クリコマ森活っ!
PLANET

森のしごと×地域の人々×肌で知る「クリコマ森活っ!」モニターツアー第2弾参加者募集開始

株式会社UPDATERと栗駒山で持続可能な林業を行う株式会社KURIMOKUは、NPO法人エコラ倶楽部の協力のもと、「森と地域をテーマにした『クリコマ森活っ!』」モニターツアー第2弾の参加者募集を開始しました。

社会課題をオモシロく解決する企業、株式会社UPDATER(所在地:東京都世田谷区、代表取締役:大石英司)と栗駒山で持続可能な林業を行う株式会社KURIMOKUは、NPO法人エコラ倶楽部の協力のもと、「森と地域をテーマにした『クリコマ森活っ!』」モニターツアー第2弾の参加者募集を開始しました。
『クリコマ森活っ!』は、宮城県栗原市で製材・林業を行う株式会社KURIMOKUの日常に入り込み、森林整備や薬剤を使わない燻煙による製材の方法を学べるモニターツアー。林業×ローカル体験×学びをテーマに、林業の皆さんとの懇親会など“どローカル”な体験ができる同社だけの特別ツアーです。
開催は2025年6月26日(木)・27日(金)の1泊2日で、くりこま高原駅集合・解散。費用は2万8000円(宿泊・朝夕食込)です。今回は、より多くの方に継続的な参加を促すため、実費負担の有償型とし、森林の課題を楽しく体験しながら学べるプログラムを企画しました。



日本の森は、静かに、しかし確実に疲弊しています。戦後に一斉に植えられた人工林は今、伐り時を迎えながらも放置され、手入れのないまま光を失い、生きものも減り、災害のリスクさえ高めています。そんな現実を変える鍵は、実はとてもシンプル。「伐って、使い、また育てる」こと。つまり、国産の木をもっと日常で使い、森に人の手と目を戻すことです。 宮城県栗原市のKURIMOKUは、木を育て、伐り、使い切る。そんな森との対話を実直に続けてきた製材会社です。薬剤を使わず木の個性を生かす乾燥技術、端材までも活かす循環の仕組み。そして、山に入り、汗をかきながら木を整える日々。そうした姿勢に共感し、2019年から再エネ電力「みんな電力」を届ける同社は、KURIMOKUと共に森の現場に入りました。社員研修という形で、都市から来た人々がのこぎりを持ち、枝を払い、地元の人と語り合う体験を続けてきたのです。
今回のツアーは、その延長線上にあります。ただの体験イベントではなく、2日間を通して、枝打ちや除伐の作業をしながら、林業に向き合う地元の人々と過ごし、夕暮れにはどこか懐かしい昭和の大宴会で語り合う。笑って、汗をかいて、でもふとした瞬間に、森の現実が胸に残る。「楽しい」から始まり、「深く知る」へつながる。そんな“没日常”を届けたいと思います。



対象
・地域に関わる一歩を探している方
・体験を通して森の現状を知りたい方
・地域のリアルな人と本音で話してみたい方
・没日常の体験に魅力を感じる方

体験ハイライト
・KURIMOKU宝来工場見学
 廃校を再活用した再エネ×家具工場。木の命がどう使われるかを知る場所。
・杉の枝打ち体験
 木がまっすぐ育つように、余計な枝を切り落とす。地味だけど重要な作業。
・KURIMOKU林業チームとの大宴会
 地元の人ではなく、現場の人だけが集う。林業の本音を語るフラットな夜。
・刈払い(下草刈り)体験
 育林の核心。木の根元に光と風を届けるための地道な作業に挑戦。
・KURIMOKU製材所見学
 山から出た木が、どうやって柱や家具に変わっていくかを間近で見学。
・温湯山荘宿泊
 源泉かけ流しの温泉と郷土料理が堪能できる、山あいの静かな温泉宿。

実施概要
開催場所:宮城県栗原市
集合場所:くりこま高原駅(現地集合・現地解散)
日程:2025年6月26日(木)〜27日(金)
定員:5~10名(先着順)
参加費:2万8,000円(宿泊・食費・体験費・現地での送迎込み)
対象:20歳以上の方
申込締切:6月11日(水)
申込方法:https://forms.gle/FYKoe9tc8QjqGNHn6

スケジュール
【DAY1|木を“育てる”というリアルに出会う】
10:00 東北新幹線 くりこま高原駅(宮城県) 集合・出発
11:30 昼食(森で地元の美味しいお弁当)
12:30 杉の枝打ち体験(栗駒山)
    -1本の木と向き合い、“木材になるまで”の第一歩を知る
17:00 【温泉・宿泊先】花山温泉 温湯山荘 チェックイン
19:00 KURIMOKU林業チームとの大宴会
    -昭和の宴会場で、現場のプロと語り合う没日常
21:00 温泉と自由時間

【DAY2|地面に近い仕事が、未来の森をつくる】
08:00 朝食
10:00 刈払い(下草刈り)体験(栗駒山)
    -森の成長を助ける“日陰の仕事”に挑戦
12:00 昼食
13:00 KURIMOKU製材所へ移動
13:30 KURIMOKU製材所見学
    -山から下りた木が、柱や家具になるまでの現場を知る
14:30 KURIMOKU宝来工場見学
    -廃校をリノベした再エネ工場で、木の命の出口を学ぶ
16:00 くりこま高原駅 解散

ローカルパーソン

千葉 貴之 (Chiba Takayuki)|株式会社KURIMOKU
祖父・父の代から林業に携わっており、幼いころから自然と林業の現場に親しむ。現在は自らも林業・製材の仕事に従事し、安心・安全な本物の木を届けることで、次の世代に豊かな自然を受け継ぐべく日々奮闘中。



2021年10月1日にみんな電力株式会社より社名変更。ソーシャル・アップデート・カンパニーとして、法人・個人向けに SXサービスを提供する。独自の特許ブロックチェーン技術を活用し、世界で初めて電力トレーサビリティを商用化した再エネ事業「みんな電力」は、国内トップクラスのプラットフォームとなっている。「顔の見えるライフスタイル」の実現のため、ウェルビーイング事業「みんなワークス」、エシカル調達事業「TADORi」などを展開。第4回ジャパンSDGsアワード内閣総理大臣賞、2021年度 NIKKEI 脱炭素アワードにおいてプロジェクト部門大賞など受賞歴多数。

株式会社UPDATER会社概要
所在地: 東京都世田谷区三軒茶屋2-11-22 サンタワーズセンタービル8F
代表取締役: 大石 英司
設立: 2011年5月25日
資本金: 14億497万8千円(資本準備金 21億3,917万8千円) ※ 2025年3月31日現在
事業内容: 脱炭素事業「みんな電力」ほかウェルビーイング、生物多様性等のSXサービスを展開
コーポレートサイト : https://www.updater.co.jp/



国際連合広報センターサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

目標 15. 陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
15.1 2020年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。
15.2 2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び再植林を大幅に増加させる。
15.3 2030年までに、砂漠化に対処し、砂漠化、干ばつ及び洪水の影響を受けた土地などの劣化した土地と土壌を回復し、土地劣化に荷担しない世界の達成に尽力する。
15.4 2030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。
15.5 自然生息地の劣化を抑制し、生物多様性の損失を阻止し、2020年までに絶滅危惧種を保護し、また絶滅防止するための緊急かつ意味のある対策を講じる。
15.6 国際合意に基づき、遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を推進するとともに、遺伝資源への適切なアクセスを推進する。
15.7 保護の対象となっている動植物種の密猟及び違法取引を撲滅するための緊急対策を講じるとともに、違法な野生生物製品の需要と供給の両面に対処する。
15.8 2020年までに、外来種の侵入を防止するとともに、これらの種による陸域・海洋生態系への影響を大幅に減少させるための対策を導入し、さらに優先種の駆除または根絶を行う。
15.9 2020年までに、生態系と生物多様性の価値を、国や地方の計画策定、開発プロセス及び貧困削減のための戦略及び会計に組み込む。
15.a 生物多様性と生態系の保全と持続的な利用のために、あらゆる資金源からの資金の動員及び大幅な増額を行う。
15.b 保全や再植林を含む持続可能な森林経営を推進するため、あらゆるレベルのあらゆる供給源から、持続可能な森林経営のための資金の調達と開発途上国への十分なインセンティブ付与のための相当量の資源を動員する。
15.c 持続的な生計機会を追求するために地域コミュニティの能力向上を図る等、保護種の密猟及び違法な取引に対処するための努力に対する世界的な支援を強化する。