SDGs目標2「飢餓をゼロに」~日本ケロッグが2021年度において36万食のシリアル無償提供を実施~
SDGs目標2「飢餓をゼロに」(Goal 2: Zero Hunger)達成に向け、シリアル食品の世界シェアトップブランド「ケロッグ」を日本国内で展開する日本ケロッグ合同会社が、フードバンクや子ども食堂などを対象にシリアル無償提供を実施しました。
外務省 SDGsサイト「JAPAN SDGs Action Platform」における「持続可能な開発のための2030アジェンダ 仮訳(PDF)」によると、以下のように記載があります。
目標 2. 飢餓に終止符を打ち、食糧の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
2.1 2030年までに、飢餓を撲滅し、すべての人々、特に貧困層および幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食糧を十分得られるようにする。 2.2 5歳未満の子どもの発育障害や衰弱について国際的に合意されたターゲットを2025年までに達成するなど、2030年までにあらゆる形態の栄養失調を撲滅し、若年女子、妊婦・授乳婦、および高齢者の栄養ニーズへの対処を行う。 2.3 2030年までに、土地その他の生産資源、投入財、知識、金融サービス、市場、および付加価値や非農業雇用の機会への平等なアクセスの確保などを通じて、女性、先住民族、小規模な家族経営の農家、牧畜家および漁師をはじめとする、小規模食糧生産者の農業生産性および所得を倍増させる。 2.4 2030年までに、持続可能な食糧生産システムを確保し、生産性および生産の向上につながるレジリエントな農業を実践することにより、生態系の保全、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水その他の災害への適応能力向上、および土地と土壌の質の漸進的改良を促す。 2.5 2020年までに、国内、地域、および国際レベルで適正に管理および多様化された種子・植物バンクなどを通じて、種子、栽培植物、飼育動物・家畜、およびその近縁野生種の遺伝的多様性を維持し、国際的合意に基づく遺伝資源および伝統的な関連知識の活用による便益へのアクセスおよび公正かつ公平な共有を推進する。 2.a 国際協力の強化などを通じて、農村インフラ、農業研究・普及サービス、技術開発、および植物・家畜遺伝子バンクへの投資を拡大し、開発途上国、特に後発開発途上国における農業生産の強化を図る。 2.b ドーハ開発ラウンドの決議に従い、あらゆる形態の農産物輸出補助金および同一の効果を伴うすべての輸出措置の並行的廃止など、世界の農産物市場における貿易制限や歪みを是正および防止する。 2.c 農産物商品市場およびデリバティブ市場の適正な機能を確保するための措置を講じ、食糧備蓄などの市場情報への適時のアクセスを容易にすることにより、食糧価格の極端な変動に歯止めをかける。
シリアル食品の世界シェアトップブランド「ケロッグ」を日本国内で展開する日本ケロッグ合同会社(本社:東京都千代田区、代表職務執行者社長:井上ゆかり)は、SDGs2(「飢餓をゼロに」)達成などをゴールとしたグローバル食料支援プログラム「Breakfasts for Better Days(TM)」の日本における活動として、年間30万食を目標にシリアルの無償提供を継続しています。 2021 年においては、年間累計約36万食分のシリアルをフードバンクや子ども食堂、高齢者施設、新型コロナウイルスと戦う医療従事者などを対象に無償提供いたしました。
長引くコロナ禍による影響で、食糧を必要としている子供たちが急増する中、保存がきいて、簡便で、おいしく手軽に栄養をとれるシリアルはニーズが非常に高く、多くの喜びの声をいただきました。また、高齢者の方へは、主食がわりにも活用できるオートミールをお送りしたところ、食が細くなるなどの影響から、十分に食事から栄養が摂れず「低栄養」のリスクが高まる中、栄養価に優れ、手軽に主食代わりにアレンジできて、おいしく食べられるなど好評いただきました。さらに、昨年に続き、コロナの対応で医療現場の最前線で戦っている医療従事者のみなさんへの感謝とエールの気持ちを込めてシリアルを寄贈いたしました。
ケロッグでは、ビジネスの成長のみならず、「Breakfasts for Better Days(TM)」を柱とした社会貢献活動を非常に重要な役割として位置付けています。これからも、食のソリューションとしてシリアルの持つ価値を最大限に活用しつつ、様々なBetter Daysの活動を通じて、人々の体と心を満たし、よりよい社会の実現にむけ、尽力してまいります。
フードバンクや子ども食堂への継続的なサポートに加え、地方自治体が推進する食支援プログラムの一環として、災害用備蓄シリアルを滋賀県へ寄贈しました。さらに、活動的なアクティブシニアの段階から本格的な高齢化に備えた食生活へのシフトへ向け、滋賀県内の高齢者施設へオートミールの無償提供など、包括的な食支援活動を展開しています。
10月16日(土)の「世界食糧デー」にあわせ、10月14日(木)~11月14日(日)まで「ケロッグ World Food Day チャレンジ 2021」を実施しました。自宅からも参加できる新しい従業員ボランティアの取り組みとして、運動習慣化支援アプリ"Beatfit"を活用した「バーチャルボランティアプログラム」で、社員が行ったエクササイズ1分をシリアル1食分に換算し、目標の期間合計15,000食の寄付に対し、16,233食の寄付を達成し、子ども食堂への寄贈につなげることができました。
2018年度に日本ケロッグは、2017年12月の厚生労働省における都道府県別の平均寿命の発表において男性の平均寿命が日本一となった滋賀県と、「食と栄養」をキーワードにしたプロジェクトを実施いたしました。滋賀県とミシガン州が姉妹県州であることをきっかけに始まった本プロジェクトは、ミシガン州を代表する健康食品である「シリアル」を活用したユニークな健康プロジェクトです。これは、滋賀県が進める産官共創事業の新しい事例の一つとして、メディア報道などにおいても注目を浴びました。2019年7月、滋賀県と日本ケロッグは、この共創スキームを更に発展させ、滋賀県が進めるSDGs目標と連動させたプロジェクトをスタートさせました。今後もさらなるプロジェクトを展開していく予定です。
【連動プロジェクト例】
(1)子どもの朝食欠食対策:夏の朝食欠食改善+学習支援サポートプログラムの実施
(2)女性の社会進出支援:県内女性管理職を対象とした女性キャリア支援セミナーの実施
ケロッグ社では、食料支援を必要としている世界中の子どもたちやそのご家族にむけ、2025年までに全世界で30億食分の食料寄贈を計画した支援プログラム「Breakfasts for Better Days(TM)」を推進しています。ここ日本では、「子ども」と「シニア」を対象に年間30万食分のシリアルの無償提供を実施しています。2013年よりスタートした「子ども」の栄養サポートプログラムでは、フードバンク「セカンドハーベスト・ジャパン」への製品寄贈に加え、豊島区のNPO法人「豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」が運営する子ども食堂(計3ヶ所)や、足立区「居場所を兼ねた学習支援事業」(計3ヶ所)にむけて、利用している子どもたちが朝食用として自宅に持ち帰ることができるよう、年間20万食分のシリアルを無償でご提供しています。また2018年からは
食品とブランドを通じて、世界に豊かさと楽しさを提供することを使命としています。
1894年にケロッグ社の創設者であるW.K.ケロッグが米国ミシガン州バトルクリークにおいて、保養所の人々のために食物繊維が豊富な穀物を材料に、食べやすく栄養が豊富な食品としてシリアルの原形となる「グラノーズ」を発明してから1世紀以上を経た現在では、180カ国以上で事業を展開する世界的な食品メーカーとなっています。1906年の会社設立から115年にわたりケロッグのシリアルは世界各国においてご支持をいただいております。米国ケロッグ社100%出資の日本法人となる日本ケロッグは1962年に設立されました。1963年の「コーンフレーク」、「コーンフロスト(現:コーンフロスティ)」の発売以来、半世紀以上にわたって、太陽と大地の恵みを受けて育った、玄米、小麦、大麦、とうもろこしなどの穀物のエネルギーと、バランスのよい栄養がたっぷり詰まったシリアルを日本の朝の食卓にお届けすることを通じて、お客様の気持ち良い一日のスタートを応援しています。
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