潟の役割について無料の記念講演会を実施します。
※小学校3年生以上が対象の内容となります
開催日時:2025年6月8日(日)10時30分~11時45分
会場:谷津干潟自然観察センター レクチャールーム
料金:無料
定員:80名(先着順・事前申込制)
申込方法:谷津干潟自然観察センターの窓口またはお電話(047-454-8416)、WEBフォームからのいずれかにてお申込みください。
講師:吉村 和就(よしむら かずなり)氏
長年、大手エンジニアリング会社にて営業、開発、市場調査、経営企画に携わる。国の要請により国連ニューヨーク本部に勤務、環境審議官として発展途上国の水インフラの指導を行ない、その間多くの講演(英語、日本語)をこなし、また、関連業界紙や専門誌、海外メディアに数多くの寄稿。さらに、NHKクローズアップ現代、TBS,テレビ東京、フジテレビ等で、水問題を国民に判りやすく解説、最近は若手の教育に情熱を注いでいる。
【委員等】
国連テクニカルアドバイザー・水の安全保障戦略機構・技術普及委員長・経済産業省「水ビジネス国際展開研究会」委員・千葉県習志野市国際交流協会会長、日本水フォーラム理事
つまんでとりきれ!MPS(マイクロプラスチックたち)
マイクロプラスチックとは、5mm以下の小さなプラスチック片です。東京湾の最奥部にある『谷津干潟』にも、毎日多くのマイクロプラスチックが海洋ごみとして堆積し、干潟に訪れる渡り鳥をはじめとする様々な生きものや自然環境に影響を与えています。
細かく砕けたマイクロプラスチックをピンセットでつまんで、集めた重さを競い合おう!小さなお子さまでも楽しく参加しながら、海洋ごみの問題について知っていただくためのプログラムです。
開催日時:2025年6月7日(土)・8日(日)13時15分~15時(随時受付)
会場:谷津干潟自然観察センター 館内
料金:無料
※ピンセットを使える方ならどなたでも参加可能(小学2年生以下は保護者同伴)
「谷津干潟産はちみつ」を使った地元醸造クラフトビールの特別販売
谷津干潟自然観察センターでは、スタッフが施設内で「みつばち」を飼育し、環境学習プログラムの開催や、収穫したはちみつを使った商品販売などを行なう「はち育®」の取り組みを実施しています。みつばちは、半径約2~3kmの活動範囲内に咲いている花から蜜を集めるため、『谷津干潟』周辺の貴重な自然環境を”はちみつ”の味わいを通して体感していただくことができます。
開催日時:2025年6月7日(土)・8日(日)10時~15時
会場:谷津干潟自然観察センター前広場 市民参加模擬店コーナー内「むぎのいえ」
商品価格:
谷津干潟産はちみつを使ったビール『百花繚乱』 1杯 800円(税込)
オリジナルビール4種飲み比べセット 1,200円(税込)
※なくなり次第終了
市民参加模擬店コーナーでは、他にも習志野ソーセージなどの飲食メニューや、地元作家や団体による手づくりグッズ、千葉工業大学や研究機関等による展示発表などを行います。
「習志野市谷津干潟自然観察センター」は、ラムサール条約登録湿地である『谷津干潟』をはじめ、地域の身近な自然に親しみ、学ぶことのできる施設です。館内からは谷津干潟が一望でき、備え付けの望遠鏡で観察を楽しめます。また、観察フロアにはレンジャーが常駐し、干潟の自然や水鳥観察のご案内、様々な自然体験プログラムを行っています。
入館料:
19歳以上:450円
65歳以上:300円
18歳以下(高校生まで):無料
※65歳以上または18歳以下の方は、年齢が証明できるものをお持ちください
※団体割引・年間パスポートあり
開館時間:
9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:
月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月1日)
交通アクセス:
●電車、バスをご利用の方
京成本線「谷津」駅から徒歩約30分
JR京葉線「新習志野」駅または「南船橋」駅から徒歩約20分
JR総武線「津田沼」駅南口バスのりば
・「谷津干潟行」終点で下車、徒歩約15分
・「新習志野駅行」乗車、「津田沼高校」下車、徒歩約10分
●お車をご利用の方
東関東自動車道利用の場合 「谷津船橋IC」から約1分
京葉道路利用の場合 「花輪IC」から約10分
外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標14 持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
14.1 2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。 14.2 2020年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性(レジリエンス)の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う。 14.3 あらゆるレベルでの科学的協力の促進などを通じて、海洋酸性化の影響を最小限化し対処する。 14.4 水産資源を、実現可能な最短期間で少なくとも各資源の生物学的特性によって定められる最大持続生産量のレベルまで回復させるため、2020年までに、漁獲を効果的に規制し、過剰漁業や違法・無報告・無規制(IUU)漁業及び破壊的な漁業慣行を終了し、科学的な管理計画を実施する。 14.5 2020年までに、国内法及び国際法に則り、最大限入手可能な科学情報に基づいて、少なくとも沿岸域及び海域の10パーセントを保全する。 14.6 開発途上国及び後発開発途上国に対する適切かつ効果的な、特別かつ異なる待遇が、世界貿易機関(WTO)漁業補助金交渉の不可分の要素であるべきことを認識した上で、2020年までに、過剰漁獲能力や過剰漁獲につながる漁業補助金を禁止し、違法・無報告・無規制(IUU)漁業につながる補助金を撤廃し、同様の新たな補助金の導入を抑制する**。 **現在進行中の世界貿易機関(WTO)交渉およびWTOドーハ開発アジェンダ、ならびに香港閣僚宣言のマンデートを考慮。 14.7 2030年までに、漁業、水産養殖及び観光の持続可能な管理などを通じ、小島嶼開発途上国及び後発開発途上国の海洋資源の持続的な利用による経済的便益を増大させる。 14.a 海洋の健全性の改善と、開発途上国、特に小島嶼開発途上国および後発開発途上国の開発における海洋生物多様性の寄与向上のために、海洋技術の移転に関するユネスコ政府間海洋学委員会の基準・ガイドラインを勘案しつつ、科学的知識の増進、研究能力の向上、及び海洋技術の移転を行う。 14.b 小規模・沿岸零細漁業者に対し、海洋資源及び市場へのアクセスを提供する。 14.c 「我々の求める未来」のパラ158において想起されるとおり、海洋及び海洋資源の保全及び持続可能な利用のための法的枠組みを規定する海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS)に反映されている国際法を実施することにより、海洋及び海洋資源の保全及び持続可能な利用を強化する。