くるくるカフェ
PROSPERITY

会員企業が施工参加した能登復興ランドリーカフェがオープン

一般社団法人日本オフサイト建築協会が能登半島地震からの復興支援活動の一環として協力した輪島市門前町のランドリーカフェ「くるくるカフェ」が、2026年5月9日(土)にオープンしました。

能登半島地震からの復興支援活動の一環として、一般社団法人日本オフサイト建築協会の会員企業である株式会社クリエイト礼文が施工に参加し、同協会が協力した輪島市門前町のランドリーカフェ「くるくるカフェ」が、2026年5月9日(土)にオープンしました。
本プロジェクトは、一般社団法人NOTOTO. が主体となり、能登半島地震で廃業した地域唯一のコインランドリーの代替施設を確保しつつ、住民が気軽に集える交流拠点を整備することを目的として推進されました。



2024年1月1日に発生した能登半島地震により、輪島市門前町では地域唯一のコインランドリーが廃業。仮設住宅での生活が続く中、「洗濯物が乾かない」という日常の困りごとと、「誰かと気軽に話せる場所がほしい」という住民の切実な声を受け、一般社団法人NOTOTO.と總持寺通り商店街がランドリーカフェ設立を決意しました。
資金調達はクラウドファンディングサイト「READYFOR」を通じて行われ、のべ601名から10,066,000円(目標額1,000万円)の支援を達成。これに加え、企業からの協賛金・公的補助金・NOTOTO.の自己資金も活用して整備されました。



同協会は本プロジェクトに「協力」として参画。会員企業である株式会社クリエイト礼文が施工を担当し、オフサイト(工場製作)建築の知見を活かした建設が実現しました。
同協会は、仮設住宅・災害対応施設へのオフサイト建築技術の活用を積極的に推進しており、今回のプロジェクトはその具体的な実践事例となります。



施設名:くるくるカフェ(ランドリーカフェ)
所在地:石川県輪島市門前町門前1944(禅の里交流館隣)
オープン日:2026年5月9日(土)
※5月中、カフェは金土日のみ営業/ランドリーは木曜定休
※6月よりカフェは通常営業
営業時間:10:00〜17:00(木曜定休)※ランドリーは6月から営業時間延長予定
主な設備:
【ランドリー】大型洗濯機1台・乾燥機2台・洗濯乾燥機1台
【カフェ】テーブル席4つ(8〜10名対応)ドリンク・軽食提供
【屋外】芝生スペース・パラソル(6月下旬設置予定)
設計・施工:
設計監理 株式会社ENN
施工 株式会社家元、株式会社クリエイト礼文(当協会会員)

「くるくる」に込めた想い
洗濯機・乾燥機で洗濯物がくるくる回っている間に、地域の方々がおしゃべりをしたり、お茶を飲んだり、地域外の方との交流が生まれたりと、交流と出会いがたくさんやってくることへの願いを込め、住民と相談のうえ「くるくるカフェ」と命名されました。

地域資源の活用と「みんなでつくるカフェ」
建設費高騰に対応するため、室内カフェカウンター下の塗装や外構のウッドデッキをDIYに変更。地元の若者・商店街メンバー・東京からのボランティアなど延べ43名(うち県外11名)が参加しました。
また、公費解体で発生した古材(古い建具・古民家の床材・料亭の番重)を、古材 create 青組の協力を得てインテリア素材として再活用。地域の記憶を継承する空間づくりを実現しました。



能登半島地震の発生以来、輪島市門前町の住民の方々が、困難な生活環境の中でも地域のつながりを大切に歩んでこられた姿に、私どもは深く敬意を感じてまいりました。今回、NOTOTO.の取り組みに協力させていただく中で、会員企業であるクリエイト礼文がオフサイト建築の技術を生かして施工に携わり、「くるくるカフェ」の誕生に関わることができました。洗濯物がくるくる回る間に、自然と笑顔や会話が生まれる場所になることを、心より願っております。



外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。

11. 包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する

11.1 2030 年までに、すべての人々の、適切、安全かつ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善する。
11.2 2030 年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子ども、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、すべての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。
11.3 2030 年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、すべての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。
11.4 世界の文化遺産及び自然遺産の保護・保全の努力を強化する。
11.5 2030 年までに、貧困層及び脆弱な立場にある人々の保護に焦点をあてながら、水関連災害などの災害による死者や被災者数を大幅に削減し、世界の国内総生産比で直接的経済損失を大幅に減らす。
11.6 2030 年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。
11.7 2030 年までに、女性、子ども、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。
11.a 各国・地域規模の開発計画の強化を通じて、経済、社会、環境面における都市部、都市周辺部及び農村部間の良好なつながりを支援する。
11.b 2020 年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靱さ(レジリエンス)を目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、仙台防災枠組 2015-2030 に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う。
11.c 財政的及び技術的な支援などを通じて、後発開発途上国における現地の資材を用いた、持続可能かつ強靱(レジリエント)な建造物の整備を支援する。