【ゲームを通してSDGsを学ぶ】 「あつ森」で遊びながら地球環境問題を考える特別授業~5つのPで考えるSDGs『地球環境(Planet)』~
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【ゲームを通してSDGsを学ぶ】 「あつ森」で遊びながら地球環境問題を考える特別授業~5つのPで考えるSDGs『地球環境(Planet)』~

小学生がゲームを通じてSDGsを学ぶ特別授業が行われました。大人気のニンテンドースイッチのゲーム『あつまれどうぶつの森』内に水上都市「フローティングシティー」が建設され、【ゲームプレイ+専門家の解説】で環境問題の知識を深めました。

「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。

SDGsは、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げられています。
今の世界を未来に引き継ぐための普遍的な目標として、「誰も置き去りにしない」ということを基本理念にしています。

SDGsの17の目標がありますが、それをさらに5つのキーワードで考えると、理解しやすくなります。

この5つのPは「人間生活(People)」「豊かさ・繁栄(Prosperity)」「地球環境(Planet)」「平和(Peace)」「協働(Partnership)」の5つのカテゴリ-の頭文字をとっており、17の目標をカテゴライズしています。
この記事では、5つのPの内『地球環境(Planet)』について、若年層へ向けた環境問題に対する関心を高める取り組みの事例を紹介します。
地球環境(Planet)
持続可能な消費と生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動への緊急な対応などを通じ、地球を劣化から守ることにより、現在と将来の世代のニーズを充足できるようにする(目標12、13、14および15)
「フローティングシティー」は、気候変動、環境や食料問題などSDGsの様々な問題を解決する可能性のあると言われる水上都市を、実際に南半球に持続可能な水上都市の建設を近い将来目指しているブルーフロンティアズ社Co-Founder監修のもと、2020年12月8日にあつまれどうぶつの森内に制作されました。
(https://the-floatingcity.com)

ゲームを通じて若年層の環境問題への関心を高めつつ、未来に関して考えてもらうコンテンツです。今後、「フローティングシティー」を題材に、SDGsをテーマにした小学校での特別授業の展開も開始されます。
この取り組みを受けて、第一弾として特別公開授業「Special Lessons in ACNH」を2020年12月10日(木)に江東区立第六砂町小学校にて開催しました。
「あつまれどうぶつの森」内に建設された水上都市「フローティングシティー」には、絶滅危惧種をモチーフにしたたくさんのどうぶつたちが暮らしており、ガイドを通じて楽しく学べる要素が盛り込まれています。子どもたちは「フローティングシティー」を訪れ、ゲームを通じて環境問題に触れました。

特別授業では、実際にあつまれどうぶつの森の中に制作された「フローティングシティー」をプレイ体験。島の各施設を見ながら環境の理解を深めていきました。
自然の力で電気を作る風力発電所や、島内で採れたものだけを使った料理が提供されるレストランなど、「フローティングシティー」は本物の水上都市さながらの自給自足の生活をしていることが説明されました。

また、絶滅危惧種の動物たちが住む家に訪れた際はアフリカゾウに話し掛けてみたりと、ゲームを通じて環境問題に触れる仕掛けを楽しみました。ゲームを体験した子どもたちは、魚釣りや虫取りなどのシーンでは大きく盛り上がり、オリジナルの島に驚きながら楽しんでプレイしていました。
特別講師を担当した水産学者の千葉洋明准教授(北里大学 海洋生命科学部 水産増殖学研究室)からは、「現在の環境問題や海洋汚染を防ぐ為に出来ること」の授業を実施しました。
昨今問題となっているCO2の増加によって、地球が悲鳴を上げていることを説明。海がCO2によって温暖化や酸性化していること、魚が乱獲されていることで日本の豊かな海の生態系が撹乱されていることを話しました。

また、近年問題となっている海の廃棄プラスチックごみ汚染にも触れ、2050年にはプラスチックごみが約120億トン以上になる上に、プラスチックが波や紫外線で砕け「マイクロプラスチック」に変化、増加することを説明。
その結果、「海がプラスチックのスープ」になってしまい、魚が絶滅してしまう他、人間にも悪影響を及ぼす可能性もあると述べました。

そして、この海洋汚染を防ぐために私たちができることとして「Reduce」「Reuse」「Recycle」の3つのRや、エコラベルがついている商品を買うことなど、エコライフを心がけることを教えていただきました。

子どもたちからは「日本以外の他の国でも魚が減っていますか?」といった質問が上がり、これに対し千葉准教授は「温暖化によって海水温度が上がることで、寒い所に生息している魚の生息域が狭くなっており、世界全体的に魚の数が減っている」と答えました。

また、本授業を終えた千葉准教授は「ゲームを通じて環境について学ぶことは、とてもいい教育ツールになる」とコメントし、環境問題や未来について考えるきっかけづくりとなりました。

SDGs fanでは、SDGsを企業の経営に活かすために、企業へのSDGs浸透をお手伝いする取り組みとして、SDGsの事例を楽しく学べ、SDGs的思考が身につく『ボードゲームワークショップ』を開催しています。

【ゲームを通して得られるもの】
・SDGsと個人とのつながりを考える場を提供する
・SDGs達成に向け、より具体化・実用化へのアクションへつなげる
・企業が社会課題に対してどのように向き合い事業を展開するか、今後の事業拡大につなげる思考を身につける

「国連人間居住計画(UN-Habitat)」でも取り上げられた、様々な地球環境の問題を解決する可能性があると言われる「水上都市」。

島内には、絶滅危惧種をモチーフにしたたくさんのどうぶつたちが暮らしており、遊びに来るユーザーを出迎えます。豊かな自然の中では、釣りや虫取りなどの様々なアクティビティで遊ぶことが出来ます。虫や魚をとりすぎたユーザーには注意が与えられたりと、随所にゲームを通じて環境問題に触れる仕掛けが施されています。
その他、絶滅種を展示している博物館や、今後失われてしまう食材を学べるレストランなど環境問題や持続可能性について、ガイドを通じて楽しく学べる要素が盛り込んでいます。

ゲームの島の中に建設された水上都市「フローティングシティー」は、現在、実際に環境に配慮した持続可能な水上都市の建設を近い将来目指している、ブルーフロンティアズ社Co-Founder監修の下、制作されています。

ブルーフロンティアズ URL: https://www.blue-frontiers.com/en/
■島に行く方法
特設サイト https://the-floatingcity.com に記載されている、夢番地を確認し、ご自身のプレイ画面から自宅のベッドに横たわり、コードを入力することで島を散策する方法と、ガイドによる案内(予約制)とゆめみをつかって自由に散策する方法の2つがあります。
夢番地コード:DA-8310-5913-5018

■ガイド付きで遊ぶ
島に遊びに行く条件:
・あつまれどうぶつの森のプレイできるNintendo Switchを持っていること
・ゲーム内で飛行場が利用可能であること
・Nintendo Switch Onlineに加入していること
・日本語か英語でのコミュニケーションが可能であること

■自由散策で遊ぶ
島に遊びに行く条件:
・あつまれどうぶつの森のプレイできるNintendo Switchを持っていること
・ゲーム内でゆめみが出現していること
・Nintendo Switch Onlineに加入していること

フローティングシティー概要図

1.エントランススタート位置
2.展望台・撮影スポット
3.風力発電所を見る場所
4.世界の民族衣装をプレゼントする場所
5.魚釣り場
6.魚の養殖場
7.撮影スポット 虫取り場2
8.虫取り場1
9.釣り堀
10.アメリカ大陸のどうぶつの住まい
11.教室 藻場
12.水力発電所
13.果樹園
14.水耕栽培施設
15.レストラン
16.アフリカ大陸・日本・
 南極大陸のどうぶつの住まい

・フローティングシティー
https://the-floatingcity.com
・江東区立第六砂町小学校
・ブルーフロンティアズ
https://www.blue-frontiers.com/en/
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